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ツバメ優しく見守るよ 小松・中海こども園に巣

 小松市軽海町の中海こども園の二階バルコニーで、ツバメが巣を作って暮らしている。園児たちは「ツバメさんをびっくりさせないようにしよう」と、興味津々ながら静かに見守っている。(竹内なぎ)

(上)雨水管の先端に作られたツバメの巣。(下)園児らは巣立ちまで優しく見守っている=いずれも小松市軽海町で

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 巣は園舎の壁を伝う雨水管の先端で、高さ約二・五メートルの場所にある。わらや木の枝などで、雨水管に合わせてきれいな円形に作られており、大きさは直径約十二センチ、高さ約六センチと小ぶりだ。園は三月下旬に新築移転したばかりで、荒井早苗園長は「ツバメの飛来は縁起がいいと聞くのでうれしい」と話す。

 五月末から園児らが、バルコニーや一階の玄関で、つがいとみられる二羽のツバメが飛び交うのを見つけていた。今月十三日、五歳児や保育士が巣を発見した。永川幹大ちゃん(5つ)は「ツバメがかわいくて何だかうれしくなった。そっとしておきたい」とほほ笑んだ。

 まだひなの姿は確認できていないが、園では巣立ちまで見守りたいとしている。荒井園長は「子どもたちには、命を大切にする優しい気持ちを育ててほしい」と目を細めた。

 

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