自重トレーニング図鑑|これをやれば理想のボディーに

更新日 : 2019.03.15
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全体的に引き締まったナイスボディを手に入れたいけれど、ジムに通う時間やお金がないという方におすすめするのが、自重トレーニングです。自重トレーニングとはどのようなトレーニングなのか、メリットやデメリットや注意点・効果はどのようなことかということや、鍛えられる部位別の自重トレーニングのやり方をくわしくまとめました。
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 ジムに通うのは時間もお金もかかるから億劫だけど、体を鍛えたいという方におすすめなのが、自重トレーニング。器具不要なトレーニングが多く、いつでもどこでもできるのでおすすめです。そこで今回は、自重トレーニングについて、メリットやデメリット・注意点・代表的なトレーニング方法などをわかりやすくまとめました。

自重トレーニングとは

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 自重トレーニングとは自分の体重を負荷にして行う筋力トレーニングのことです。例えば腕立て伏せ(プッシュアップ)やスクワットなどが、代表的な自重トレーニングといえるでしょう。道具が不要な自重トレーニングが多いですが、懸垂台など、道具を用いる自重トレーニングもあります。

腕立て伏せについて解説した記事はこちら。

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自重トレーニングのメリット・デメリット

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 自重トレーニングにもジムで行うトレーニングにもメリット・デメリットがあります。両者の特徴を理解した上で、自分のスタイルに合うようにトレーニングを組んでいくことが重要になります。

自重トレーニングのメリット
①道具が不要で、「いつでもどこでもできる」
②ジムへ行く時間やお金を使わなくて済む
③自らの体重を支えることで、人間本来の身体機能を整えられる
④自らの体重に合わせてバランスよく鍛えることができる
自重トレーニングのデメリット
①トレーニングを怠けたり、やめてしまったりするのが簡単である
②自分の体重の範囲内の負荷しかかけられないので、筋肥大が目的の場合どこかで限界が来る
③ピンポイントに筋肉を鍛えるのには向いていない

自重トレーニングを行う頻度

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 自重トレーニングの頻度は週2~3回がおすすめです。週4回以上になると、筋肉の回復が追いつかず疲労がたまってしまう可能性があるからです。この点に関しては、自重トレーニングであろうとウェイトトレーニングであろうと同じです。

※トレーニングメニューについての詳しい考え方はこちらを参考にしてください。

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部位別の自重トレーニングを紹介

大胸筋の自重トレーニング

ワイドプッシュアップ

 「ワイドプッシュアップ」は手幅を広くして行う腕立て伏せです。手幅を広くすることで通常の腕立て伏せよりも大胸筋への負荷を高めることができます。

ワイドプッシュアップのやり方
①手を肩幅でつき、つま先と三点で体を支えます。
②顎が床につくまで上体を下げます。
③上体を持ち上げ元の位置に戻します。
④②~③繰り返します。
ワイドプッシュアップの注意点
手の幅は肩幅の1.5倍を目安にします。
動作中は体が一直線になるようにキープします。
肘を伸ばす時には、大胸筋で押し上げる感覚で行います。
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ディップス(大胸筋)

 ディップスはシンプルな動きで非常に強い負荷を与えられる、最強の自重トレーニングとも呼ばれる種目です。大胸筋メインのディップスと上腕三頭筋メインのディップスの二種類が存在しますが、身体を前傾させると大胸筋メインのトレーニングとなります。

ディップスのやり方
①平行バーを少し広めにおき、腕で体を支えます。
②足を揃えてできるだけ前傾した状態で体を下ろしていきます。
③おろし切ったところでゆっくりと元の位置に胸筋の力で上げていきます。
④②~③を繰り返します。
ディップスの注意点 (大胸筋)
①前傾しにくい場合は足をクロスすることで固定し重心を前に置けるように工夫します。
②常に同じ姿勢を保つようにし、体がぶれないようにしてください。
③チーティングはフォームが崩れたり、けがの原因になるので極力行わないようにしましょう。
④体をあげていく際、脇を少し開くことで大胸筋に入りやすくなります。
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三角筋の自重トレーニング

パイクプッシュアップ

 パイクプッシュアップは、お尻を高く持ち上げ、山なりの体勢を作って行う腕立て伏せです。自重トレーニングとしては珍しく、三角筋をメインターゲットとして鍛えるトレーニングになります。

