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キーボード・マウス レビュー

ロジクール MX Ergo ワイヤレス トラックボール【MXTB1s】を買って、使ってみて、レビュー 2019年6月

投稿日:2018年5月12日 更新日:

Logicool から、2台のパソコンを自由に行き来できるMXシリーズに、親指で操作するトラックボール MX Ergo Wireless Trackball が出たので買って長期レポート

をしています。

しかし、親指で小さなボールを操作するというのは理にかなっていません

S爺
どうして、親指で玉を回すトラックボールが人気なのか理解に苦しんでいます。

レビュー記事をおこしつつ、その原因について考えます。

トラックボールのウンチクについては、こちらにまとめました。

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MX Ergo Wireless Trackball って何が違うの?

ざっくりと箇条書きで

  • マウスの親指のところに、小型のボールを付けたトラックボール
  • 「Bluetooth」と「Logicoolの独自無線規格のUnifying」の2種類の方法でパソコンと無線で接続
  • 2台のパソコンとペアリングして、スイッチで切り替えて使える
  • 充電式バッテリー内蔵
  • Logicool Flowというソフトで二つのパソコンをポインターが行き来できる

という特長があります。

MX Ergo ワイヤレス トラックボール の フォトレビュー

電動歯ブラシなど最近増えた

化粧箱は豪華です。電動歯ブラシやガジェットの高級モデルのパッケージによく見られる、扉部分が磁石でくっつくという凝った箱です。

取扱説明書はダウンロードで

同梱物は、

  • MX Ergo 本体
  • Unifying USBドングル
  • microBーUSBケーブル 1.2m ベルクロ付き
  • 保証書、バッテリーの破棄の仕方

が入っていました。取扱説明書は、Logicoolのサポートページにあります。

http://support.logicool.co.jp/ja_jp/product/mx-Ergo-wireless-trackball-mouse/getting-started

MX Ergo の主なスペック

  • 形式:マウス(親指 トラックボール)
  • 型番:M-R0065
  • サイズ:約 51 × 100 × 133 mm
  • 重さ:260g(下敷きの鉄板だけで 94g)
  • ボールサイズ:径 34mm
  • 無線形式:Unifying、Bluetooth
  • バッテリー内蔵、240mAh(0.7Wh?)

鉄板の下敷き部分が重いので、持ち歩きには向いていません。大きさも、男性大人の手の平くらいはあるので、そこそこ机の上を占有します。

電池は使わず、バッテリーにmicroBーUSBケーブルでパソコンやスマホ充電器から充電をします。

S爺
バッテリーは、朝と夜で4時間、PCとの距離が1mで、3ヶ月持ちます。バッテリーが少なくなると緑のLEDが点滅してわかります。

MX Ergo ワイヤレス トラックボールの左側面

右手専用のトラックボールなので、機能は上から左側面に集中しています。

マウスと同じキー配列のよう

  • 右ボタン
  • チルトスクロールホイール
  • 左ボタン
  • 接続先切り替え、ペアリングボタン
  • 進む/戻るボタン
  • プレシジョンモードボタン
  • ボール
右ボタン、左ボタン

フルサイズのマウスと同じボタン配置です。クリック感もよいです。さすが1万円前後の価格帯になると、マイクロスイッチの質も良いようです。

チルト スクロール ホイール

通常のマウスと同じように、左右のボタンの間にスクロール ホイールがあります。

  • コロコロと転がす上下のスクロール → スクロールホイール
  • スティックのように左右に倒すと左右のスクロール → チルト

になります。

接続先切り替えボタン

MX Ergoは、接続できるパソコンは2つです。1と2で切り替えて使うためのボタンになります。

LEDランプで、1と2の表示があるので、登録したい番号の方で、ボタンを3秒以上長押しで、ペアリング開始で点滅します。

接続先は、UnifyingのUSBレシーバーとBluetoothのどちらでも同じです。

注意ポイント

もし、二つともUnifyingのUSBレシーバーを使う場合は、付属するUnifyingレシーバーがひとつしかないので、別売のUnifying USBレシーバーを買い足して、パソコンにさします。
進む / 戻る ボタン

