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【芸能・社会】

栗田貫一「先生の初恋の女性がモデル」 モンキー・パンチさんしのぶ会で不二子誕生の秘話

2019年6月15日 紙面から

ルパン三世のイメージカラーの「赤」を表現した赤いバラとルパン三世のキャラクターに囲まれたモンキー・パンチさんの祭壇

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 4月11日に肺炎のため81歳で亡くなった人気アニメ「ルパン三世」の原作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名・加藤一彦=かとう・かずひこ)さんをしのぶ会が14日、東京・青山葬儀場で営まれ、タレントの栗田貫一(61)ら約300人が参列した。

 祭壇はルパン三世のイメージカラーとなる赤いバラ約3000本で彩られた。銭形警部、次元大介、石川五ェ門、峰不二子のパネルも飾られ、ルパン三世の追想劇を表現。5~6年前に撮影した遺影が楽しそうに見つめていた。

 ルパンの声を担当していた山田康雄さんから1995年にバトンを受け継いだ栗田が弔辞を読み、不二子誕生の秘話を明かした。

 「先生の初恋の女性が峰不二子のモデル。おっぱいが大きくてきれいな人だと、おさななじみの方から聞きました。僕が『会いたい』と言ったら『会わないほうがいいよ』とおっしゃっていましたね」

 グラマーな美女は、中学生の同級生を思い描いたという。また、ルパンの声を打診された時に一度断ったことも告白。「先生は『そのままで』とおっしゃってくださった。先生に守られてきたから、今日まで続けてこられた。先生の全てを受け入れる器の大きさは、ルパン三世そのものではないかと思います」。

 実写映画「ルパン三世」で主役を演じた小栗は「チャーミングな方で、撮影現場で『ルパンがいるじゃないか』と言って入ってきてくれて。先生の言葉のおかげで乗り切れました」と話した。また、浅野忠信(45)は映画で演じた銭形警部を意識した服装で別れを告げた。

取材に応じる栗田貫一=東京都港区の青山葬儀所で(いずれも五十嵐文人撮影)

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