少年時代の羽生選手の特長とは?
フィギュアに向いていると思うことですか?うーん、そうですね…。小学生くらいのときに、気づいたことなのですが自分自身を客観的にイメージする力が強いと思います。なんて表現すればいいんだろう…。壁に目があってそこに映る自分を「視覚的に」イメージできるという感覚です。これは特殊で自分が得意なことなんだと、その時に気づきました。例えば先生に「こう直しなさい」と言われたときに、自分の感覚だけでなく「視覚的」に、イメージとして見ることができるんです。
今では「脳内カメラワーク」のように、いろんな角度から自分自身を見ることもできます。自分を客観的にイメージできるということは、僕自身の強みで子供の頃から鍛えてきたことだと思います。
羽生選手自身が語る「自分自身の強み」とは?
前にインタビューでお話ししたことがありますが、小さなころから「なんで?どうして?」ということをよく言う子供でした。自分がちゃんと腑に落ちないと満足いかないんですね。そういった所は今でもあって、自分自身の性格だと思います。
今は「納得する」までの過程も、とても厚みがあるものだと思います。本や論文を読んで研究して、見聞きした理論や知識を自分の体を使って実験するように体感していく、一つ一つ自分で切り開くような感覚です。実際にやってみて納得したら、プラスαでいろんなことを試してみます。さきほど話した、イメージ力と、それにすりあわせる感覚と理論というのは僕の武器だし、スケートの技術を高めるために大切にしていることです。
自分だけの、幸せな瞬間とは?
ひとりで練習しているときに、ただただ自分が感情の赴くままに、何も考えずに、「ぶわーっ」と滑っているときに幸せを感じます。そういう時に、ふとインスピレーションや、演技のアイディアが沸くこともあります。
表現とは、「表す」ものなので、人に伝えなくてはならないし、自分一人だと完結しないものだと思っています。だから、自分の感情のままに、自分のためだけに滑る姿って、基本的に人には見せないものです。
そういう風にひとりで感情の赴くままに滑るときは、たとえば行き詰っているときとか、自分の感情をうまく言葉にできないときが多いので、ストレス発散みたいになっているかもしれないですね。そういう意味でも、スケートに助けてもらっているなと思います。
ママの公式スポンサー P&Gの想い
P&Gは「ママの公式スポンサー」(海外では「Thank you, Mom」)というテーマで、オリンピックを応援し続けています。ロンドン2012オリンピックから、ソチ2014冬季オリンピック、リオ2016オリンピック、平昌2018冬季オリンピック、そして2020年の東京オリンピックまで、P&Gはこのテーマを世界中で伝え続けていきます。
オリンピックは、選手の活躍によって生まれる感動だけでなく、選手とその選手を子どものころからずっと支え続けてきた家族とのつながりを強く感じられる機会でもあります。そんな彼らの絆に触れることで、世界中の人々にも自分のママや家族の大切さ、感謝の気持ちに改めて気づいてほしい。このテーマには、P&Gのそんな願いが込められています。
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