◆ウエスタン・リーグ 阪神3―4広島(18日・鳴尾浜)
阪神のドラフト4位右腕・斎藤友貴哉投手(24)が8回、広島・中村奨の頭部に死球を当て、危険球退場となった。試合後、報道陣を通じて中村奨に謝罪した。
「中村くんにすごい申し訳ない気持ちでいっぱいです。内角高めを狙ったのが抜けてしまいました」
3点ビハインドの8回から登板。2死一、二塁の場面で1ストライクからの2球目、145キロ直球が頭部に当たってしまった。中村奨は試合中に救急車で病院に運ばれたため、この日直接謝ることはできなかったが、誠実な人柄の斎藤は申し訳なさそうに謝罪の言葉を絞り出した。決して故意ではないが、責任を感じ、何度も頭を下げた。
広島・水本2軍監督は「残念ですね。でも、試合でこういうことは起こり得ること。向こうもわざとじゃないことは分かっている。軽症だと祈るしかない」と心配そうだった。