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回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~ 作者:月夜 涙(るい)

第九章:回復術士は新たな道を示す

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第五話:回復術士はクーデターを始める

 俺たちの国を王国、つまり王が君臨する君主制にすることが決まった。


「では、王国で行きましょう。それも、かなり原始的で権力が一極集中する感じで! 自重しないで一気に繁栄させるなら、そっちのほうが都合がいいです」


 君主制の中でもより中央権力を強める……簡単に言ってしまえば完全な王による独裁が可能な政治体系にするとエレンは言っている。

 今までのジオラル王国も王が絶対ではあった。それを超えるとなると、本当に王が神のように振る舞えてしまう。

 だが、エレンが舵を取るならそれでいい。

 彼女以上の頭脳がいないこの国において、彼女をブレーキする存在など邪魔なだけだ。

 そんなエレンが両手をパンと叩いて注目を集める。


「では続いて、国の名前を決めます。明日にはクーデータを起こしちゃうので、今日中に決めないと。ちなみにクーデターの日程はずらせませんからね。いろいろと仕込みをしているので」

「別に名前なんて権力を握ってからのちのち決めればいいだろう」

「駄目ですよ。奪ったその日に大々的に発表したほうがインパクトがあるんです。というわけで……皆さん、ちゃんと考えてきましたか? 私、ちゃんと宿題って言いましたよね?」


 エレンがセツナたちに問いかける。

 ちなみに俺は国の名前を考えていない。

 昨日はエレンを可愛がっているうちに終わった。

 まあ、考えてないのは俺だけじゃないだろうし、別にいいか。

 そう思ってみんなの顔を見るが、誰一人動揺していない。……まじか、みんなしっかりと考えている。


「ちゃんと考えてくれているようで安心しました。では、順番に発表していきましょう」

「んっ、セツナが考えたのはケアルガ王国。この国はケアルガ様のもの!」

「おい、ちょっと待て。それは昨日の最後に出た奴だろう」

「でも、それが一番いい」


 いつも通りの無表情でセツナが断言する。

 尻尾が揺れているということは本気で気に入っているのだろう。


「では、次は私ですね」


 二番手はフレイアがやるらしい。


「私もケアルガ様のものってわかる名前がいいと思っています。というわけで、私が考えた名前は……ケアルガ帝国です!」

「王から、帝に変わっただけじゃないか……」

「そっちのが強そうです! 王よりも皇帝のほうが雰囲気的にちょっと上な感じが!」


 本当にフレイアはもと王女だったのか?

 王国と帝国の違いは、王国とは基本的には一国の主。帝国というのは自国を含め複数の国の上に君臨するもの。

 元々ジオラル王国というのは属国を複数もっており、構造上は帝国だった。

 ただ、現状だと属国は次々に離反していき、帝国を名乗るのはおこがましい。


「あなたたち……それってどうなの」


 クレハが呆れている。


「んっ? なら、クレハはどんなのにした?」

「私が考えたのはライナラ王国ね。ケアルガと出会ったあの場所にはライナラが咲き乱れてたわ。だから、ライナラを見るたびケアルガを思い浮かべるの。ライナラは綺麗で、私にとってケアルガそのものよ。だから、その名前をつけたい」


 ライナラの間で、クレハを治療したのが俺たちの出会いだ。

 懐かしいな。

 それに、あの花は美しい。

 だが、賛成はできない。ジオラル王国の象徴だった国花を新しい国に名付けるのは問題がある。

 エレンが苦笑いしていた。

 きっちりと考えてくれたから、厳しいことは言えない。だけど、俺と同じくジオラル王国の象徴を名付けるのはまずいと政治的な判断をしているため、この表情だ。


「では、次は私ですね。私が考えたのはパナケイア王国です。みなさんが言う通り、やはりケアルガ兄様のものだということは明確にしたい。ケアルガ兄様の名前を直接つけるのは少し下品ですし、だけど連想する名前にはしたくて、ケアルガ兄様と言えば癒やし。だからこそ癒やしの女神、その名をいただきました」


 神の名を冠する国は縁起が良く、品があり、それでいて癒やしの女神は俺を連想させる。

 俺の国だと内外に示すのにも十分だ。


「さすがはエレンちゃんですね。……文句のつけようがないです」

「んっ、いい名前。でも、セツナはケアルガ王国のほうがわかりやすくて好き」

「私もエレンに賛成するわ」

「まだ、それは早いですよ。ケアルガ様の案が残ってますよ」


 全員の注目が俺に集まり、不敵に微笑む。

 この雰囲気では言えない、名前なんてどうでもいいと思っていたことも、考えてなかったことも。


「……偶然だな、俺もエレンと同じ名前を考えていたんだ」


 だから、エレンに乗っかることにした。

 これならば威厳を保つことができる。


「ケアルガ様も同じ考えなら、セツナもそれがいい」


 唯一、ケアルガ王国に拘っていたセツナが賛成したことで全員の意見が一致した。


「では、パナケイア王国で決まりですね。クーデターが楽しみです。明日、ジオラル王国は生まれ変わって、ケアルガ兄様のパナケイア王国に生まれ変わります! あと、これが憲法と法律です。国を作り治すのでルールも変えちゃいましょう。やり直せる機会ってそう多くないですし、今のルールって貴族どもの既得権益を守るためにわざと複雑、非効率にしてるので」


