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原因はストレス!? ハイヒール・モモコを襲った「メニエール病」と「帯状疱疹」

  • めまいと耳鳴りが繰り返し起きる「メニエール病」に30年以上悩まされている
  • 発症の原因の一つにストレス。メニエール病の火種はどこにでも
  • さらに「帯状疱疹」も発症。ヒリヒリした痛みから気絶するほどの激痛に

指が変形し激痛が襲う、突然のめまいに襲われる…。

6月13日放送の「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)では、突然の病に襲われたキャシー中島さんとハイヒール・モモコさんを取り上げた。

めまいと耳鳴りに襲われ…

厚生労働省の統計によると、特に40代以上の女性に多く見られる病、メニエール病。

そんなメニエール病に30年以上悩まされ続けたのが、上方の女流漫才師のレジェンド的存在で、お笑いコンビ「ハイヒール」のモモコさん、55歳。

初めて症状が現れたのが、モモコさんが「ハイヒール」を結成して2年目、20歳の時。収録本番前に地震で揺れているようなめまいに襲われ、帰宅後に症状は悪化し、耳鳴りが起きた。このめまいと耳鳴りが繰り返し起きるのもメニエール病の特徴だという。さらに、気分が悪くなりおう吐もした。

めまい、耳鳴り、おう吐の他にもメニエール病の初期症状として、耳がつまったような閉塞感や男性の低い声が聞き取りにくくなることもあるという。

病院へ駆け込んだモモコさんは、そこで医師からメニエール病だと告げられた。

鼓膜の奥、内耳という部分にある音を感じたり、体の平衡感覚を保つのに重要な器官が異常を起こしていることで引き起こされているメニエール病。これらの器官でリンパ液が過剰に増えてしまうと、耳鳴りやめまいなどの症状が表れるという。

モモコさんがメニエール病を発症したのは今から35年前で、当時は詳しい治療法がまだ分かっていなかった。

モモコさんは「(当時は)自分も若いし、めまいが起きたら病院に行って点滴を打ったり、薬を飲んだりしながらすぐに治る感じで、何回か通ってだいぶおさまったんです」と振り返る。

だが、しばらくするとまた発症し、また点滴…とそれを7年ほど繰り返しながら病を乗り越えてきた。

発症の原因はストレスか?

そうして一度はおさまったかに見えたメニエール病だが、あることをきっかけに悪化してしまう。

それは38歳の時、「子どもにミルクをあげようかなと思ったときにグランとめまいが起きたんです。『メニエールや』って思ったんです」と話すモモコさん。子どもを寝かしつけ、やっと寝られると思ったら、止まらない耳鳴りに襲われてしまう。

さらに、子どもと塾から帰る時、モモコさんは運転中にめまいが起き、急ブレーキを踏んでしまう。それによって、子どもが頭を縫うケガをしてしまった。これを機にモモコさんは、免許は返納しないまでも、車やバイクの運転は止めたという。

また、モモコさんが一番大切にしている漫才の舞台でもめまいが起き、引退を考えるほど追い詰められてしまったという。そのため、当時、受けていた仕事のほとんどは座ってできるコメンテーター。いつ襲ってくるか分からないメニエール病に備えてのことだった。

激しいめまいや耳鳴り、おう吐に苦しめられるメニエール病はなぜ起こるのか。赤坂山王クリニックの梅田悦生院長は「ストレスが大きな原因の一つ」だと言う。

「家を建てて借金があって、3番目の子どもも産まれて、相方が『不妊治療で休む』と言ってきた。その間に仕事は全部私がやってて、それが重圧だったのかもしれない」とモモコさんは振り返った。

職場の対人関係や夫婦関係、老後の不安など、感じるストレスはそれぞれで、メニエール病の火種はどこにでもあるという。

完治しないと言われているメニエール病だが、最近では、適度な有酸素運動が症状を軽くする効果があるという研究も。また、水分を適度に取ることで、内耳の器官のリンパ液が過剰に増えるのを防ぐと言われている。あまりにひどい場合は、手術という選択肢もある。

今はメニエール病が治まっているというモモコさんは、「治まってきたので漫才も復活して、今も舞台に月10回は出るようにしています」と話すが、今も薬をお守り代わりに持ち歩き、病と向き合っている。

