ミモの前編です。モモがイケメンです。
一人称俺です。ギャップ萌え。
ミモ. #1
俺たちのホストクラブは「TWICE」と言う名前で営業している。ホステスはたったの8人で客はその何倍も来る。だからつい最近予約制となった。予約は来年まで入れてあるから少なくとも金には困らなさそうだ。
メンバーとしては、ナヨンヒョン、ジョンヨン、俺、サナ、ジヒョ、ダヒョン、チェヨン、ツウィだ。もちろんだけど全員男で顔もきっとほかのクラブより整っている。
でも男だらけのホストにある1人の女性が加わった。
それが「ミナ」だ。
サ「や、ミナめちゃくちゃ男やなぁ笑笑」
ケラケラ笑うサナにつられてミナも笑う。金髪に染めたらしいその髪はクラブの派手な照明に照らされてキラキラ輝いている。体のラインが女性なのだがなんとか男装して男になりきっているミナにはいつも尊敬を向ける。
モ「ミナ、昨日から圧倒的に人気だったんやで?男でも全然いけるなんて流石やな。」
ミ「ほんまですか?って言っても髪を下ろしたら私まんま女やないですかね?笑」
サ「それは確かに。やけど髪縛れば完全に男や。すごいイケメンやでミナ。」
ミ「オッパ達から言われると照れちゃいます…」
そう言って女の子らしく笑う。ドキッとした反面俺がミナに恋したなんて言ったら周りからどう思われるか心配で仕方ない。
「おぉ?やっぱモモはミナが好きそうだと思ってたんだよな。」と前ジョンヨンに言われて否定したばかりだった。「俺は好きじゃないんやけど。」と案外クールに言ったら、ふーんとニヤニヤされて返されたことにやはり鼓動が早くなってしまったり。
ナ「もう直ぐ開店するからね。」
ぴしっとスーツ姿になったヒョンに言われ俺達も準備を終えドアに向かう。
ミ「わぁ…ドアからお客さんいっぱい見えますね。」
サ「全員ミナ狙いやわ笑」
冗談で言ったようだったけどある意味そんな気がした。それくらいミナは人気だった。
ミナがこのクラブに入ることになった事の発展は1週間前だった。
☆
——1週間前
ミ「…というわけでホステスになります!」
サ「おお!いいやん!ファインティン!」
何かしら風俗も怖いというわけで男装して、ホステスをやりたいらしい。それなら夜の店よりコンビニとかで働けばいいのにと内心思ったのは内緒だ。
ミ「夜の店の方が稼げますしね。」
俺の心を見透かしたようにミナがポツリと呟いた。
チェ「それは確かに言えますね。ヌナ。」
ミ「チェヨンオッパ…ヌナなんて…。私は、まだ新人だから…」
ツ「新人感ないですもん、裏部屋(楽屋)ではヌナって呼びます。店ではヒョンって呼ばせていただきますね!ヌナ!」
ミ「ツウィ…ありがとう。」
そう言って微笑んだミナ。初めて男だらけのホストクラブに女のホステスが入った。異例のことで俺は驚きを隠せなかった。
屋上で煙草を吸う。
童顔の俺には煙草は似合わないとよくお客から煙草を取られたことがあった。だから最近は人目のつかない場所で一服する。
サ「よっ!」
モ「よぉ。」
サナが俺の隣に来る。
一つ俺にもちょーだいよ、と言われ煙草をあげる。
サ「なに吸ってんだよ、こんな真夜中に笑」
モ「今ヤってた子寝ちゃったから暇で。」
サ「もうお前の客終わり?」
モ「うん。」
サ「俺あと1人相手したら終わり〜。」
モ「早いやん。」
サ「まぁな。」
サ「それよりどう?ミナって子。」
モ「どうって…まぁ、美人やったな。」
サ「せやろ?やっぱあーいう子ってええよな。って思ったけどホステスになるなんて、まさかな笑」
モ「ほんとだよ。あーいう子を彼女にしたかったっていうか…はぁ…俺好みすぎてやばいかもしれんわ。」
サ「お、お?惚れたのかよ笑」
モ「惚れるわ。」
サ「惚れればいいやん。」
モ「ほんまに言ってんの??」
サ「別に社内恋愛なんて珍しいことやないやろ。」
モ「そりゃそうやけど…」
サ「俺なんてホモだぜ?ジヒョと付き合ってるからさ。お前はノンケだから、ミナと付き合えばいいんじゃねーの?ミナもモモに気がありそうやしな。」
モ「ホモでもなんでもええやんか。」
サ「お前は社内恋愛してノンケで結婚するのが一番やと思うで。」
モ「…」
サ「ほんならそろそろ行くわ、またな。」
灰皿に押しつぶされた煙草が火を吐いた。
ミナとの恋愛は悪くないと感じた。
To be continued