御代替わりに向けての期間、多忙と緊張感を極めた宮内庁にあって、宮廷音楽「雅楽」の演奏集団の最高峰、式部職楽部のナンバー2、多忠輝(おおのただあき・59)氏が、自分の教え子で、雅楽演奏者である人妻のA子さん(30代)と不倫関係にあり、宮内庁内で問題視されていることが「週刊文春デジタル」の取材でわかった。
多氏は楽部の「楽長」。A子さんは、多氏が代表を務める民間の雅楽演奏団体のメンバーで、芸大出身。多氏から笙を習っていた生徒だ。主婦になってから子育てが忙しく、楽器を長い期間休んでいたが、知人の結婚式で多氏と再会したのがきっかけだったという。
■宮内庁楽部では楽師Bに続き“不倫事件”が続発
「楽長とA子さんの男女関係については、昨年から地方公演の折などで多くの団員が目にしていて知っていました。翌年は御代替わりの大事な時期なのに、楽長は何をしているのか、という声もありました。
2018年春、宮内庁楽部では別の楽師Bが壮絶な不倫騒動の末に“謹慎状態”になったことも重なりました。Bは演奏会などにも出てこなくなり、おかげで楽部の皆が迷惑をしたのです。楽部全体が“自粛ムード”に包まれ、楽長もそれを感じ取り、A子さんに対して、『いまは会うのを控えた方がいい』と伝えていたそうなんです」(楽部関係者)
雅楽は平安中期に完成し、宮中で長きにわたり演奏されてきた。千数百年の伝統から「世界最古のオーケストラ」とも言われ、現在では宮内庁の楽部がその正統を継承している。楽部が演奏する雅楽は国の重要無形文化財に指定され、楽師の全員が重要無形文化財保持者に認定されている。さらにユネスコ無形文化遺産保護条約の一覧表にも掲載されるほど、歴史的価値を持つ。