パソコンに、Logicool Optionsというドライバーソフトをインストールすることで使えるようになります。

MX Ergoは、パソコンにドライバーソフトをインストールしなくても使えます。その場合は、このボタンは、進む / 戻るボタンとして機能しません。

プレシジョンモードボタン

その名も通り、正確に動かすためのボタンです。ボールを動かしても、画面のマウスポインターは大きく動きません。精密に動かす時に押します。プレシジョンモードの時は、LEDのランプが点灯します。

MX Ergo ワイヤレストラックボールの上面観

マウスと変わらないデザイン

上からみると、マウスの左側面にボールがくっついています。親指でボールを操作しようというLogicoolのM570のカタチを周到しています。

右側側面には、ボタンがありません。

右手小指が遊ぶカタチになります。

S爺
私は、KensingtonのExpert Mouse を愛用しているので、右ボタンは、薬指か小指で押すので、物足りませんね。

MX Ergo ワイヤレストラックボールの前面観

充電用のmicroBのポートがある

前面には、充電用のmicroBのポートがあります。

パソコンと、microBケーブルでつないでも、MX Ergoは有線のトラックボールとして使えません。このmicroBポートは、充電するためだけのものです。

底板は、鉄板でできていて磁石でくっついてるだけです。

MX Ergo ワイヤレストラックボールの底面観

MX Ergoの裏面は、鉄板が張り付いています。簡単にはずせます。

鉄板を磁石で固定するというギミック

MX Ergoの裏面に、水平と20度に傾けた位置と二面に、それぞれ磁石が内蔵されていて、そこに鉄の底板がくっつくことで、MX Ergoの角度が付けられるようになっています。

Logicoolの製品でUnifying USBレシーバーを使うキーボードやマウスには、USBレシーバーを収納する場所があるのですが、このMX Ergoにはありません

電源スイッチは、Logicoolらしくなっていて、オンで緑、オフが赤のスライドスイッチです。

電源スイッチをオン(緑)にすると、上部に付いている電源LEDランプが黄緑色に5秒点灯してから消灯します。

MX Ergo ワイヤレストラックボールのボール

ボールは外して掃除できる

底板を外すと、ボールを押し出すための穴が開いています。ここに、ボールを傷つけない樹脂か割り箸のような物をつっこんでボールを押し出します。

ボールをいれるカップ、凹部は、3つの白いセラミックの支持部が見えます。酸化アルミニウムを焼成して作った安価なビーズでしょう。純度を上げて結晶化させると、ルビーやサファイアになります。

光学式センサーが一個ついています。目に見えない光でボールの動きをみています。

MX Ergoのボールは34mm径です。このボールは小さいので、親指で制御するのが難しいです

角度の調整は二段階

二段階しか角度が付けられないが、無いよりマシ

MX Ergoのギミックです。角度は二段階で付けられるということです。

ギミック:からくりのこと

水平にしてマウスのような持ち方もできるし、傾斜をつけて親指の方を高くして使うこともできます。

MX Ergoは、左手で使うこともできる

右手専用ですが、左手で使う場合は、ボール側を立てることで、中指と薬指でボールを回せるので、案外使えるんですよ。

左手でも使える

MX Ergoの底板で20度の傾き(チルト)にすることで、左手でトラックボールが使えるようになります。悪しき親指で小玉を転がすのではなく、

  • 中指薬指で小玉特有のふらつきを我慢しつつ転がし
  • 人差し指で左ボタンを押せるし、チルトホイールも転がせる
  • 親指は、左ボタンを押す

という使い方ができます。日頃から、左右にKensingtonのトラックボールを置いて使っていれば、左でトラックボールを操作することも難なくできます。

Unifying USBレシーバー(USB ドングル)

Logicoolの共通のUnifying USBレシーバ

Logicoolは、独自の無線LAN規格であるUnifying(ユニファイング)を使っています。パソコン側に、Unifying USBレシーバー(USBドングル)を差し込むことで、ワイヤレス(無線)でつながります。

