“フィギュアを続けてこられたのは家族のおかげ”と常に感謝の想いを口にしている羽生選手。フィギュアで得られた大きな財産の一つは「家族の絆」かもしれません。
「フィギュアが教えてくれたこと」第2回目の今回は、アスリートとして、そして一人の人間として羽生選手を育て、支えてこられたご家族について語っていただきました。また、インタビューの中で明かしてくれた意外な一面やとっておきのエピソードをコラムでご紹介します。ぜひ、最後までお見逃しなく、お楽しみください。
羽生家の一員として
世界No.1フィギュアスケーター。21歳の大学生。さまざまな顔を持つ羽生選手ですが、原点はやはり“羽生家の末っ子”のようです。羽生選手にとって、ご家族とはどんな存在なのでしょうか。
「羽生家の結弦」でいられる幸せ
小学生の頃からスケートでも生活でも、献身的にサポートしてくれた家族には感謝してもしきれません。特に両親は「どんなにスケートが好きでも、スケート以外の世界も知っていてほしい」という方針で育ててくれました。それは成人しても、金メダルをとっても変わりません。だから両親と姉にとっての僕は、昔も今も相変わらず羽生家の長男であり、末っ子だと思います。僕も“この両親の息子”でありたいと思っているし、それが幸せだなって常々感じています。
家族の言葉が力になる
家族の有り難みを特に実感するのは、悩んでいる時です。すべきことはわかっているけど、なかなか行動できずにいる。そんな時に家族の一言やアドバイスがスイッチとなり、それがきっかけで好転していくことも多いです。特に、いつも身近にいる母の一言は特別です。僕だけじゃなく他の人にも言えることだと思うのですが、母親って、何ヶ月もお腹の中で大事にしてくれて、大変な思いをして生んでくれて、言葉も話せない赤ん坊の頃からずっと一緒にいてくれたからこそ、わかることがあるのだと思います。その言葉も想いも重くて、まっすぐに深く響きます。
家族一人一人への想い
羽生選手のご家族は、一体どんな方たちなのでしょうか。お父様、お母様、そしてお姉様の一人一人について、羽生選手にとってどんな存在なのか、特別に語っていただきました。家族の時間の過ごし方など、羽生家の日常の姿にも迫ります。
全員、性格が違って個性的です
羽生家は家族4人とも血液型が違うんです。そのせいか、みんな性格がバラバラで個性的。普段のやりとりでも、たいがいは気の強い僕と、母の間で他愛ない口ゲンカが始まり、真面目な姉がいつものように「まあまあ」と仲裁に入ってきて、父が「今日はどちらの味方をしてこの状況を収めようか」と様子を見ている、そんなパターンが多いです(笑)。性格が全然違うからお互いを認め合えるし、まとまりやすい。バラバラなようで、とてもバランスがとれている一家だと思います。
羽生家を見守る大黒柱、父
父は仕事で仙台にいるので、普段は一緒にいるわけではないのですが、常に決まったところに「どーん」と構えている、そんな重みのある存在です。精神的な柱のように家族を支えてくれています。昔はよく怒られたけど、今は見守って冷静にアドバイスしてくれます。
何でも言える、
言わなくてもわかってくれる母
母は一番多く一緒にいて、何でも言える存在です。良いことも悪いことも、母には思ったことを素直に口に出してしまいます。心配をかけるから言わないこともあるのですが、母にはわかってしまいますね。最近では僕を叱るのは母の役割です。
対等だけど
やっぱり「お姉ちゃん」な姉
姉は優しさと愛情があって、いつも僕の立場になって一緒に考えてくれます。姉だからこそ、父や母とは違った視点で理解してくれることもあるし。子供同士として、父や母に対する気持ちもわかり合えます。僕と姉の関係は、4歳の頃と基本的には変わらない。今でも甘えさせてくれる「お姉ちゃん」です。
家族の前では「素」でいられる
シーズン中は僕と母はカナダにいるので、家族4人でいられる時間は少なくなりました。その分実家で過ごす時間を楽しみにしています。久々に実家に帰ると、父も姉も僕をまるで小さい子供のように可愛がってくれる。スケートの話もあまりせず、みんなでテレビの話題で盛り上がったり、ゲームを楽しんだりしています。時々口ゲンカもします(笑)。実家は僕が“素”に戻れる場所。とても心地よいです。
\ここだけの、インタビューこぼれ話/
21歳の羽生選手。ご家族と一緒にお酒を飲まれることはあるのでしょうか?
初めてのお酒は「男同士」で
20歳になって仙台に帰った時、成人式のお祝いで祖父と従兄弟と一緒に初めてお酒を飲みました。後から父も仲間に入ってみんなで飲んだのですが、ろれつが回らなくなりました。日本酒はおいしかったけど、体質的にあまり向いていないかもしれないと思いました。アスリートとしては、お酒が飲めなくてちょうど良かったです(笑)。
YUZU DAYS第13回目は、
フィギュアが教えてくれたこと
「世界という舞台」をお届けします。
今や国境を越えてスターとなった羽生選手。
世界という舞台をどう見ているのでしょうか。
世界を目指す人へのメッセージもお見逃しなく!
6月下旬公開予定!お楽しみに!
ママの公式スポンサー P&Gの想い
P&Gは「ママの公式スポンサー」(海外では「Thank you, Mom」)というテーマで、オリンピックを応援し続けています。ロンドン2012オリンピックから、ソチ2014冬季オリンピック、リオ2016オリンピック、平昌2018冬季オリンピック、そして2020年の東京オリンピックまで、P&Gはこのテーマを世界中で伝え続けていきます。
オリンピックは、選手の活躍によって生まれる感動だけでなく、選手とその選手を子どものころからずっと支え続けてきた家族とのつながりを強く感じられる機会でもあります。そんな彼らの絆に触れることで、世界中の人々にも自分のママや家族の大切さ、感謝の気持ちに改めて気づいてほしい。このテーマには、P&Gのそんな願いが込められています。
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