胸郭を広げて胸囲をアップしろ!ダンベルプルオーバーについて解説。

更新日 : 2019.04.10
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ダンベルプルオーバーの効果についてします。プルオーバーを筋トレ・トレーニングに加える胸囲のアップや広背筋の成長をもたらすことができます。筋肉の成長に伸び悩んでいる方やこの種目を知らない方におすすめです。
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 ダンベル・プルオーバーは大胸筋を中心に鍛えることができるトレーニング方法です。この筋肉は男女ともに鍛えることによるメリットがありますのでしっかり鍛えてたくましい身体を手に入れていきましょう。

ダンベルプルオーバーで鍛えられる部位

 

大胸筋

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 非常に大きな筋肉である大胸筋は分厚い胸板をつくり上げるためにまず鍛えるべき部位です。上部・中部・下部に分けて鍛えるということを常に意識しましょう。今回のプルオーバーではこの大胸筋をメインに鍛えることができます。

 プルオーバーには「筋繊維を縦方向に引き延ばす」という効果があります。

 普段の大胸筋のトレーニングでは得ることのできない刺激なので、筋肉の成長に伸び悩んでいる人には特に効果的です。

※大胸筋トレーニングについてまとめた記事はこちら。

大胸筋の鍛え方大全。分厚い胸板が手に入る筋トレメニュー・トレーニング方法まとめ!
鍛えられた大胸筋からなる分厚い胸板は男らしさの象徴。そんな大胸筋の筋トレメニューや初心者が陥りがちな注意点をまとめています。

広背筋

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 筋肉の中で最大の面積を持つ広背筋は、腰の上から脇まで背中を覆うように広がっています。また、広背筋は手で引っ張る動作や物を引く動作に使われます。大円筋や三角筋などと並んで、広背筋は逆三角形の形成に大きく関わる筋肉です。

 今回の解説では広背筋をメインにしていないですが、広背筋への利かせ方を知りたい人は最後の「大胸筋と広背筋を鍛える方法の違いについて」をご覧ください!

※こちらの記事を参考にしてみてください。

【広背筋の筋トレ】男らしい逆三角形の身体を作る背中の鍛え方6選!
たくましい逆三角形のシルエットを作るのは最大の筋肉である広背筋。その広背筋を効果的に鍛える方法や正しいフォームを紹介していきます。

ダンベルプルオーバーの正しいやり方

 

ダンベルプルオーバーの正しいやり方
①ベンチに仰向けになって寝ます。
②膝関節を約90度に曲げて、床に足をしっかり着け、身体を真っすぐにします。
③ダンベルを両手で持ち、胸の前まで腕を伸ばして持ち上げます。
④腕を伸ばした状態を保ちながら、頭の後ろにゆっくりとダンベルを下ろしていきます。
⑤ダンベルを下げきったら、ダンベルを上げて元の位置まで戻していきます。

ダンベルプルオーバーの注意点

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脇の位置で鍛える部位が変わる

 ダンベルプルオーバーを行う際に、大胸筋を鍛えたいなら少し脇を開き、肩甲骨を外側にやって腕を動かし、広背筋を鍛えたいなら少し脇を閉めて、肩甲骨を動かすイメージで行います。

 

肘を曲げて、ダンベルを上下しないようする

 肘だけを曲げて重りを頭の位置から胸の位置まで移動させてしまうと、フレンチプレスのような動きになり上腕三頭筋に負荷がかかってしまいます。

 

腕の力でダンベルを動かす

 ダンベルプルオーバーは胸または背中の筋肉を中心に鍛えることができますが、その際はしっかり腕の力でダンベルを動かすようにします。重りが重い時や疲れが出てきた際は腰を反ったりしてトレーニングを行ってしまう時がありますが、そのような動きをすると腰を痛めてしまうため、重りの重さを軽くするなどの工夫を行います。

 

狙った筋肉を常に意識しながらトレーニングを行う

 ダンベルプルオーバーを行う際は、少しのやり方の違いで大胸筋を中心にトレーニングするか、広背筋を中心にトレーニングするかが分かれてきます。そのため、自分自身がトレーニングによってどちらの筋肉を中心に鍛えたいのかを考えて、その筋肉を意識し、しっかり使われているのか確認しながらトレーニングを行います。

高重量を扱う際は肘を少し曲げて行う

 肘を完全に伸ばしてトレーニングを行うと肘関節に強い負荷がかかってしまい怪我の原因となります。特に高重量にてトレーニングを行う際は肘関節にかかる負担がより強くなるため注意が必要です。

胸郭を広げて胸囲10cmアップ?

 

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 胸郭トレーニングは、胸式呼吸の胸部拡張作用を利用して胸郭を広げていくトレーニングです。
このトレーニングは、ボディービル世界チャンピオンとしても有名なアーノルドシュワルツネガー氏が提唱したとされる理論となっています。

 胸郭というところは肋骨と胸骨を繋げている部分に軟骨部分があります。
胸郭を広げるためには、この部分に持続的なストレッチをかけていくことが重要であるといわれています。

 その持続的なストレッチをかけるための最適な伸展方向がちょうどプルオーバーで上腕を動かす方向と一致するのです。
そのため、プルオーバーには胸郭を広げる作用があると言われています。

プルオーバーの適切な負荷・回数・セット数

 

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プルオーバーを行う際はダンベルプルオーバーを中心に行っていきます。

 負荷量に関しましてはしっかりとしたフォームで行える負荷で行います。決して重りの重さが重要ではなく、しっかりしたフォームで行えることが重要です。

回数・セット数に関しては初心者と中級者で大きく分けます。

初心者向け

 初心者は反復して10回程度できる負荷量で3セット実施します。反復して10回程度できる負荷の強度は70%程度といわれています。

中級者向け

 中級者は8~10回を3セット実施するようにします。反復して8~10回程度できる負荷の強度は80%程度といわれています。

 このように、正しいフォームで行えるを条件に負荷量を大きくし筋肉にかかる負荷の強度を高くするとより効率的に筋肉を鍛えることができます。

大胸筋と広背筋を鍛える方法の違いについて

 今回は「大胸筋」を鍛えることを前提にダンベルプルオーバーについて解説してきましたので「広背筋」を鍛えるやり方などについては触れませんでした。

 そこで、広背筋に刺激を入れる方法を知りたい方はこちらの大胸筋と広背筋を鍛える方法の違いについて詳しく解説してあるこちらの動画を参考にしてください。

まとめ

 プルオーバーは大胸筋を中心に鍛えることができます。これらの筋肉は男性ではたくましい胸板、女性であればバストアップと男女ともに重要な筋肉となっています。これから夏に向けて大胸筋をしっかり鍛えて薄着になっても大丈夫な身体作りを行うようにしましょう。

参考:こちらの記事もおすすめです。

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