ドングル:小さな装置のこと

MX Ergoは、二つのパソコンで切り替えて使うことができますので、2つのパソコンのBluetoothを使わないで、どちらにもUnifying USBレシーバーをさして使う場合は、もう一つ買ってつけます。

Unifying やBluetooth の無線は 2.4GHz帯の周波数を使って混雑しています。

ポインターやスクロールが飛び飛びになって滑らかに動かない原因は、電波の混信による通信障害です。

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パソコンにMX Ergo をつないで使う

Windows 10

自動認識する

Logicool Optionsをサポートのページからダウンロードして使います。インストールして、すでにLogicoolのマウスなどの製品をつないでれば、設定画面にいけるようになります。

ボタンの箇所をクリックして選ぶ

それぞれのボタンをクリックして、プルダウンメニューから、割り当てる機能を選びます。

Unifying

でっぱりも小さい

パソコンのUSBに挿すだけです。

あらかじめ、LogicoolOptionsでペアリング登録してあるものは、すぐにつながるので使えるようになります。

MX Ergoの接続先切り替えボタンで、割り当てたい方の数字が点灯する方を選んで3秒以上長押しでペアリングします。

Bluetooth

Bluetoothのないパソコンは、BluetoothのUSBレシーバーをつけます。

無線のため電波障害で、ポインター(矢印)が滑らかに動かなかったり、スリープの解除後、認識しなかったりする現象を確認しました。

千円ほどで売っている

設定 / デバイス / Bluetoothまたはその他のデバイスを選択する

追加を選んで選択するだけ

追加を選択して選びつつ、MX Ergoの接続先ボタンの接続したい番号側で長押ししてペアリングします。すぐに認識してつながります。

自動的にインストールするか聞いてくる

ドライバーソフトのLogicool Optionsをインストールしないで、MX Ergoを認識した場合、インストールするか?とWindows 10が聞いてくるので、インストールします。

使い方は、ヘルプを参照のこと。

macOS

Logicool Optionsは、pkgファイルでダウンロードして、インストールします。

Unifying

Bluetooth

共に、Windows 10とさほど変わらないので、省略します。

Logicool FLOW™テクノロジー

macOS、Windows 10のパソコンのディスプレイを並べて、指定した端にマウスポインターがくると、自動で、隣のパソコンへマウスポインターが移動するという機能です。

2台でマウスポインタが行き来できる

二つのパソコンを切り替えの1と2ボタンで切り替えることなく、2台のパソコンを行き来できる機能です。

クリップボードに保存した内容は、移動した方のパソコンのクリップボードにも保存されているので、そのままペーストして作業が続けられます。

他の手段がない人にとっては便利な機能

2台のパソコンを並べて作業する人にとっては、便利な機能です。

macOS同士、Windows 10同士、macOS とWindows 10とでも行き来できるという、画期的なものです。

Logicool Flow自体は、最大で3台のパソコンのディスプレイを行き来できます。つまり、「真中のディスプレイから、左右のパソコン ディスプレイにマウスポインタを移動できる」ってことです。しかし、MX ERGOは、二台のパソコンを切り替えて使うので、二台のパソコン間での行き来ができます。

S爺
ブログのネタ的には面白いギミックなんですが、一通り遊んで、ブログネタにしてしたら使わない機能になってしまいました。

macOS、Windows 10のパソコンは、お互いにフォルダを共有して作業しているし、キーボードは切り替えて使っているので、このLogicool FLOWは要りません。

超便利!!
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専用ケース

ロジクール(Logitech)の製品は世界中で販売されているので、中華のパチモンメーカから、それぞれのキャリングケースが販売されています。

ピッタリ!

MX Ergoにも、専用ケースがでています。1600円ほどでAmazonで買えます。MX Ergoには、Unifying USBレシーバ(ドングル)を収納するところがないので、ケースのスキマにいれて無くさないようにするしかないです。

ストラップ付き

ストラップが付いていて、可搬性は良いですが、かさばります。MX Ergo、USBレシーバとケースで357gです。

親指で小さいボールを回すトラックボールがなぜダメなのか?

