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鶏50羽が被害、クマ襲撃か 山ノ内、注意呼び掛け

 県警は十四日、山ノ内町夜間瀬にある民家の鶏小屋で飼育される観賞用鶏五十羽がいなくなったと発表した。現場には腹を食いちぎられた鶏や、その脚が残っており、県警はクマが小屋を襲い、鶏が食べられたり逃げたりしたとみて注意を呼び掛けている。

 県警や町によると、十三日午後七時ごろ~十四日午前六時ごろに襲われたとみられる。小屋はコンクリート製で、窓枠の金網六枚のうち五枚が落下していた。周囲のベニヤ板にクマの足跡があった。

 小屋では六十代の農家男性がチャボや薩摩鶏などの成鶏三十五羽とひな十五羽を飼育していたが、小屋に生きて残っていたのはひな一羽だけだった。

 日本熊森協会(兵庫県西宮市)の水見竜哉研究員は「空腹状態で飼料のにおいにつられ、人里に来たのではないか。目当ては鶏でなく飼料だっただろう」とみる。「一、二羽は食べたかもしれないが、体格的に五十羽食べたとは思えない」と慎重な調査を求めた。

 猟友会が近くにクマ捕獲用のおりやわなを設置。署も周囲を巡回するなど、警戒を強めている。

 

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