登録日:2012/05/08(火) 02:47:57
更新日:2019/04/29 Mon 00:00:55
所要時間:約 5 分で読めます
【概要】
祟殺し編は07th Expansionによる同人ゲーム、
ひぐらしのなく頃にの第三話(第三章)のタイトル。サブタイトルは「~最短のシナリオ~」。
2003年8月17日のコミックマーケット64にて100円で販売された。
現在は他の出題編と同様に
暇潰し編に収録されている。
本編は異色の暇潰し編を除けば出題編としては最後のシナリオである。
初めて黒幕の暗躍による雛見沢の終焉が描かれる重要なシナリオでもある。
前2作と比べると、序盤からクライマックスと言えるほどの惨劇なので、陰鬱な気分になりたくない人は注意。
【あらすじ】
前原圭一は都会から寒村、雛見沢村に引っ越してきた少年。
雛見沢で仲良くなった仲間たちと賑やかに日々を過ごしていた。
ある日圭一は部活メンバーで下級生の北条沙都子の境遇を知ることになる。
哀れに思った圭一は失踪して行方不明になっている沙都子の兄、悟史の代わりに自分が沙都子のにーにーとして振る舞うことを決意するのだった。
しかしある日沙都子の叔父である北条鉄平が雛見沢へ帰って来てしまう。
鉄平は酷いゴロツキで自分の身の回りの世話をさせるためだけに沙都子を学校にも通わせず虐待同然の行為を繰り返した。
仲間と相談した結果、もうどうしようもないと悟った圭一は鉄平の殺害を企てる。凄惨な終焉への階段を登り始めていることにも気づかずに…
【主な登場人物】
またもや主人公。
彼の行動力が完全に悪い方向に作動してしまう。ウッディ!
トラップマスターな今回のヒロイン。
にーにーみたいに優しい圭一と仲を深めていくが…。
沙都子を救うための話し合いで、圭一の物言いにブチギレる。そしてその後はあまり出番に恵まれずに…
話し合いで消極的な発言ばかりをし、圭一にキレられた。その後はあまり出番に恵まれずに…
実は物語の裏で圭一と沙都子を当面の不安事項から救っている。
あまり目立たず。
だが終盤で一足先に凄惨な最後を迎え、それを圭一と沙都子が目撃し…。
いつの間にか死んでいた。時報。
鉄平を殺害した後の圭一と道で偶然出会い、圭一を家まで送ることになる。不穏な発言をし、圭一をビビらせる。
勘で警戒心を抱いた圭一が不躾な態度をとったため、今回は圭一に対して辛辣な態度をとる悪者っぽいベテラン刑事。
殺人を犯した圭一に立ちはだかるも、その後日…………。
今回から出番の我らが監督。
雛見沢で入江診療所の所長を勤めており、雛見沢ファイターズという少年野球チームの監督でもある。
圭一たちが通う雛見沢分校の教師で、どっかで見たことある容姿をしている。
学校に来ない沙都子を心配し家庭訪問に行くが…
酷いゴロツキで人間のクズ。理不尽な暴力を振り撒く。
そんな彼も後のお疲れ様会では普通のいい人である。
【CS版】
祭では第肆章、絆でも第一巻に収録されている。
【漫画版】
月刊Gファンタジーで連載されていた。全2巻で作画は鈴木次郎。
【アニメ版】
第1期の9~13話で描かれている。
やはり原作ファンからの評価は(ry
特にエピローグを完全にカットしている(圭一が搬送されるところで終了)のでアニメを見るだけではわけがわからないよ。
表題の「祟殺し」は「圭一による祟りによって次々と殺されていく」という意味なのに…。
ちなみにこの通称「ラーメン屋エンド」(ラーメン屋のテレビで雛見沢大災害が報道されるラストから)を書いた脚本家はひぐらしファンを自称してるとか…。
あまりにカットが多すぎた影響か、第2期である『解』のオリジナルエピソード「厄醒し編」にて補完も含めてか本作由来の描写が大幅に取り入れられている。
また、圭一が北条家で暴れ狂う際に「ウッディ!」という掛け声が生まれた。
【ドラマCD】
前作と同じく4枚組。アニメやゲームでは聴けない声優陣の鬼気迫る演技は必聴。
ただし鬱になること必至。
【小説版】
やはり講談社BOX、星海社文庫から上下巻で発売中。
【余談】
- 終盤で沙都子が全裸になるシーンがあるのだが、キャラはデフォルメなのに局部のすじがしっかり描かれている(さすがに漫画やCS移植版ではバスタオルを羽織っている)。
はっきり言って鬱と絶望全開なシーンだし絵が絵だけに変な気持ちは微塵も興らないが(ウソじゃないですョ
- 今回も本編をクリアするとお疲れ様会、スタッフルーム、ミニゲーム「DDD」がプレイ可能になる。
DDDはエンジェルモートに侵略するデビロット一味率いるジャックフロストをブロック崩しぽいゲームで撃退するゲーム。例によって版権上の問題以下略。キャラ差し替えで移植する訳にはいかないのか…
- 消えた鉄平の死体の行方等一部の真相は皆殺し編より先に暇潰し編、目明し編、罪滅し編で明かされているが他の出題編と違い事件の中で何が起こったかという真実は解答の対象では無い。重要なのは「どうすれば沙都子を救えたか?」。ネット・リアル関係無く問題人物に悩まされている人は必見。
- 最初、ひぐらしはこの三話目で終わるはずだった。うみねこのなく頃にも当初のひぐらしの興行計画通り直接真相が明かされる事無く本編が終わったが漫画版で…。
あんたも気を付けろよ。
俺如キニ、追記修正サレルナ?
- これでひぐらしの主要な謎は一通り出揃う事になる -- 名無しさん (2013-10-09 04:31:30)
- 漫画版見返したら原作プレイ当時の気持ちが蘇ってきた。雰囲気とか感情描写うめえなあ… -- 名無しさん (2014-06-24 23:51:45)
- 沙都子の頭なでた瞬間のシーンは今でも思い出すたびつらくなる -- 名無しさん (2014-06-25 08:51:30)
- 大石さんが怖かったなぁ。そんでもって殆どの人が死亡or行方不明の雛見沢大災害は初見ではトラウマだった -- 名無しさん (2014-06-25 11:55:24)
- この話で沙都子好きになったのに出番の少なさと扱いの惨さに泣いたのは俺だけじゃない筈… -- 名無しさん (2014-07-04 19:16:23)
- ↑1&3本当にな。 -- 卯波 (2015-03-19 21:22:13)
- アニメでまさかの楽しみにしてたエピローグがなくて「ええっ!?」って変な声出たわ -- 名無しさん (2015-06-10 20:56:37)
- ウッディ☆ -- 名無しさん (2015-09-26 19:07:58)
- 圭一の狂言が悉く実現化してんのは肝が冷えたな。実際は陰謀による必然と全くの偶然の産物だったわけだけど -- 名無しさん (2015-09-26 19:46:06)
- 原作を予備知識なしでプレイした人はラストで相当混乱しただろうなぁ。実際「何これ?」って思って完全に思考停止してしまったし。 -- 名無しさん (2018-07-06 19:17:04)
- 記者の水死は偶然? -- 名無しさん (2018-09-21 04:37:44)
- 他の編じゃ見られない大石に対する異常な嫌悪感とかその他にも -- 名無しさん (2019-04-28 23:56:23)
- ↑途中で送ってしまったその他にも他の世界の事を断片的に覚えてるっぽいから記者の死因当てたのもそのおかげかも -- 名無しさん (2019-04-29 00:00:55)