「帯状疱疹」で気絶するほどの激痛に…

しかし、モモコさんを襲った病はメニエール病だけではなかった。

それは50歳を境に発症率が急増し、80歳までに3人に1人が経験すると推定される「帯状疱疹」。大人の水疱瘡(みずぼうそう)と呼ばれる皮膚の病気で、最大の特徴は激しい痛みだ。

モモコさんは「痛さで気絶すると思いました。私は『死にたい』と思わなかったけど、『死にたい』とか『刺してくれ』と言う人もいるみたいです」と明かした。

始まりは2018年10月。顔の辺りにヒリヒリとした痛みを感じたモモコさんは不安に思い、翌日病院へ。そこではただの風邪と診断されたが、ヒリヒリとした違和感はおさまらなかった。

次の日に原因は歯ではないかと歯科医に行ったものの、やはり原因は分からず。しかしその夜に、モモコさんが懇意にするベビーシッターがモモコさんの耳元にできた発疹を見て、帯状疱疹ではないかと指摘する。

この耳元にできた発疹は3日後に、耳以外に頬や口など顔の半分を覆うほどに広がってしまい、モモコさんは「痛さで気絶するかと思った」と振り返った。

あまりの激痛で仕事にも支障が及び、顔をさわれられるだけで激痛が走り、髪の毛が触れるのも耐えられない状態。さらに、口を開けることもままならない痛みに襲われ、夜も枕が顔に当たって眠れないほどだった。

あまりの痛みで食事や睡眠をろくに取ることができず、体重が10キロも落ちてしまったという。

帯状疱疹の原因は子ども時代?

ヒリヒリする肌の違和感という初期症状からあっという間に激烈な痛みに発展する帯状疱疹。その原因は意外にも子ども時代にあるという。

医療法人 外山皮膚科の外山望院長によると、子どもの頃にかかった水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスは、治った後も体内に潜伏し、それがある日突然、帯状疱疹となって表れる。このウイルスは神経に沿って動くため、激しい痛みを伴うという。悪化すると失明や顔面まひに至るケースもあるという危険な病なのだ。

子どもの頃に水疱瘡になっていないからといって安心はできない。水疱瘡の症状は人それぞれのため、子どもの頃に発疹が出ずに自覚症状がなかったとしても、成人の約9割がウイルスを持っているという研究もあるのだ。

このウイルスが動き出す原因の一つがストレスだといい、外山医師は「ストレスによって免疫力が低下すると水疱瘡のウイルスが暴れ出し、抑えきれなくなって帯状疱疹が発症します。他には加齢や疲労なども影響すると言われています」と話す。

そのため2016年から50歳以上を対象として予防接種が始まった。最近ではウイルスの活動を抑える薬もある。この薬は早めに投与することが効果的なため、わずかな兆候も見逃さないことが重要だという。

モモコさんは見た目こそ治ったが、「帯状疱疹後神経痛」という後遺症が残り、現在も痛みと戦い続けながら仕事を続けている。

スタジオではモモコさんやキャシーさんの告白に驚きを隠せないでいる番組MCの坂上忍。

また、ゲストの高木美保さんは自立神経失調症を患った経験を明かし、「女優の仕事は不規則で、1日3時間睡眠が何ヵ月も続いて自律神経失調症に。結局、克服できずに悪化して、最後はパニック障害になりました。すごい動悸がしたり、(めまいで)グラグラ回ってしまったり、エレベーターにも乗れなくて、ドアが閉まると『出してくれ!』って閉所恐怖症みたいになるんです」と告白。

坂上が「どう克服したのか」と問うと、「一番効いたのは、田舎に引っ越して仕事を休むことでした。休むのが不安でしたけど、それ以上に病気の方の不安が強くて、休んだら思った以上に良かったです。日に日に治っていくのが分かりましたから」と明かした。

それを聞いた坂上は「僕も今、千葉で暮らしているんですけど、引っ越してよかった。田んぼを見ているだけで違うんです。頑張って仕事して終わって田んぼに戻ると本当に楽なんです」と共感した。


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(「直撃!シンソウ坂上」毎週木曜 夜9:00~9:54)

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