MX Ergoは、親指で小さいボールを回すというM570シリーズの後継で高級モデルです。

大玉50mm径を人差し指や中指で回す従来のトラックボールと比べて

  • 広いデスクトップの端々まで、マウスポインターを移動させるのに不便
  • 親指で操作する小さいボールは、操作性が悪い

のという欠点があります。

Windows 10 の たった二枚でも、横幅が半端ない

今は、UHD(4K)のディスプレイを2〜3枚、あるいは、5Kディスプレイ(iMac 5K)にUHD(4K)をつないで使います。

Mac mini 2018でのトリプルディスプレイの活用例

Mac mini 2018でのトリプルディスプレイの活用例

今、この記事を修正しているMacですら、古いディスプレイをつないで3枚で使っています。

にわかマカーが喜んでブログで自慢しているw

マウスポインターは、広大なデスクトップを右から左へ、下から上に自由自在に大きく移動させて作業をします。それに適したトラックボールは、大玉の人差し指や中指、薬指で動かすタイプです。

小さいボールは、ふらつく

トラックボールは、ビリヤードの玉(57.1mm径)を転がすことで大ヒットしたポインティングデバイスです。ビリヤードの玉は、小さく動かす時も、大きく飛ばす時も、都合が良かったんです。

小玉は軽いため静止最大摩擦抵抗が小さいです。だから、ボールを動かし始める瞬間の力は、大玉にくらべて小さいので滑らかに回る印象を受けます。

しかし、ボール自体が軽く径が小さいことが災いして慣性特性が悪いんです。使い比べてみれば分かることですが、軽い小玉は、ポインターの軌跡がふらつきやすいんです。ましてや、親指で操作する場合、親指にひっついてボールが余分に動くという変な動きをします

Orbit Opticalの塗装のハゲ方に注目!

2004年に購入して使ってきた Orbit Opticalのボールは、40mmの径でKensingtonとしては、小さめのボールです。軽く滑らかに動く、価格が安いという利点はあるものの、ボールが軽いので精密なポインターの制御が難しく手や肩に力が入って、肩こりの原因になります

S爺
我々のような黎明期からのトラックボール愛好家は、小玉を嫌います。
ディスプレイ 1枚という 貧弱なパソコン環境

ノートパソコンやフルHDのディスプレイ 1枚で使うのであれば、MX Ergoでも問題なく使えます

M570tやMX Ergoのトラックボールをすすめる人って、貧弱なパソコン環境しか持ってない人なんですよね。そのくせに、パソコンマニアやガジェット通を気取っているという…。

パソコンを使って高い生産性をあげるためには、広大なデスクトップって必須ですから、ディスプレイは二枚以上付けて仕事しています。

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S爺
「M570やMX Ergoがいいトラックボールだ」って言う人は、私ような本物のガジェット通のレビュー記事からパクって記事を書くだけで、実際に使っていないエアレビューする人です。だまされないように!

まとめ

右手の親指でボールを回すトラックボールの代表的な存在の、Logicool MX Ergo Wireless Trackballを紹介しました。

こんな方におすすめ

  • ディスプレイが一枚だけついたパソコンで満足している
  • ノートパソコンのタッチパッドが、うまく使えない

大切なことなので繰り返します。

  • 親指でボールを操作するトラックボールは、人差し指、中指でボールを動かすタイプと比べて、操作性がかなり悪い
  • ディスプレイを1枚だけしか使わない初心者なら、親指で動かすトラックボールでも、なんとか使えるけど…
  • UHD(4K)やディスプレイを2枚以上つないで使うマルチディスプレイのパソコンユーザには、親指タイプのトラックボールは不適
  • 無線しか対応していないので、混信でポインターが飛び飛びになる現象が起きたときに回避のしようがない

です。

これらの問題点を強調しないで、誰かれかまわず親指タイプのトラックボールをすすめる人は、アフィカスです。だまされないようにしましょう!

大反響!
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もし、「Logicool FLOW™テクノロジー」という二つのパソコン間で、クリップボードのデータ交換や、マウスポインターの行き来をしたい人は、「MX Master 2S」というマウスの方を使うことをおすすめします。

このトラックボールも例外に漏れず、リストレストは必要です。

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  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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