その3異次元?その5そのまま友達でいてくれたら……

2019年03月17日

その4精霊の数?

哲学青年とは時々カフェで会って快く討論した。哲学青年と私には約束があった。シュタイナー思想に基づいて心の世界を大事にしよう。互いに心の世界を語る友であろう。


 今思えば完全に恋人同士の絆ですね……。私は友達であることに徹していたけど……。


 ある日哲学青年が私にこういった。


 「僕にはたくさんの精霊を持っている。しかし君は幾つ精霊を所有しているのだ?」


 私はこの言葉に驚いた。しかし人にはそれぞれ心の世界があって、その心の世界では帝王かもしれないし、絶世の美女の姫君かもしれない。これはミヒャエル・エンデのシュタイナー哲学に基づく。この言葉は彼の心の世界、だから変でもない。私はこう返答した。


 「私には13の精霊がおります。13は多すぎます。少し2,3精霊をお貸ししましょうか?」


 哲学青年は眼を輝かせた。


 「君には僕の言葉の意味がわかるのだね!嬉しいよ!」


 この少し前にカフェのマスターは私にこう言っていた。哲学青年はスピリチュアルにはまりすぎているから気を付けたほうがいいよ、と。だけど精霊が幾つと言われたくらいで何ともないではないか?哲学青年は私に心の世界を正直に語っただけだ。だから私はおかしいとは思わない。そういう差別は私は嫌いだった。夢に罪は無いと信じていた。


 



gomafujin at 12:11│Comments(0)有る事件の告白 

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