まろかれ

清浄華院問題。現在浄土宗宗務庁豊岡鐐尓宗務総長が、清浄華院執事長を監正委員会(宗内の裁判所)に監正に掛けるように申請している。宗教紙の報道を見ると、御法主の推戴云々ではなくて、離脱をしようとしたことについて宗内の秩序を乱した、として訴えているらしい。

離脱をしようとしたことに対しては賛否両論あってしかるべきだが、監正に掛けようとするのはいかがなものか…監正委員会にて有責となれば、僧侶としての権利の停止や僧籍はく奪などの処分が下される。宗教法人法78条では離脱を実行した者も企てた者いずれに対しても不利益処分をしてはならないとある。

下された処分は「無効」とある。今現在は監正に掛けるか審査中との事であるが、このまま監正に掛けられることになれば、包括法人浄土宗は宗教法人法を理解していないという事になる。これは大変な恥さらしだろう。

今現在、執事長に届けられている宗務総長名義の申請書そのものがその無理解の宣言であると思うが、監正委員会の方々がこれを採択すれば組織として宗教法人法を理解していない、という事になる。離脱せずに宗に留まった山の人間としては、敵に塩を送る様でも看過できん。