トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

ダルビッシュ、古巣相手に7イニング1失点も9試合連続勝ち負けつかず

2019年6月17日 紙面から

7回、最後の打者を三振に打ち取り、雄たけびを上げるダルビッシュ=ロサンゼルスで(社英夫撮影)

写真

◇カブス2-1ドジャース

 米大リーグは15日、各地で行われ、カブスのダルビッシュ有投手(32)は敵地ロサンゼルスでドジャース戦に先発。2017年に在籍した古巣相手に、初顔合わせで7イニング2安打1失点、10奪三振と快投したが、9試合連続で勝敗がつかなかった。エンゼルスの大谷翔平選手(24)はレイズ戦に「3番・指名打者」で先発し、4打数無安打。ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(35)はナショナルズ戦に6-3の6回から3番手で登板。1イニング2/3を2安打無失点で、今季3勝目(3敗1セーブ)を挙げた。

 雑音も苦い思い出にも、力でふたをした。ダルビッシュは2017年後半に在籍したドジャースと初対戦。同年のワールドシリーズ(WS)第3、7戦でKOされた右腕が3回の打席に入ると、敵地ドジャースタジアムに詰めかけた5万1596人の観衆は容赦ない大ブーイングを浴びせた。

 「ドジャースファンも僕が打たれることを望んでいただろうし、僕も嫌なイメージが残っている所。そういうのを乗り越えて、ちゃんと投げられたことがよかった」

 今季少しずつ改善されている制球が安定し、10奪三振。うち7三振を見逃しで奪ったのは、中継局ABC7によればメジャー自己最多。「9試合連続で勝ち負けつかず」で球団記録を更新したが、7回に最後の打者ビーティを96マイル(約154キロ)直球で見逃し三振に仕留めた際は、マウンドでの雄たけびが静まり返った球場に響いた。

 9回に逆転2ランを放ったリゾは「古巣相手で感情は高ぶっただろうが、いい投球をしてくれた」。主砲から賛美された背番号11は「WSに行くにはドジャースに勝たないといけない」と、再びの“恩返し”へと腕を鳴らした。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