パイクプッシュアップのやり方
①四つん這いになり、膝を床から離します。
②手と脚の位置を調整し、お尻が高くつきあがるようにします。手は肩幅程度に、足はそれよりやや広めにしましょう。
③腕立て伏せのイメージで体を前に倒していきます。
④床を腕で押して元の位置に戻していきます。
⑤③~④を繰り返します。
パイクプッシュアップの注意点
手の位置は肩の真下になるようにします。
腰の角度は90度以下で、動作の際も角度は変えないようにします。
おでこが床につく直前まで体を倒します。
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背筋群の自重トレーニング

チンニング(懸垂)

 チンニング(懸垂)は、両手で鉄棒などのバーを持ち、「バーの高さまであご(チン)を持ち上げる(=Chin up)」トレーニングです。広背筋など、背中の筋肉をメインに鍛えるトレーニングですが、バーの握り方などによって、鍛える部位を変えることができます。

チンニングのやり方
①バーを肩幅より広い位置でもちぶら下がります。
②足を後ろで組んだ状態で、反動を使わずゆっくりと上体を上げていきます。
③顎がバーを越えたラインでゆっくりと下げていきます。
④②~③を繰り返します。
チンニングの注意点
①動作をゆっくり行うよう意識します
②小指と薬指に力を入れて行うように意識します
③反動を使わないようにしましょう
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斜め懸垂

 斜め懸垂は、鉄棒などのバーを使って行うトレーニングです。腕を肩幅よりも広めに広げてバーを握り、足のかかとを地面につけてつま先を上げ、上体をバーに近づけます。筋力的に通常の懸垂ができないという方でも行いやすいトレーニングです。

斜め懸垂のやり方
①バーを肩幅より広めに握ります。
②体を45°にし足を地面につけておきます。
③体をバーに近づけるようにゆっくりと上げていきます。
④体を上げ切ったらゆっくりと元の位置に戻していきます。
⑤③~④を繰り返します。
斜め懸垂の注意点
①バーをつかむとき、少し肘を曲げて関節をロックしないようにしましょう
②角度が大きすぎると負荷が小さくなるので角度を45°程度で保つよう意識しましょう
③体を挙げていく際、肩甲骨を寄せるイメージを持ちましょう。
④動作中はしっかり呼吸をし、ゆっくりとした動きを意識しましょう
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バックエクステンション

 バックエクステンションは、うつ伏せの状態から脊柱起立筋をメインに使い、体幹の伸展動作を行うトレーニングです。脊柱起立筋の他、大臀筋やハムストリングスにも効果が見込まれるため、非常に効率のよい自重トレーニングの1つです。

バックエクステンションのやり方
①うつぶせになり手足をのばします。
②体をゆっくり反らしていき、背中を収縮させます
③収縮した位置で数秒停止し、ゆっくり元の位置に戻していきます。
④②~③を繰り返します。
バックエクステンションの注意点
①スタートポジションで手足が地面につかないようにしましょう
②体をそらせた際に背中の収縮をしっかり意識しましょう
③反動を使わず、ゆっくり動作を行いましょう
④呼吸を止めないようにしましょう
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バックエクステンションは背中やお尻、太ももなど、体の後ろ側の筋肉を同時に鍛える種目です。複数の筋肉群に刺激を与えることができる効率のよいトレーニングですが、正しい姿勢を身につけないと腰痛になる危険があります。動作をひとつひとつ確認しながら、やり方を守って身体の背面をバランスよく鍛えましょう。

※背中の筋トレについて詳しく知りたい方はこちら。

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上腕三頭筋の自重トレーニング

ナロープッシュアップ

 ナロープッシュアップは、両手の幅を肩幅と同じかやや狭めにとって、肘を開かずに体側に添わせるように曲げて行うトレーニングです。上腕三頭筋をメインターゲットとし、二の腕を鍛え上げることができます。

ナロープッシュアップのやり方
①手は肩幅より狭く、足は肩幅より広めにして構えます。
②体はまっすぐに固定し、ゆっくり体を下げていきます。
③体が地面につくぎりぎりのラインでゆっくりと元の位置に戻していきます。
④②~③を繰り返します。
ナロープッシュアップの注意点
①体が反らないように注意しましょう
②動作をゆっくり行い、反動を使わないようにしましょう
③しっかりと三頭筋を意識し、腕で押すイメージを持ちましょう
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ディップス(上腕三頭筋)

