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【ドラニュース】

(ファーム情報)松坂4イニング1失点

2019年6月14日 22時55分

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右肩痛からの復帰を目指す中日の松坂大輔投手(38)が14日、ウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)に先発し、4イニングを4安打1失点に抑えた。最速は143キロで4奪三振。「いつでも行ける気持ち」と1軍昇格に意欲を示した。試合は、9回表コールドで中日が10―6で勝った。ドラフト1位ルーキー、根尾昂内野手(19)は4打数1安打だった。

 2イニングを完璧に抑えた5月28日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)から中16日。横浜高時代に輝いた聖地で今季2度目の実戦を終えた松坂の顔は自信に満ちあふれていた。「ほどよくピンチもあって、メリハリをつけながら投げられた。ゴロを打たせたいところは打たせられたし良かった。課題は特にないです」

 1回は三者凡退に仕留め、2回2死二塁はナバーロを見逃し三振。3回に岡崎に左越えソロを浴びても引きずらない。なおも無死一塁で江越を思い描いた通りの遊ゴロ併殺打。4回無死一、二塁も無失点で切り抜けた。

 「今の真っすぐをどうよく見せるかを考えながら変化球を使っている。それが一番のテーマ」。100キロ台のカーブを効果的に使い、140キロ前後の直球を速く見せる頭脳的な62球。前回つった右脚も「大丈夫」と不安を打ち消した。

 気になるのは今後。松坂は「制限をかけて投げる必要はない。気持ち的にはいつでも1軍に行ける」と強調。門倉2軍投手コーチは「スタンバイはOK」とした上で、「最低でも5イニングは一度投げてから送り出すのがベスト」と付け加えた。

 体への反動がなければ、次回は21日からのウエスタン・リーグ広島3連戦(ナゴヤ)が有力。松坂は「ここ2試合は順調に状態が上がっている。与えられた試合の中で少しでも上げていけたら」と意気込む。

 2軍では吉見や佐藤も好投を続ける中、1軍昇格レースに名乗りを上げた「平成の怪物」。令和での初登板はいつか。首脳陣の判断が注目される。(高橋雅人)

 

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