17歳の春にカナダのトロントに生活の拠点を移して5年。世界のトップレベルで戦う仲間たちから刺激を受け、切磋琢磨しながら練習できる毎日に充実感を感じている羽生選手。プライベートはどのように過ごしているのでしょうか? 毎日の生活やオフの日の過ごし方について、2回にわたってお届けします。YUZURU’s PRIVATE前編では、カナダでの生活、普段の持ち物やファッション、食生活について語っていただきました。

羽生選手インタビュー

カナダでの生活

-家族と共に暮らした仙台からお母様とふたりでカナダのトロントへ。羽生選手にとって、生活の場としてのトロントの印象を伺いしました。

トロントは自然が
とても豊かで美しいです

トロントは自然がすごく豊かできれいなんですね。住宅街とは言っても森のようにたくさんの大きな樹に囲まれていて、「あ~今日もきれいだな~」って思います。仙台も「杜の都」と言われているだけあって自然も多いのですが、仙台ではそこまで自然と関わるということはありませんでした。今は気になる植物があったりすると、母に「この花って、何?」と聞いたりしています。日本では見かけない花もたくさん咲いているし、リスやロビンという小鳥もよく見かけます。自然に囲まれて生活できるって、なんだかすごくリラックスするというか、いいなぁと思いますね。

トロントは自然がとても豊かで美しいです

持ち物やファッション

-毎日持ち歩くものや身につけているものには、普段の顔が現れます。羽生選手がいつも持ち歩いているカバンの中身やファッションについて伺いました。

移動はいつも
大きなリュックです

遠征に行く時は大きなリュックにゲームとイヤホン、音楽プレーヤーとポータブルスピーカー、あとはマッサージ用のボールのようなセルフケアグッズを入れています。なかでもイヤホンは何本も詰めて持って行くほどこだわっていて、最初は運動しているときに取れない形状を探してカタチから入ったんです。でも、いろいろ試しているうち、それぞれに音の響きに特長があるのが面白くてはまってしまって、今では50本以上持っています。その中から、忠実に音を聞きたいとき、テンションを上げたいとき、今日は高音がきれいなキラキラしたものがいいとか、低音がドンドン響いてくる感じがいいとか、マイルドな温かい感じの音がいいとか、その時の気分や用途によって使い分けています。

移動はいつも大きなリュックです

ファッションは
機能性重視です

ファッションの流行にはあまり興味がないんです。どちらかと言うと機能性重視ですね。練習でジャージを着ることが多いので、伸縮性や肌触りのよさにはこだわっています。例えば、普段のトレーニングだと、薄手でしっかり伸びるけど丈夫なもの、飛行機での移動では寒いこともあるので厚手で、なおかつ通気性のよいものを選んでいます。トロントに来てからは買い物に行くこともあまりないので、撮影のときにスタイリストさんに聞いたり、ネットで調べたりして、常に着心地のいいものを探し求めています。

食生活について

-日本とは食事情が異なるトロントで、体力づくりやコンディションを整えるために、羽生選手はどんな食生活を送っているのでしょうか? 羽生選手の食生活を支えているお母さまへの気持ちについても伺いました。

母の手料理に支えられています

トロントでは、食事はいつも母が作ってくれます。母はいつも「今日は何が食べたい?」と聞いてくれるんです。僕が、その時々の体調によって食べられるもの、食べられないものが違うのをわかってくれているので。力をつけるために焼肉を作ってくれたり、そのときの僕が食べやすいものを栄養バランスを考えて作ってくれるのは、本当にありがたいです。
母は時差のある日本とのやりとりで夜中も起きていなければならなったり、海外でずっと英語だったり、僕の練習に付き添ってくれたりして、すごく疲れると思うんです。肉体的な部分だけでなく、精神的な疲れもあると思うので。僕には休みがありますが、母には休みがありませんから。でも、僕だけの感覚かもしれませんが、母も僕と一緒に戦ってくれているんだと思います。トロントでの全ての生活を支えてくれている母には本当に感謝しています。

母の手料理に支えられています

次回のYUZU DAYSは、YUZURU'S プライベート後編の「オフタイムの過ごし方」をお届けします。普段のオフの過ごし方、勉強や学校のことなど羽生選手のプライベートに迫ります。8月上旬公開予定!お楽しみに。

ママの公式スポンサー P&Gの想い

P&Gは「ママの公式スポンサー」(海外では「Thank you, Mom」)というテーマで、オリンピックを応援し続けています。ロンドン2012オリンピックから、ソチ2014冬季オリンピック、リオ2016オリンピック、平昌2018冬季オリンピック、そして2020年の東京オリンピックまで、P&Gはこのテーマを世界中で伝え続けていきます。

オリンピックは、選手の活躍によって生まれる感動だけでなく、選手とその選手を子どものころからずっと支え続けてきた家族とのつながりを強く感じられる機会でもあります。そんな彼らの絆に触れることで、世界中の人々にも自分のママや家族の大切さ、感謝の気持ちに改めて気づいてほしい。このテーマには、P&Gのそんな願いが込められています。