『涼宮ハルヒの憂鬱』

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「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし…と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけど、ハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた…―
今回はこちらから。
説明不要なほどの超有名作品。
アニメは見た・詳しい内容は知らないけどキャラクターや曲は知っている…という方も多いのではないでしょうか。
有名らしいけど、アニメも原作も知らない…と言う方、
ぜひそのままの状態で原作小説を読んでください…!!アニメを知っている方も、あえてそのイメージや印象を頭の隅の方に移動して、なるべくまっさらな状態で読んでほしい。
(アニメを否定しているわけではありません、念のため)アニメは、キャラクター性をかなり強めに押し出している印象です。
ハルヒって、もちろんキャラクターも素晴らしく魅力的なんですが、その魅力以上に、原作1巻は「
1冊の小説としての完成度」がすごく高い作品だと思うんです…!
SF的な要素がライトノベルという形態にうまく落とし込まれている。
魅力的なキャラクターたちに加え青春小説的な側面もあって、読みやすい。
1番最初にハルヒを読んだとき、とにかく「この小説面白かったー!」という満足度が高くて、すぐに続きを買わなきゃ!と決意したことをよく覚えています。
続いてはこちら。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』

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孤独に負けず。友達もなく、彼女もなく。青春を謳歌するクラスメイトを見れば「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」とつぶやき、将来の夢はと聞かれれば「働かないこと」とのたまう…そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学校一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」。さえない俺がひょんなことから美少女と出会い…どう考えてもラブコメ展開!?と思いきや、雪乃と八幡の残念な性格がどうしてもそれを許さない!繰り返される間違いだらけの青春模様―俺の青春、どうしてこうなった!?―
巻数が進めば進むほどに面白くなっていきます。
学生時代、教室という密室空間を支配していた、目には見えない「空気」や「ノリ」や「教室内カースト」といったものたち。
誰しもが抱える、狭い範囲での人間関係の難しさ、窮屈さ。伝わらないもどかしさ。
その描写に、あるある、と頷いたり、胸が締め付けられたり。
特に6・7巻あたりからの展開なんて、もう毎巻読みながら胃が痛くなるレベルでしたからね!
あああ胃がキリキリする…(褒めてます)
非常にひねくれたぼっち高校生・八幡の一人称で物語は語られています。
巻数が進むほどに段々と面白さが増していく作品だと思うので、気になる…という方は、まずはアニメから入るのもいいかもしれません。
1期も2期もOP/EDがすごく良い。やなぎなぎさん好きです!
『人類は衰退しました』

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わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は「妖精さん」のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。私は、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の「調停官」となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが…―
アニメを見て、
妖精さんと
わたしちゃんのとりこになりました。そして原作へ。
・一風変わったものが読みたい・普通という概念に捉われた脳みそをリフレッシュしたい・訳が分からないよ!考えるな感じろ!ってこと…?でもこれ、よくよく考えたらかなりブラックなのでは…というものが好き・一見すると可愛いキャラと穏やかな世界観の中、そこに描かれている何ともシニカルな内容にゾッとしたりクスっとしたい…という方はぜひ。 妖精さん可愛いです。
アニメは時系列がバラバラなので、何かとりあえず試しに分かりやすいのから見たい!という方は、アニメ第10話の「
ようせいさんたちの、ちきゅう」などお試しください。
(インパクト重視ならアニメ1・2話「妖精さんの、ひみつのこうじょう」をどうぞ)


それぞれにタイプの違う作品ですが、どれも好きです!
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