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Webサイト制作
2019.06.07
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2019.06.07
伊藤 輝翔
WEB CREATION
2016年10月、中途採用でPLAN-Bへ入社。自社DMPの開発を行なうJuicer事業部にて、機能開発、フロントエンド領域を担当。
Googleによってモバイルフレンドリーが推し進められ、Webページの表示速度はSEO対策にとって避けて通れない問題となっています。
今回は今注目のAMP対応について解説していきます。AMPについて初めて耳にした、というWeb担当者の方はぜひこの記事を参考に、ページの表示速度改善に取り組んでみてください。
AMP(Accelerated Mobile Pages)とはGoogleとTwitterで共同開発されている、モバイル端末でWebページを高速表示するためのプロジェクト、またはそのためのフレームワーク(AMP HTML)のことです。
AMPでは、AMPが定義したJavaScriptのみ使えるようになっています。コンテンツリッチ化や広告の呼び出しによって処理を重くさせるJavaScriptの使用を制限することで、動画やアニメーション、グラフィックスなどの高速読み込みを目指すものです。
AMP対応しているサイトは、モバイル検索結果に出てくるトップニュース枠のカルーセルの中にAMP対応した記事コンテンツを表示させることができます。
従来に比べて、ページの読み込み速度が断然早くなるので、ユーザーがサイトを見ている際に、「遅い」と感じることが少なくなり、記事を読み進めることが多くなるのではないかと考えられます。
検索結果直下に大きく領域を取り、表示されるため、クリックされる確率が上がると思われます。さらに、記事がクリックされなかったとしても、カルーセル表示の写真+テキストを見てもらえるので、表示効果を得られるという点も見逃せません。
特に2次でコンテンツ利用を行っているサイトなどは、JavaScriptを多用している場合が多いため、表示できないコンテンツなどが出てくる可能性があります。
【禁止タグ】
img/video/audio/iframe/base/frame/frameset/object/param/applet/embed/form/input/textarea/select/option
【AMPタグ】
現在AMPは、発展途上のため現状のHTMLソースとAMP HTML両方の管理が必要です。
現在、AMPは記事サイトが対象のため、ほとんどの広告配信がほぼGoogleで運営されているサイトであれば問題はないと思いますが、Google以外の広告配信が出来なくなると困るサイトも出てくると思います。
通常、ウェブページにアクセスするとき、リンクをクリックしてからHTMLを読み込み、ページを表示するため、その分時間がかかってしまいます。一方AMPでは、ウェブページのHTMLをあらかじめGoogleあるいはTwitter側でキャッシュすることで、読み込みの時間を大幅に削減する仕組みとなっています。
AMPを構成する主要素としては、以下の3つがあります。
【注意点】
※通常のHTMLのように%やautoなどを指定することはできません。レンダリング速度を高速にする代償といったところでしょうか。
AMPHTMLはHTMLなのでCSSもかけますが、headタグ内に記述のみOKでamp-custom属性が必要です。
AMPは今後検索エンジンにも影響するといわれています。AMP対応ページも多く出てきており、Googleが推進していることもあり、注目を浴びています。
メリットも大きく、ストレスレスでサイトを見ることができるので、滞在時間や回遊率の向上が見込めるのでサイト改善にも役立ちます。
一方で、動的ページには向いておらず、記事ページ以外には対応していない現状なので、利用できるシーンは限られています。また、AMPに対応することによってページのデザインも多少制約されてしまうので、今後の発展に期待したい技術の1つです。