 ディップスはシンプルな動きで非常に強い負荷を与えられる、最強の自重トレーニングとも呼ばれる種目です。大胸筋メインのディップスと上腕三頭筋メインのディップスの二種類が存在しますが、身体の前傾を抑えると上腕三頭筋メインのトレーニングとなります。

ディップスのやり方(上腕三頭筋)
①並行バーを肩幅の位置に置きます。
②体をまっすぐに固定し、腕の力で支えます。
③肘が90°よりも狭くなるまで体を下げていきます。
④上腕三頭筋の力で上体を挙げて元の位置に戻します。
⑤③~④を繰り返します。
ディップスの注意点(上腕三頭筋)
①体を押し上げていく際は、脇をしめるようにしましょう。
②顔を下げないようにしましょう。
③筋肉のストレッチを意識し、しっかり可動域をとりましょう。
④動作中に肩がすくまないように気を付けましょう。
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ディップスは大胸筋・上腕三頭筋という上半身の中心的な部位を鍛える効果的なトレーニングです。自重で行うにも関わらず効果は絶大です。正しいフォームを抑えて、理想的な上半身を手に入れましょう。

上腕二頭筋の自重トレーニング

逆手懸垂(リバースチンニング)

 逆手懸垂は、逆手で鉄棒などのバーを持ち、「バーの高さまであご(チン)を持ち上げる(=Chin up)」トレーニングです。バーを逆手で持つことより、上腕二頭筋と僧帽筋をメインに鍛えられます。

リバースチンニングのやり方
①肩幅位の幅で逆手でバーをつかみます
②息を吐きながらゆっくり体を持ち上げます
③胸がバーにある程度近づいたらゆっくり下ろしていきます
④②~③を繰り返します。
リバースチンニングの注意点
①二頭筋に負荷が乗るように意識しましょう
②反動を使わないようにしましょう
③可動域をが狭くならないように気を付けましょう
自宅でもできる懸垂(チンニング)で逆三角形の身体を。方法や注意点を徹底解説。
チンニング(懸垂)は背中を鍛える自重トレーニングです。自分の全体重がかかるため慣れていない方には難易度の高く、できないなと思っている方も多いと思います。しかし、その分広背筋や大円筋に強力な刺激を与えることができます。適切な方法でたくましい後ろ姿を目指していきましょう。

パームカール

 パームカールは、手のひら(パーム=palm)を巻き上げて(カールアップ=curl up)して行うトレーニングです。思い立ったらいつでもどこでもできる、上腕二頭筋をメインに鍛え上げるトレーニングです。

右腕を鍛えたい場合パームカールのやり方
①左手の平で右手首を掴み下へ押してください。
②左手に逆らうよう肘から上を持ち上げましょう。
③持ち上げたら同じ軌道で下ろしていきましょう。
④②~③を繰り返します。

左手も同じように行ってください。

パームカールの注意点
①動作をゆっくり行いましょう
②肘をしっかり固定して行いましょう
③負荷のかけすぎに注意しましょう

※腕を太くしたい方はこちらも参考にしてみてください。

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腹筋群の自重トレーニング

クランチ

 クランチは、膝を立て、床に仰向けになり、息を吐きながらお腹を覗き込むようにして、肩甲骨が少し床から離れるところまでゆっくり起こす動作になります。腹直筋をメインに鍛え上げるトレーニングです。

クランチのやり方
①仰向けになり、両膝を90°程度に曲げ、頭の後ろで手を組み、首を曲げて頭部を床から浮かせましょう。
②みぞおちを中心に上体を丸めていき、床から肩甲骨が離れるまで上げていきます。
③息を吐きながらゆっくりと元の姿勢に戻していきましょう。
④②~③を繰り返します。
クランチの注意点
①へそを覗き込むように体を丸めましょう
②おなかをへこませるように意識しましょう
③息を吐きながら上げ、吸いながら戻していきましょう。
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シットアップ

