短編集 アインズの召喚   作:大三元
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ナザリックと熊と鳥

 

 

「ねぇカズーイ、僕達呼ばれて来たけどいつまで働けばいいのかな?」

 

「そんなもの私に聞かれても解らないわ、それに私はここでの生活はそれほど嫌ってわけじゃないし」

 

一匹の熊と熊の背負ったリュックから上半身を出している鳥がナザリック内の食堂で仲良く食事をしている、どうやら今日はピザの様だ。

二人?の横にはシズ・デルタが座って一緒に食事をしていた、そして他の一般メイド達は遠巻きに微笑ましく見ている。

 

 

 

「あらぁん?今日も来てくれたのねん、はいこれが今日の報告書よん、なくさないでねん」

 

「ありがとうニューロニストさん、じゃあ持っていくね」

 

「毎回見て思うけどあんたぬるぬるして気持ち悪いわね」

 

「んもぅ鳥ちゃんには私の美しさが解らないのかしらん」

 

ニューロニストから分厚い書類を受け取り何処かへしまう熊、そしていつもの様に言い合いになる鳥。

なんやかんや言い合いをしているがそこまで仲が悪いんじゃないのだろうと思う他の下級悪魔達。

 

 

 

「デミウルゴスさん、今日の報告書だよ」

 

「ありがとうバンジョー君、戻るついででいいのだがこの書類をパンドラズアクターに持って行ってくれないだろうか」

 

「ふんっそれくらい自分で持って行きなさいよ」

 

「カズーイ、そんな事言ったらだめじゃないか」

 

デミウルゴスはこの二人?を見てニンマリとした笑みを浮かべる、部下の悪魔達はその様子をただ見守るのみだ。

 

 

 

「ねぇパンドラ、いつになったら私のジグソーを返してくれるのよ」

 

「それは私に言われましても、ァアインズ様が!お決めになる事!!」

 

「いつ見てもパンドラズアクターさんの動きは面白いね」

 

鳥はやれやれとした感じで首を振り熊はパンドラズアクターの動きを楽しそうに見ている。

 

 

 

「おぉ!帰ってきたでござるな!今日は日も暮れたのでさっさと寝るでござるよ」

 

「そうだね僕いろいろと動き回ってへとへとだよ」

 

「わたしは全然疲れてないわ」

 

「そりゃそうだよカズーイ、君は何もしていないからね」

 

そう言いあいながらも三人?は第6階層の与えられた自室で眠る事にした。

 

 

 

「アインズ様、今回の実験はおおむね予想通りでございます」

 

「その様だなアルベド、これでアイテムの仕様変更もユグドラシル時代と同じだと解ったな」

 

アインズとアルベドは遠隔視の鏡で熊と鳥を見ていた、今回は召喚アイテムの仕様変更アイテムによる使用の実験をしたのだ。

このアイテムはあるゲーム会社とのコラボの時にガチャで出たアイテム「マンボ・マジック」によるアイテムの変化を試した、このアイテムは1回だけだが召喚されるキャラを「そのゲーム会社のキャラをランダムに召喚する」に変更するという物だ。

 

アインズは召喚が成功した時内心とても喜んだ、精神の鎮静化が起きるぐらいには喜んだ。

何故なら出てきたモンスターは召喚確率0.02%の超レアキャラだから。

 

「レア社だけにレアキャラってね、ハハハハハッ!」

 

「ア、アインズ様?」

 

 

 




バンジョーとカズーイの大冒険のバンジョーとカズーイです。

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