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2019年6月23日 紙面から
名古屋-清水 後半、ゴールを決める名古屋・前田=パロマ瑞穂スタジアムで(木戸佑撮影)
名古屋グランパスは清水に1-2で敗れ、5戦勝ちなし(2分け3敗)となった。後半ロスタイムにFW前田直輝(24)が同点ゴールを決めたが、引き分け目前で決勝点を奪われた。横浜Mが松本を1-0で下し、勝ち点30で2位に浮上した。札幌は最下位の鳥栖に3-1で快勝し、同27。鳥栖は3連敗。C大阪は磐田に快勝し、G大阪は湘南を破った。湘南は4連敗。神戸-大分は引き分けた。仙台-FC東京は23日に実施。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で、広島-川崎、浦和-鹿島は7月31日に行われる。
やることなすことうまくいかない。後半ロスタイムに途中出場のFW前田による同点弾が飛び出したが、直後に決勝弾を浴びて1-2で苦杯をなめたグランパス。5試合勝ちなし(3敗2分け)で7位に後退した風間監督は、突き抜けられない苦悩を明かした。
「本当に、きょうはどうしたんだというくらい全員のパフォーマンスが良くなかった。今シーズン始めて見た光景でした」
トラップやパスのミスが目立つ。今までのパスサッカーがうそのよう。GKランゲラックの好セーブでピンチを切り抜けても、勢いに乗れない。ミスをすればカウンターを受ける。次第に「前線と最終ラインの距離が開いた」(DF吉田)という間延びした陣形に。ボールを保持する時間は短くなった。
トンネルに迷い込んだのか。シュート数でも4試合ぶりに相手に上回られた(名古屋10、清水11)。決勝弾を浴びた直後はイレブンも戦意喪失したかのよう。センターサークルにボールを戻す前田を背に、うなだれるままの選手が何人もいた。
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