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2019年6月16日 紙面から
ブルペンで投げ込む松坂=中日ドラゴンズ屋内練習場で(高岡辰伍撮影)
中日・松坂大輔投手(38)の1軍昇格は、もう少し段階を踏んでからの見通しとなった。ウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)での登板から一夜明けた15日、与田剛監督(53)ら1軍首脳陣が今後について言及。指揮官は2軍の推薦があってから検討するというスタンスを示し、阿波野秀幸投手コーチ(54)は「一般論」とした上で、先発は7イニングか80~90球を投げられるようになってスタンバイOKとなる見解を示した。なお、この日の日本生命セ・パ交流戦のロッテ戦(ZOZOマリン)は雨天中止となり、17日(18時15分試合開始)に組み込まれ、中日は8連戦となった。
競争に勝ち抜き、ローテ投手としての役割をしっかり果たせるようになって1軍に上がってこいというメッセージなのだろう。14日のウエスタン・リーグ阪神戦を4イニング1失点に抑え、1軍へのスタンバイOKの姿勢を示した松坂について、首脳陣が1軍昇格はもうしばらく段階を踏んでからという見通しを示唆した。
投手陣の練習に姿を見せた与田監督は、松坂の今後について聞かれるとこう語った。「吉見にしてもそうだが、今2軍で投げている選手と同じようにということ。2軍から推薦が来て、1、2軍で協議して決めている。松坂も同じようにするだけ」。
その2軍では、門倉投手コーチが「1軍に上がったとしても、週一回のローテを守っていかないといけないと思う」と話していた。与田監督も中6日で登板できるようになることは頭にあるようで、「(監督に就任した)去年の秋に大輔、吉見、山井のベテラン3人に、他の選手との兼ね合いもあるし、できれば中6日で回ってくれる準備をしてほしいと話をした。みんな中6日で行きますと言っていたが、その意気込みを持ってやってもらいたいのは今も変わらない」と話した。
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