偏差値40の下位女子高の高校2年選抜クラスの担任の「クラス便り」に記された文章がなかなか素晴らしかったのでご紹介。正直、耳が痛い内容だった。

定期試験が終わり答案が返ってきた。一部の生徒を除き、不甲斐ない結果だったと思う。その原因を分析し、次の定期試験で改善できるだろうか。残念ながら、これまでの皆さんを見てきて、それは無理だろうと感じている。

毎週学習記録ノートを回収し、勉強時間・学習科目をチェックしているが、高校2年生の標準学習時間は1日2時間・週14時間だと考えている。もちろん部活などで忙しい曜日があるだろうから、その場合他の曜日で補わなければならない。

残念ながら、この標準学習時間を確保できているのはクラスの2〜3割しかいない。まずは勉強時間を確保すること。もちろんダラダラ勉強していても学力は1ミリも伸びない。学習時間そして集中して勉強できているか見直してもらいたい。

選抜クラスにいるというだけで「自分は成績が悪くない」と勘違いしている生徒および保護者がいるかもしれないので、ここで忠告しておく。

①1日1時間、週7時間の学習時間を確保できない生徒は、行く大学がないことを覚悟しておくように。新テスト導入元年に受験を迎える皆さんが置かれている状況は非常に厳しいものだ。今の学力で、小学生でもできるくらいの最低レベルの勉強時間を確保できない生徒は、私の手に負えない。大学受験は諦め別の道に進むことを強く勧める。

②教科書レベルの基本がわかっていないのに週に2〜3回も予備校に通うのは時間とお金の無駄以外の何者でもない。今の自分の学力に沿った勉強をしっかりやろうとすると、本来予備校に通う余裕などないはず。学校の授業を完璧にこなせるような実力者だけが予備校に行くべきだ。

耳が痛いですな。
高校2年生向けの内容なのに。

東大理Ⅲを目指しているクセに先週の学習時間はたったの9時間…。下位の女子高の高校2年生の標準学習時間より5時間も少ない。

反省しよ!!