人気ブログランキング応援クリックは
←こちらから。いつもありがとうございます。
謙虚に自分の人生を見つめ、すこしでも向上し、すこしでもより良く残された人生を過ごしていく。 そのことが、我が身の後世へのとても大切な責任となるということに、あらためて気付かされるように思います。 |
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)よく言われることですし、講演などでもよくお話することですが、
自分がこの世に生まれてくるためには、父と母、二人の存在がなければなりません。
その父母が生まれてくるためには、父の父母である祖父母、母の父母である祖父母の四人がいなければりません。
その祖父母が生まれてくるためには8人の曾祖父母、
曾祖父母が生まれてくためには16人の高祖父母がいなければなりません。
以下、下の表のようになります。
御覧頂いてわかりますように、27代さかのぼると、ご先祖の数は1億3千万人を越えます。
いま、自分が生まれてくるために、なんとそれだけの数のご先祖が必要になるわけです。
もっとも、実際に27代というとだいたい一世代が25年ですので、およそ700年前になり、その700年前といえば鎌倉時代頃になりますが、鎌倉時代の日本の人口はおよそ700万人です。
実際には700万人しかいなかったのに、理論上は1億人以上いるのはなぜかと言えば、ご先祖がどこかで「かぶっている」からです。
『ねずさんのひとりごとメールマガジン』 登録会員募集中 ¥864(税込)/月 初月無料! |
そして日本は、鎌倉時代に始まった国ではなく、もっとずっと以前から存在します。
考古学上も12万年前には、すでに日本列島に人が住んでいました。
ということは、私達日本人は、誰もが過去の何処かで、何度も繰り返し共通のご祖先を持っているということになります。
つまり、日本人は、誰もが親戚なのです。
実際に子を持つ親となり、その子が結婚して孫が生まれますと、じいちゃん、ばあちゃんの願いは、これは本当に誰もが、孫が可愛くてしかたがない。
孫には絶対に、なにがなんでも幸せになってもらいたい。
それがさらに、孫の子、つまり曾孫の顔でも見ようものなら、もうかわいくてかわいくて・・・。
そういう想いの連鎖の中に、私達のいまの命があります。
上に、27代さかのぼると、ご先祖の数は1億人を超えると書きましたが、そのご先祖中の誰かひとりでもいなければ、いまの私達の命はありません。
どれだけ貴重な命かということです。
しかも、そのご先祖たちの全員が、子や孫や曾孫や玄孫たちの幸せを願って生きてこられた。
つまり私達ひとりひとりの命は、そんな何億人ものご先祖たちの、幸せに生きてもらいたいという強い想いの果にある、ということです。
でも、それだけではないのです。
上に述べた27代さかのぼるとご祖先の数が1億人を超えるということは、今度は逆に、自分ひとりのDNAが、27代先には1億人を超える子孫に影響を与えるということでもあるのです。
つまり、自分の生きざまは、子に影響を与えますが、その生命の連鎖は、その後もずっと続いて、これから先の未来に生まれてくる何千万、何億の子孫に影響を与え続けていくわけです。
そう考えると、すくなくとも残された自分の人生を、ただ他人の悪口を云うだけに使ったり、恨みや嫉妬に使ったりすることが、いかに愚かしいことなのか。
謙虚に自分の人生を見つめ、すこしでも向上し、すこしでもより良く残された人生を過ごしていく。
そのことが、我が身の後世へのとても大切な責任となるということに、あらためて気付かされるように思います。
トップに張った画像は、伊勢修養団で教えていただいた草場 一寿 (著), 平安座 資尚 (イラスト)の絵本
『いのちのまつり』です。
この絵本には続編があって、それが
『いのちのまつり みらいへ』です。
どちらもオススメです。 お読みいただき、ありがとうございました。
人気ブログランキング↑ ↑
応援クリックありがとうございます。
講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、
メールでお申し出ください。nezu3344@gmail.com
- 関連記事
-
l ホーム l 昭和12年の動きのまとめ(読了注意:一部残酷な記述あり) »