 シットアップは、膝を立て、床に仰向けになるところまではクランチと同じですが、上体を起こしてくるときに腰が床から離れるところまで持ち上げてきます。この動作によって、クランチで鍛えられる腹直筋に加え、腸腰筋なども鍛えることができます。

シットアップの手順
①あおむけで膝は90°の状態にし、頭の後ろで両手を組みます。
②ゆっくりと床と垂直になる手前まで上げていきます。
③ゆっくりと元の姿勢に戻していきます。
④①〜③を繰り返します。
シットアップの注意点
①背中を丸める意識で行いましょう
②おなかをへこませておこないましょう
③反動を使わないようにしましょう
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レッグレイズ

 レッグレイズは、床に仰向けになり、床についた足を真っすぐにしたまま床と垂直になる高さまで持ち上げる動作になります。腹直筋の下部をメインに鍛えるトレーニングです。

レッグレイズのやり方
①あおむけになり足をまっすぐに伸ばします。
②腰を支点とし、足が床と垂直になる直前までゆっくりと上げていきます。
③ゆっくりと足を下げていき、元の位置に戻していきます。
④①〜③を繰り返します。
レッグレイズの注意点
①おなかをへこませて行いましょう
②腰をそらないようにしましょう
③反動を使わないようにし、ゆっくり丁寧に行いましょう
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バイシクルクランチ

 バイシクルクランチは、足を床から持ち上げ、反対のひじとひざを交互に合わせていくトレーニングです。腹斜筋をメインに鍛えるトレーニングとなります。

バイシクルクランチのやり方
①仰向けになり、膝を90度に曲げましょう。
②両手を耳の後ろにあて、頭部を浮かせましょう。
③自転車を漕ぐように右足を伸ばすと同時に左足を右胸に引きつけていきます。
④上半身と両足を元の位置に戻していきましょう。
⑤逆足で同じ動作を繰り返します。
バイシクルクランチのやり方
①ツイストをしっかりするように意識しましょう
②動作中に地面に足がつかないようにしましょう
③手は耳の後ろでコントロールしましょう
バイシクルクランチのやり方。腹直筋下部と腹斜筋を追い込む。
バイシクルクランチは自転車を漕ぐように身体を捻ることによって腹直筋と腹斜筋をメインで鍛えていく種目です。自重のトレーニングになりますが、正しいフォームで追い込むことでシックスパックに近づけるメニューです。是非日頃のメニューに取り入れてみましょう。

※腹筋トレーニングについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

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たぷたぷのお腹から、バキバキのお腹へ。皆が羨むシックスパックを最速で手に入れるための効率的なトレーニング方法を、基本的なメカニズムの部分からわかりやすく解説しています。

下半身の自重トレーニング

スクワット

 通常のスクワットは、足を肩幅程度に開いて真っすぐに立ち、両腕を肩の高さで真っすぐに前に伸ばしたまま、胸を正面に向けて膝が90°になるところまでしゃがむ動作になります。下半身全体を鍛えますが、特に大腿四頭筋に負荷を与えるトレーニングです。

スクワットのやり方
①足を肩幅程度に開き、手を頭の後ろで固定します
②前傾にならないように気を付けながらまっすぐ上体を下ろしていきます
③膝が曲がりきる直前で切り返し、体をあげていきます
④②~③をくりかえしていきます
スクワットの注意点
①背中が丸まらないように気を付けましょう
②膝から曲げていくのではなく、お尻を引いていく意識をしましょう
③膝が内股にならないように気を付けましょう
【スクワット攻略】スクワットの正しいフォーム・効果・メニューの組み方を徹底解説。
「筋トレの王様」と言われるスクワット、その効果や正しいフォーム、バリエーション、メニュー例を紹介します。スクワットは怪我を防ぐために特にフォームに注意を払う必要があるので、詳しくチェックしてください。男性も女性も、理想的な足を鍛え上げたい方、必見です。

ワイドスクワット

 ワイドスクワットは、足を肩幅の1.5~2倍程度に開いて立ち、両腕を肩の高さで真っすぐに前に伸ばしたまま、胸を正面に向けて膝とつま先を同じ向きに向けたまま、膝が90°になるところまで曲げる動作になります。内転筋をメインに鍛えるトレーニングです。

