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ウがアユひとのみ 歓声 中能登で触れ合いイベント

アユをのみ込むウを見て喜ぶ子どもら=中能登町良川で

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「鵜宿」保存会が初の企画

 ウと触れ合うイベントが十六日、中能登町良川のラポールよしかわであった。毎年十二月に羽咋市の気多大社で開かれる「鵜(う)祭り」で、同所も道中になっており、神の化身とされるウに住民約百人が親しんだ。(松村真一郎)

 木曽川うかい(愛知県犬山市)の観光大使で、放ち鵜飼尺八鵜匠の中根理記(まさのり)さん(71)が講演した。中能登町良川には、鵜祭りでウミウを七尾市から気多大社まで運ぶ道中で宿泊所となる「鵜宿」があることから、「祭りの大事な一部であり、祭りの精神を世界に発信できる拠点になる。これからも伝統文化を絶やさないようにしてほしい」と述べた。

 その上で、「地域の人々が祭りを誇りに思い、将来の観光の宝に磨き上げてほしい」と強調した。

 講演の後、中根さんが飼っているカワウとウミウがアユをのみ込む実演を披露。子どもらは興味深げに眺め、ウがアユをのみ込むと、歓声を上げていた。同所の上見奈愛(なな)ちゃん(5つ)は「ウが食べているところを初めて見て面白かった」と笑顔だった。イベントは、鵜宿を「鵜様道中ミュージアム」として今月十一日から公開している鵜様道中の宿保存会が初めて企画した。

 

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