中日の与田監督が4回の攻撃で、リプレー検証を経た判定を巡って審判団に説明を求め、5分近く試合が中断した。1死三塁から平田の三ゴロで本塁を狙った三走・松井雅が憤死すると、与田監督はリクエストを要求した。リプレー検証の結果、判定は変わらなかった。直後に与田監督はベンチを飛び出し、捕手・清水が走路をふさいだためコリジョンにあたるのではないかと審判団に確認を求めた。
熱い口調になり、伊東ヘッドコーチが割って入る場面もあった。試合後、指揮官は「その話はいい。長くなる。時期が来たら」と詳細は明かさなかった。責任審判の柳田一塁塁審は「コリジョンではないかとの説明を求められ、その説明をした。(捕手は)野手からの送球がそれて一連の流れの中でのプレーであり、コリジョンにはあたらないと説明した」と語った。
NPBのアグリーメントでは、リプレー検証を経た結果への抗議は退場になると規定されている。柳田塁審はプレー再開の際に「与田監督から捕手がコリジョンプレーになるのでは、と異議申し立てがあった」と場内説明。ただ、試合後は「向こうから求められたから説明した」と抗議とは受け取っていないとの認識を示した。