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【プロ野球】

投打圧倒、巨人快勝! きょう勝ってV決めるぞ

2019年6月23日 紙面から

ソフトバンクに勝利し、原監督(左)とタッチをかわす巨人・丸=東京ドームで(平野皓士朗撮影)

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◇巨人7-2ソフトバンク

 日本生命セ・パ交流戦は22日、パ・リーグが3勝を挙げて今季通算を54勝42敗4分けとして10年連続での勝ち越しを決めた。優勝決定は2位巨人が首位ソフトバンクに7-2で勝ったため、23日以降に持ち越し。同日にソフトバンクは2年ぶり8度目、巨人は5年ぶり3度目の優勝(最高勝率を含む)を懸けて直接対決に臨む。勝った方が優勝となり、引き分けた場合でも楽天がDeNAに勝たなければ、ソフトバンクの優勝が決まる。

      ◇

 総力を結集して、最終決戦の舞台をつくった。巨人にとって、敗れれば交流戦の優勝が消滅する一戦。投打にソフトバンクを圧倒し、原監督は「みんなの力でここまで来た」とナインをたたえ、勝てばVの23日に向け「いいじゃない。明日は甲子園の決勝でしょ。そういう心境で戦おうということ」と力を込めた。

 難敵サブマリンの高橋礼を攻略した。3回2死から亀井が出塁。続く坂本勇が20打席ぶりの安打で続き一、二塁とし、丸、岡本の連続長短打で3点を挙げた。「チーム全体がなんか晴れたような、そんな感じがしましたね」。丸以外は湿っていた、上位打線の会心の連打に目を細めた。

 崖っぷちの中、ベテランの力も頼った。前夜の試合後、阿部を監督室に呼び「どうだい。明日も(スタメンで)行こうと思う」と伝えた。返答は「大丈夫です、元気です」。前夜の6番から5番に上げて起用した。円陣で「のびのびやろうぜ」と声を出した大黒柱は、6回に適時打を放つなど攻守に躍動した。

 指揮官が「優勝がかかった一戦というのは、ここのところジャイアンツはあまり経験していないところで、選手、チームの技、力の見せ所であると」と目をぎらつかせれば、坂本勇も「チームの目標の一つ。勝てるように」と決意を示した。全員で2014年以来3度目となる頂点をつかみにいく。 (野畑圭司)

 

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