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①足を肩幅の1.5倍~2倍程度に開き、手を頭の後ろで固定します
①足を肩幅の1.5倍~2倍程度に開き、手を頭の後ろで固定します
②前傾にならないように気を付けながらまっすぐ上体を下ろしていきます
③膝が曲がりきる直前で切り返し、体をあげていきます
④②~③をくりかえしていきます
スクワットの注意点
①背中が丸まらないように気を付けましょう
②膝から曲げていくのではなく、お尻を引いていく意識をしましょう
③膝が内股にならないように気を付けましょう
ワイドスクワットで内転筋を鍛える。効果的なやり方と注意点。
ワイドスクワットは内ももを中心に下半身の筋肉を鍛えられるトレーニングです。内転筋を鍛えると太もも全体を引き締める美脚効果があるほか、特に女性の方に嬉しい効果がある種目です。日々の筋トレメニューに取り入れて、美しく引き締まった下半身を手に入れましょう。後半では、スクワットの足幅による効果の違いも説明しています。

ブルガリアンスクワット

 ブルガリアンスクワットは、つま先を揃えて立ち、片方の足を後ろに伸ばして椅子などの上に置き、両手を頭の後ろに添えながら両足の膝が90°になるところまでしゃがむ動作になります。お尻の大臀筋をはじめ、多くの下半身の筋肉を鍛えるトレーニングになります。

ブルガリアンスクワットのやり方
①片足をおくベンチや台を背に置き、片足をのせ前に立ちます。
②体のバランスをとりながら腰をゆっくりと下ろしていきます。
③元の位置にゆっくりと戻していきます。
④②~③を繰り返します。
ブルガリアンスクワットの注意点
①つま先より前に膝が出ないようにしましょう
②足がぐらつかないようにまっすぐ動作を行いましょう
③体が前傾しないように意識しましょう
ブルガリアンスクワットでヒップアップ。やり方とメニューを徹底解説。
逞しい下半身を手に入れたい方、ヒップアップしたお尻を手に入れたい方どちらにもおすすめなのがブルガリアンスクワットです。正しくお尻に効かせるやり方、ランジとの違い、目安の負荷や回数などを徹底的に解説します。

ヒップアダクション

 ヒップアダクションは、肘をついて横向きに寝そべった状態で、床に近い方の足を太腿の内側を意識しながら上げ下げする動作です。内転筋のトレーニングになります。

ヒップアダクションのやり方
①左が下になるように身体を横向きにして、右ひざを直角にし足裏を床に着きましょう
②身体を両手で支え、左脚を上げていきます。
③ゆっくりもとのいちに戻していきます。
④②~③を繰り返し、逆向きでも行います。
ヒップアダクションの注意点
①動作はゆっくり行うように意識しましょう
②反動を使わないように気を付けましょう
③動かす側の足は曲げないように意識しましょう
【太もも痩せ】ヒップアダクションで内ももを引き締める。方法から注意点まで。
ヒップアダクションは太ももの内側にある内転筋を効果的に鍛えるトレーニングです。内ももを引き締めて美脚を目指したい方にオススメの種目です。バリエーションの説明やヒップアブダクションとの違いについても解説しています。
ヒップアブダクションでヒップアップ!効果的なやり方から注意点まで。
ヒップアブダクションはお尻の筋肉(中臀筋・小臀筋)を効果的に鍛えるトレーニングです。自宅でも行えるので、ヒップアップやきれいなボディラインメイキングをしたい方にはオススメの種目です。本記事ではジムで行うバリエーションについても説明しています。

ランジ

 ランジは、片方の足を前に出し、両膝の角度が90°になるところまで下ろしていく動作です。
大腿四頭筋やハムストリングス、大臀筋をメインに鍛えます。ランジには、さまざまな種類があり、サイドランジやクロスランジの場合は、内転筋も鍛えられます。

ランジのやり方
①直立にたちます。
②片足を大股で前に出し、太ももが平行になるまで体を沈めます。
③足をもとの位置に戻していきます。
④逆足でも同じことを繰り返していきます。
ランジの注意点
①体がぶれないように体幹を意識しましょう
②背中が丸まらないようにしましょう
③まっすぐ動作を行いましょう
フロントランジで大臀筋や大腿四頭筋を効果的に鍛える方法を解説。
フロントランジは片足を前に踏み出して身体を沈ませることによってお尻や太ももの筋肉に刺激を与える種目です。下半身のシェイプアップや筋力増強、体幹の獲得に繋がるので、幅広い目的で活用できます。メニューの組み方によって効果も変わってくるので、自分に合ったやり方でトレーニングに取り入れてみてください。

