フジテレビジュツの仕事

梅沢富美男のズバッと聞きます!

2018年4月〜 
毎週水曜日 22:00~22:54

  • 美術プロデューサー:平井 秀樹
  • アートコーディネーター:内山 高太郎
  • 大道具:浅見 大
  • 大道具操作:瀬名波 康之
  • 装飾:門間 誠、高祖 朋代
  • アクリル装飾:鈴木 竜
  • 幕装飾:西村 怜子
  • 生花装飾:荒川 直史
  • 植木装飾:後藤 健
  • 電飾:後藤 佑介
  • メイク:山田かつら

ビジュツのヒミツ①

“背景さん”が描く大衆演劇の世界

梅沢さんといえば大衆演劇。
身近で華やかな和の世界観をセットにも持ち込んでみました。

芝居小屋が建っていそうな空間は
いろんな建物で囲まれています。

ここで腕を振るうのは、“テレビジュツの彫刻家”たち
屋根瓦も大仏さまも、富士山と波のオブジェも、
発泡スチロールを切り出して作りました。

そんな空間でアクセントになっているのが、
御簾に直接描かれた松や梅、そして天女の絵。
大道具会社の誇る“テレビジュツの絵師”の力作です。
スタッフの間では「背景さん」と呼ばれています。

梁や柱に和様の図柄を描くのも、背景さんのお仕事。

大道具スタッフの中には、大工仕事だけではなく、
彫ったり、塗ったり、描いたり、
それぞれの分野で
プロフェッショナルが揃っているのです。

ビジュツのヒミツ②

小道具運びに必須「のりダン」って?

ズバッと斬り込むトークスタジオですが、
梅沢さんの「女形」の艶も匂わせたい。
そこで登場させたのが夥しい数の着物の帯。
艶やかな和風空間を演出しました。

金次郎くんも、ちょっとおしゃれに。

装飾さんが力を入れたのが「和のオブジェ」。
倉庫の奥から色んなものを探し出してきました。
獅子頭に陣太鼓、そして招き猫。

木彫の仏像や日本人形まであります。
本音トークの盛り上がりに負けないよう、飾りもにぎやかに。

収録ごとに倉庫から出してくるので、梱包も厳重。
専用の木箱で保管する貴重な時代モノの道具もあります。

テレビジュツの世界では、様々な装飾物を運ぶときに
重宝するダンボール箱があります。
略して「のりダン」。

サイズと強度がちょうどいいからと、
のり屋さんからダンボール箱だけ購入しているとか。
装飾倉庫にズラリと並ぶ「のりダン」。
テレビジュツの七不思議の一つです。

ビジュツのヒミツ③

セットの扉 実は手動なんです

「よーっ、チョン」
いざ本番ということで、梅沢さんの登場はこの扉から。

この扉の開閉は油圧式でも電動式でもなく、手動式。
大道具操作スタッフの熟練の技が支えています。

ドラマによく出てくるエレベーターの扉も、
セットで作った場合、開閉はほぼ手動式。
ドアセンサーが働いたように見せるなど、
細かい動きにも対応できるように、何度も何度も練習します。

『梅ズバ』の舞台裏はこんなカンジ。
こちらは、軽く作った薄い引き戸なので、
曲合わせの開閉タイミングが命です。

二人だと左右のタイミングが合いません。
なので基本は一人で操作します。
左右同時に開くように、滑車と縄のセッティングを考案。
手づくり感満載の装置です。

内容によっては、こちらの扉が開くことも。
舞台裏の準備は万端でございます。

デザインのヒミツ

ーこのセットに行き着くまでの経緯は?

鈴木 賢太

鈴木

梅沢さんの初司会番組ということで、プロデューサーからは「梅沢さんが魅力を全開できる番組にしたい」と言われました。梅沢さんが最も輝く場と言えば、やはり「舞台」。そこで、スタジオを舞台のような作りにしようということになりました。「ステージ」ではなく、“和”の温かみが感じられる「舞台」を意識して作っています。

ー「和の舞台」に見せるための具体的な手法は?

鈴木 瓦屋根、歌舞伎の3色の定式幕、番傘、しだれ桜や、日本で縁起物とされる鶴、亀など、様々な和ものをふんだんに取り入れました。色味としては、赤く塗った竹を多く立てるなどして、「赤」と「金」をベースに和の世界を作り上げています。
とりわけこだわったのは「帯」。壁紙を用いず、本物の着物の帯生地をアレンジして竹と竹の間に張り巡らせているんです。機械で量産できない、一つ一つ手作業によって作られる帯を使うことで、この舞台の手作り感、温かみが出せればと。普通はこんなことはしません。すごく手間暇がかかるので。

ー他に、この番組ならではのセットデザインはあるか?

スタジオにいても、カメラマンの姿が常にセットの陰に隠れ、カメラのみがセットから出ている形になっています。このデザインの理由は、1つにはどの角度から映しても画(え)になる舞台にしたかったのと、もう1つはMC初の梅沢さんの緊張を多少でも和らげるためです。
カメラマンの存在を消しているセットというのは特殊ですね。「出演者に緊張させないセット⇒小ぢんまりした空間⇒(カメラマンが見切れそうになり)撮りづらい」という法則があるのですが、カメラマンが隠れられるセットにしたことで、小ぢんまりしながらも撮影しやすい、という別の利点も生まれました。

ーやはり、番組には出演者の緊張を和らげるようなセットデザインが求められる?

いえ、時には出演者の緊張感をあおるようなセットを作ることもあります。「IPPONグランプリ」で踏切や工事現場で見られる黄色と黒の「警戒色」を使ったのがそれですね。「梅ズバ」のようにリラックスできる空間を作るか、逆に張り詰めた空気にするか。番組のコンセプトによってデザイン発想のスタートは違ってきます。

ー視聴者に特に見て欲しい所は?

大きな2つの門の上の屋根です。緑青(ろくしょう)葺きの屋根は日光東照宮、赤い屋根は沖縄・首里城外の守礼門の屋根瓦のテイストを取り入れています。この番組で古今東西の日本の美も一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。

平面図

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