子供の頃から「オリンピック2連覇」に自信がありましたか?
5、6歳くらいの頃からかな?「オリンピック2連覇をできる」と思っていました。自信か確信かと言われれば、「確信」という感覚に近いです。…って、すごく大きなことを言ってしまっていますね、僕(笑)。でも根拠はないし、そのときの自分が特別なものを持っていたわけじゃないんですよ。でも、子供ながらに根拠のない「使命感」のようなものに燃えていました。
もし、連覇を達成した今の自分が、少年時代の自分に一言かけるなら、、、「ここから先、辛いよ。大変だよ。。」と、声をかけると思います(笑)。
インタビューなどで見せる「ボキャブラリーの豊富さ」は、
どのようにして培われたものなのでしょうか?
そんなに自分ではボキャブラリーが豊富だとは思っていなくて、もっと芸術や本などを見たり読んだりして知見を広げたいと思っています。言語能力ということについてあえてあげるなら、毎日その日あったことや考えたことをノートに書いているので、自分が考えたことを言葉にするという習慣は昔からあるかもしれません。
あ、あと、今思ったのですが、自分が姉と二人兄弟の末っ子のせいか、「伝えたい」という気持ちが大きいんですよね。感じたことを伝えたいという子供の頃の欲求がもしかして言語能力のようなものに結びついているのかも・・・というのは少し思いますね。二番目がお喋りという定説です(笑)。
スケートでジャンプしているときの時間の感覚って
どのような感じなんでしょうか?
ジャンプしている時間の感覚は、うーん、少し長く感じるかもしれませんね。でも、いつもではなく、集中しきれてないときは、あっさりと一瞬で降りているときもあります。
スローモーションのように感じるときもありますね。ちなみに、平昌2018冬季オリンピックのフリーの演技の最後の「ルッツ」は、スローモーションでした。「あ、これ転ぶ。どうしよう。どうしよう。どうしよう。あ、立った!」くらいの感覚です。すごく長く感じました(笑)。
羽生選手にとって、「幸せ」とはどういうものでしょうか?
幸せな瞬間は、家族団らんしているときです。こういう立場になってすごく思うのは、家族との時間がとても大切です。その時間が、どれだけ自分の心を豊かにしていて、スケートや普段の生活の中で活力になっているのをすごく感じています。
オリンピック後は、祝勝会や旅行など特別なことは何もしていなくて、日本にいて、家族でご飯食べるくらいだったのですが、本当に幸せな時間でした。家族で、一緒に食卓を囲んで、一緒にご飯食べて同じテレビ見ながら笑ったり泣いたり、そういう「団らん」の瞬間が幸せなんです。自分が素に戻れるっていうか、自分が帰るべき場所があるのは、すごいありがたいなって思います。
ママの公式スポンサー P&Gの想い
P&Gは「ママの公式スポンサー」(海外では「Thank you, Mom」)というテーマで、オリンピックを応援し続けています。ロンドン2012オリンピックから、ソチ2014冬季オリンピック、リオ2016オリンピック、平昌2018冬季オリンピック、そして2020年の東京オリンピックまで、P&Gはこのテーマを世界中で伝え続けていきます。
オリンピックは、選手の活躍によって生まれる感動だけでなく、選手とその選手を子どものころからずっと支え続けてきた家族とのつながりを強く感じられる機会でもあります。そんな彼らの絆に触れることで、世界中の人々にも自分のママや家族の大切さ、感謝の気持ちに改めて気づいてほしい。このテーマには、P&Gのそんな願いが込められています。
コメントを削除しようとしています。