最近ますます利用頻度が高まっている記録媒体がフラッシュメモリー。データの受け渡しに便利なUSBメモリー、デジタルカメラで使うSDメモリーカードのほか、パソコンでもハードディスクの代わりにSSDを搭載するものが増えている(図1)。
特徴は、データの読み書きが十分に高速で、小型ながら大容量であること。データを記録するチップと、その他の基板や端子の組み合わせでできており、ハードディスクのように機械的な駆動部品がないので、落下などによる衝撃にも強い。
そんな利便性の高さが評価されて急速に普及しているフラッシュメモリーだが、使う上で必ず知っておくべきことがある。「フラッシュメモリーを長期間放置すると、データが消えてしまう」ということだ。
なぜ記録したはずのデータが消えてしまうという怖い現象が起きるのか。その謎を解明するために、その動作原理を見ていこう。
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