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2019-06-17

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・ぼく自身は、あんまりオタク化しないのだけれど、
 なにかを専門的に追求している人に、
 そのたのしみについて教えてもらうことは好きだ。

 いまは、今年のワールドカップを前にして、
 ラグビーの好きな人たちが盛りあがっているが、
 ラグビーというのは、脳も神経ももちろん含めての、
 まさしく全身をフルに使っての競技なので
 (おっと、他のスポーツもそうなんだけどね)、
 いろんな話を聞かせてもらうだけでも、
 かなりおもしろいし、新しい興味にわくわくできる。
 一生に一度の日本開催のワールドカップを、
 そのまま見逃すのはもったいな過ぎる。
 というわけで「NIWAKAラグビーファン」という立場で、
 秋をたのしみにしている。

 昨日は、サウナ好きのお伴として、
 「サウナラボ」という、まるで研究所みたいなところに、
 ただただ「へーえ」というためだけに行ってきた。
 ほんとうは、レディファーストということで、
 ほぼ女性しか利用できない施設らしいのだけれどね。
 何種類ものウッディなサウナや、語りあう部屋、
 零下20度のミストルーム、キッズの遊び場などなど、
 じぶんもおやじのくせに「おやじっぽくなくていい!」
 なんて言いながら堪能してきた。
 こんな施設が会社にあったら、たまんないね〜〜。

 思えば、図書館の本をぜんぶ読んだところで、
 それぞれの専門分野の人たちからしたら、なにかについて
 「ちょっと本を読んだ人」程度のものである。
 オタクになる勇気というものがあって、
 「たとえどこかに欠けが出ようと、ここを掘る」
 という心境になれなくては突き進めないのだろう。
 だけどねー、そっちに進むのも勇気だけど、
 「嗜む程度に酒をのむ」みたいなバランスの上で、
 たのしいなぁという時間を重ねていくのも、
 勇気…じゃなくて、んーと…素直な態度だとは思うのだ。

 「ほぼ日」って、「オタク歓迎の素直な凡人」
 というようなところで、遊ぶ人たちなのかもしれない。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「熱」もいいけれど、「温」にかかわるものが好きだなー。


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