 紙束を渡される。

 国の法律と憲法を纏めているのに、かなり枚数が少ない。

 効率を追い求めるとこうなるのだろう。


「ああ、これで行こう」

「読まないで返事していいんですか?」

「むろん、後でしっかりと目を通す。だが、エレンが作ったのなら中身に問題はないだろう。エレンには仕事が山積みだろう? 俺の返事待ちで時間を潰している場合じゃない」

「私がそう言うと読んでケアルガ兄様から権力を奪い取る罠を仕込んでいるかもしれないですよ」

「それならそれでいい、俺はエレンを信じている。それにな、どっちみちエレンが居なきゃ国の運営なんて面倒なことやってられなくなる。裏切られた時点でこの国は終わりだ」

 国の運営というのはひどくめんどくさい。

 領地一つ治めることすらごめんなのに、やっていられるか。


「では、その信用に応えるとしましょう」

「明日の手順はどうなっている。俺にも仕事があるんだろう?」

「そっちの心配しないでください。私と一緒に居てくだされば、その都度指示を出しますから、明日の早朝六時にここへ来てください。フレイアさん以外集合です。フレイアさんはフレア王女の顔になって、王室で待っていてください」

「エレンちゃん、私は何をすれば?」

「ふんぞり返っていればそれでいいですよ」

「わかりやすいですね。では、王女様をやっておきます」


 国盗り前日とは思えない気軽さだ。

 国盗りなんてものは、事前準備が九割九分以上。

 エレンはそこを完璧にやっているからこそ余裕がある。

 そして、エレン以外はエレンを信じているからこそ、笑っていられる。

 特等席で国盗りを見させてもらおう。


 ◇


 とういわけで、クーデター当日となった。

 予定通り、フレイアの姿をフレア王女に変えて王室に配置し、俺たちは昨日と同じ部屋に集まる。

 俺自身も、ケアルガではなく【癒】の勇者ケアルの姿になっていた。

 窓を全開にして、外を見ている。

 城が五千ほどの軍勢に囲まれていた。どこからどうみても反乱軍だ。

 そして、拡声器を使い何かを叫んでいる。


「おいっ、エレン。やつら、【癒】の軍勢とか叫んでいるんだが」


 叫んでいる内容は『もう国を王族に任せていられないと英雄である俺が立ち上がり、その志に共感したものがここに集まった。この国を【癒】の勇者ケアルに明け渡せ』というもの。


「ええ、なにせケアルガ兄様のクーデターですから」

「にしても、今のジオラル王国でよく五千もの兵を集められたな」


 ジオラル王の暴走、ブレットとの戦争でとんでもない戦死者を出した上、属国どころか、いくつかの街が離反している。

 今のジオラル王国に五千も兵を集める力なんてものはない。


「あれ、ジオラル王国の兵だけじゃないですよ。いろんなコネを使って、複数の国から兵を出してもらいました。カスタ王子も快く協力してくれましたよ」

「筋書きは俺が各国を回って理想を語り、共感した国々が俺を手伝ってくれたってところか。なるほど、理に叶っているな。そっちのほうがよりクーデターに真実味が増す」


 もともと国の名を変える目的は、周辺諸国からの賠償金や保障の回避。

 ジオラル王国の罪はジオラル王国のものにしてしまい、俺たちは関係ないと言い張るため。

 だからこそ、このクーデターが出来レースだと言われたら終わりだ。

 複数の国を巻き込むことで真実味を増させるというのは、非常にいい手。周辺諸国を巻き込み共犯者を増やし、規模を大きくすることで嘘くささを拭う。

 加えて、他国から出兵があれば、いろんな国の諜報員が情報を求め、クーデターの現場へやってきて、自国へクーデターについて情報を送る。

 相変わらず、エレンにはソツがない。


「反乱軍をでっち上げたのはいいが、ガチの戦いにしか見えないのはどういうことだ。いいのか、血が流れて」


 王城側が反乱軍の降伏勧告を無視したことで、反乱軍が城攻めを始め、開戦してしまっている。


「他国からぞろぞろと諜報員が来てくれてるので、ちゃんと血が流れるところも見せないと。ああ、心配しないでください。それ含めての仕込みなので。この城は小さいうえに、背後と東が断崖絶壁の壁。攻めてこれるのは前と左だけ、そのうち左は総力を上げて城壁と堀を工夫しております。ゆえに前方からしか敵は来ません。一度に攻めてこれる人数なんてたかがしれてます」


 いくら兵を集めても、こちらが城から出ない限りは、攻撃できるのはごく一部で他は観客に成り下がる。

 やはり、ここは良い城だ。

 守りが堅い。


「そうか、その人数ならいくらでも演技ができるわけか」

「ええ、反乱軍の先陣を切る部隊も、防衛を行ってる部隊も両方共、事前に演技指導がされている役者ばかり。計画通り、拮抗させて戦いを長引かせつつ、ほどほどにけが人を出しますよ」

「そうやって、適当な小競り合いをして硬直したタイミングで俺の出番というわけか」

「はい、両方共良い芝居をしてくれてますね。あと一時間ほどしたら行きましょうか」

「ああ、フレイアが待ってる」


 この状況で俺が向かう場所は一つしかない。

 フレイアが待つ王室だ。

 ここまで来れば、ここから先の絵は説明されなくても見えてくる。


 そこに行けば、いよいよ俺の出番だ。

 まだ、出番まで一時間以上ある。

 それなりの演説を考えて、演技の練習でもしておこうか。

 なにせ、新たな支配者の初お披露目だ。

 それなりにカッコをつけて威厳を見せつけねばならないだろう。

いつも応援ありがとうございます! 「面白い」「続きが気になる」と思っていただければ画面下部から評価していただけると幸いです!

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