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夏羽のライチョウ 見て いしかわ動物園 展示時間を延長

夏羽に生え替わったニホンライチョウ=能美市のいしかわ動物園で

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 国特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウを展示するいしかわ動物園は十五日から、園内でふ化した雄三羽(いずれも一歳)の公開時間を午前十時~午後四時とし一時間延長した。環境に慣れたため。三月の公開開始時の純白の冬羽はすっかり生え替わり、黒い夏羽姿を観賞できる。

 三月十五日に公開し始めて以来、延長は二度目。当初、公開時間は午前十一時~午後三時だったが、五月十五日に公開終了時間を午後四時に遅らせている。

 園は三羽を二つの展示室で一羽ずつ交代で公開している。五月には夏羽に生え替わったという。野生下ではこの後、茶色の秋羽に生え替わるが、飼育下では照明の影響で秋羽を飛ばして冬羽になる可能性がある。

 園によると、三羽は現在、繁殖期。隣の展示室の雄に向かって、窓ガラスをつついて威嚇したり、体を膨らませて大きく見せたりする姿がみられる。ただくりっとした目は愛らしく、来園者が訪れると近づいてくれるのもあり、すっかり人気者として定着した。

 飼育担当の野田英樹さん(40)は「既に冬羽に生え替わり始めている。今後、もこもこの冬羽と夏羽との違いを探すのも楽しい」と話している。 (吉野淳一)

 

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