【プロ野球】ソフトバンク・高橋礼に最敬礼! 故障者続出の中 快投7勝目2019年6月16日 紙面から
◇ソフトバンク4-3DeNAソフトバンクは同点の3回に内川、4回はグラシアルがソロ。6回に松田宣の適時打で突き放した。高橋礼は7イニングを投げ、失策の1失点のみで7勝目を挙げた。DeNAは抑えの森を攻め、9回に4安打で2点を返したが、一歩及ばず。 ◇ 頼れる勝ち頭だ。ソフトバンクの2年目サブマリン、高橋礼が7イニング1失点(自責点0)でチーム単独トップの7勝目を引き寄せた。前日14日にエースの千賀で敗れた嫌な流れを払拭(ふっしょく)。「勝てる試合を落とさずに投げられて良かった」とはにかんだ。 初回、先頭神里に左前打を許し、2死三塁となると筒香、ロペスには慎重になりすぎ連続四球を与え、味方の失策も重なり先制を許した。2回からは「勢いが必要」と右足の蹴りを強め、推進力を高めた。「自分の強みは浮き上がる真っすぐ。(ストライクゾーンの)中で勝負する」と強気に攻めることを意識。以降は本来の投球が戻り、二塁すら踏ませなかった。筒香には3、6回の対戦で、ともに高めの直球を振らせて三振。「(どちらも)自分の投球に自信を持てる一球になった」と力強かった。 「僕の時は援護も多くて、投げやすい環境をつくってくれる。野手に感謝したい」。そう殊勝に話す23歳は登板10試合で6つの貯金をつくり、東浜、バンデンハークら故障者が出て苦しい先発陣を支えている。となれば、見えてくるのがオールスターの舞台。パ・リーグの指揮を執る西武の辻監督からも「やっぱり彼。素晴らしい球を投げる」と熱視線を浴びている中、16日がファン投票の締め切り日。中間投票で7位につけているサブマリンは「投票お願いします」と、しっかりアピールしていた。
|