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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]ユニコーンS 息の入りバッチリ、プロセス快走12秒0

2019年6月13日 紙面から

 東京競馬の「第24回ユニコーンS」(GIII・16日・ダート1600メートル)の追い切りが12日、東西のトレセンで行われ、栗東坂路でデュープロセスが上がり重点にラスト1F12秒0。好調キープを強調し、5連勝で父ダイワメジャーに初のダートタイトルをもたらすか。美浦Wでは青竜S2着のリベンジに燃えるデアフルーグが楽々と2馬身先着。函館競馬の「第26回函館スプリントS」(GIII・16日・芝1200メートル)では、函館芝でタワーオブロンドンが力強いアクションを見せつけ、現地まで駆けつけた藤沢和師を喜ばせた。

 息を整えた程度。先週の段階でしっかりと態勢は整えてある。5連勝で重賞初制覇を狙うデュープロセスの最終デモは、栗東坂路を単走でゆったりと進め、馬なりで4F58秒6。ラスト1Fを12秒0と軽快に締めくくった。

 「先週、CWを併せ馬でびっしりと追ってありますので、セーブしての追い切り。全体の時計は遅いですが、しまいの動きはしっかりとしていましたし、息の入りもいい。ええ、状態はいいです」と安田隆師は納得の表情を見せた。

 ここまで5戦4勝、2着1回。新馬戦でケイアイターコイズに首差で屈したものの、その後は4連勝。2走前の昇竜S(中京)は、これまでになかった後方からの競馬で差し切ると、前走の青竜S(東京)は外枠から果敢に先行するレースで押し切った。

 「中京では置かれ気味になりながらも、あの脚で差し切ってくれたし、前走は1頭になってフワつきましたが、デアフルーグが迫ったら前進気勢を見せて踏ん張ってくれた。自在性のあるところがセールスポイント。東京も3走目ですし、条件的な不安はありませんから」と意気込む。

 父は、ダイワメジャー。産駒は芝のJRA重賞で34勝を挙げているが、ダートでは意外にも未勝利。新たな一歩へ英国産のダイワメジャー産駒が昨年、同レースをルヴァンスレーヴで勝ったM・デムーロとのコンビで父へ初の砂の勲章をもたらす。 (大野英樹)

 

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