【芸能・社会】イノッチ「特捜9」からヒガシ「刑事7人」へ 愛用マグカップもバトンタッチ2019年6月22日 紙面から
テレビ朝日系水曜午後9時枠の人気刑事シリーズの主演2人が初のバトンタッチセレモニー-。7月10日にスタートする「刑事7人」の東山紀之(52)が、26日に最終回を迎える「特捜9 season2」の特捜班のセットを訪問、井ノ原快彦(43)の労をねぎらい、愛情あふれるエールを受け取った。 初めてと言っていいほどのタイミングで両ドラマの撮影期間が重なって実現したバトンタッチセレモニーだが、「ひそかにバトンタッチ的なメールはしてましたね」と井ノ原。30年来の仲で普段から食事に行ったりメールでやりとりする二人は終始なごやかムード。 東山が「『刑事7人』の資料室は隅に追いやられている感があるので、こんなにきれいじゃないなぁ」とさびしそうにつぶやいたところに運び込まれてきたのが7色のマカロンタワー。先輩の粋な差し入れに井ノ原は「うわーかわいい! しかも僕、奥さんがパティシエという設定なのでピッタリですね」と大喜び。すると東山がすかさず「どれか一つにワサビが入っています」と見事な切り返しを入れた。 お返しに井ノ原は「特捜9」でも使っている私物のマグカップを「『刑事7人』の資料室のどこかに、これを僕だと思って置いていただけないでしょうか」とおねだり。東山は「もちろん! どこに置くかは吉田鋼太郎さんと相談しておくよ」と快諾。視聴者も画面で探したくなること請け合いだ。 セレモニーを終えて、東山は「井ノ原は『9係』の時代から14年という長い期間、確立された役柄を演じ、渡瀬(恒彦)さんからバトンを受けて主演を任された。それってやっぱり、彼が本当に頑張ってきたからだと思うんです。そういう彼の人生とともに歩んできた役を見られるのは僕にとって幸せなことですし、そんな彼から次のクールへのバトンを受け取るというのも本当にありがたいことだと思います」。井ノ原も「ヒガシくんは僕が小学生の頃にお会いして以来、30年以上背中を追いかけてきた先輩です。そんな憧れの先輩に、僕がバトンを渡せるという喜びは大きくて、本当に光栄なことです」と神妙に応じていた。 ◆“ヒガシ伝説”バク宙で天井に穴つい先日も、東山がスタジオに差し入れを持って遊びにきてくれたという。井ノ原は「とにかく『特捜9』のセットにヒガシくんがいるということが新鮮でした」と振り返り、「ヒガシくんが帰られた後、山田(裕貴)くんが『実在するんだ…』ってつぶやいたんですけど、僕も事務所の後輩でありながら、その気持ちがすごくわかるんです」。“ヒガシ伝説”がたくさんあるそうで、「レッスンしていた部屋の天井には穴があったんですけど、『これはヒガシくんがバク宙して開けた』とか」と明かした。
|