体幹の自重トレーニング

プランク

 プランクは、床でうつ伏せになり、脇をしめて肘を曲げて床につき、両足を持ち上げて真っすぐ伸ばし、頭から踵まで一直線になるような姿勢をキープする動作になります。腹直筋、腹横筋、腹斜筋、脊柱起立筋、大臀筋と多くの筋肉を鍛え、体幹の安定性を高めます。

プランクのやり方
①うつぶせになり、脚は肩幅程度に開きます。
②肘、つま先で体を支えるように上体を上げます。
③体を一直線に保ちます。
プランクの注意点
①腰が曲がらないようにしましょう
②足を開きすぎないようにしましょう
③肩をすくめないように気を付けましょう
プランクで絶対にブレない体幹を鍛える!効果的な鍛え方を徹底解説。
ぽっこりお腹を引っ込めたいあなたから、サッカーやバスケットボールなどの競技に励むアスリートまで、体幹を鍛えたい全ての人におすすめなのが、プランクです。本記事では、シックスパックの腹筋を目指す方におすすめのメニューまでを解説しています。

自重トレーニングでオススメの負荷・回数・セット数

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基本的に自重トレーニングでは負荷を足すことができないので自重でのトレーニングに体が慣れてしまった方はジムへ行ってマシントレーニングを行うことをおすすめします!

自重トレーニングにおける適切な負荷・回数・セット数はこちらになります。

・負荷・・・自重
・回数・・・20回〜30回程度
・セット数・・・3~5セット

自重トレーニングは負荷が小さいので、セット数や回数を決めて行うよりも鍛えている部位が限界になるまでやることをおすすめします!次の項目では自重トレーニングで負荷をあげる方法を解説していきます!

自重トレーニングにプラスアルファで負荷を加える方法

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 マシンやフリーウエイトでは簡単に負荷重量を調整できますが、自重トレーニングでは自らの体重がそのまま負荷となるので、慣れてきたら強度に物足りなさを感じてしまうことがあると思います。そのようなとき一工夫を加えると一気に追い込みやすくなるので、参考にしてみてください。

①動作をゆっくりと行う

 自重トレーニングは動作が早いと反動を使ってしまうことにつながり、十分な負荷がかけられません。ゆっくりと行い、最大限の負荷をかけられるようにしましょう。

②重いリュックなどを担いで行う

 リュックなどにペットボトルなどの物をつめて負荷を高める工夫をしてみると負荷を加えることができます(厳密には自重トレーニングとは言えなくなってしまいますが)。

③傾斜をつけて行う

 自重トレーニングは傾斜をつけて行うことで負荷を高めることができます。わかりやすい例でいうと、椅子などの高さのあるものの上に足のつま先をのせて行うデクラインプッシュアップの方が、普通に床に足をついて行うノーマルプッシュアップよりも負荷が高くなります。

※デクラインプッシュアップについての記事はこちら。

デクラインプッシュアップのやり方と効果 | 腕立て伏せよりもよりハードに大胸筋上部を鍛える
最もメジャーな筋トレメニューともいえる腕立て伏せ。その進化系がデクラインプッシュアップです。短い時間で効率的に大胸筋を鍛えられる反面、正しいフォームを修得しないと効果が得られないことも。本記事では、方法や注意点について詳しく解説しています。

④可動域を最大限まで使う

 可動域が狭いと目一杯筋肉に刺激を与えることができません。例えばスクワットであれば、膝の角度が90°になるところまで降りるようにするといったように、可動域を最大限使うことを意識して行いましょう。

まとめ

 今回、自重トレーニングの効果や注意点、鍛えられる部位別の自重トレーニングの方法をわかりやすく解説いたしました。自重トレーニングなら、時間とお金をかけてジムに行かなくても、いつでもどこでも好きなだけ自分の体を鍛え抜くことができます。今日からさっそく自重トレーニングを取り入れて、全体的に引き締まったナイスボディを手に入れましょう。

参考:こちらの記事もおすすめです!!

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