日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)が12日の広島戦(札幌ドーム)で、プロ初登板初先発。セ・リーグ3連覇中の赤ヘル打線を相手に5回を84球、4安打4三振2四球1失点で初勝利を挙げた。試合は日本ハムが2―1で逃げ切った。
初回は先頭・長野に右前打、続く菊池涼に四球、一死後に鈴木にも四球を与えて一死満塁のピンチを招いたが、西川を三振、磯村を三ゴロに仕留めてピンチを脱出した。
大田のソロ本塁打で1点を先制してもらった直後の2回は、二死後に田中広に右前打、長野に左中間へ適時二塁打を浴びて1点を失った。
直後に西川の適時内野安打で2―1と再びリードすると、3回は三者凡退、4回は二死後に会沢に右中間二塁打されるも後続を断ち、5回は再び三者凡退。カーブ、スライダー、フォークも投げたが、直球中心の組み立てで、MAXは147キロをマーク。140キロ台前半にもかかわらず、広島の打者が捉えきれず、ファウルにする場面が目立つなど、自慢の直球がプロでも十分通用することを示した。
吉田輝は降板後「初めての一軍マウンドで試合開始から雰囲気は違うなと思いました。それでも緊張はあまりせずに初回から投げられました」と話した。