310松濤本部前行動6.9/韓氏オモニのせいで撤退する在韓米軍
■6月7日〜8日、南アフリカのヨハネスブルグで頂上会議出帆式及び祝福式が開催されました。サミュエル・ハデベ預言者の招請によるもので、果たして祝福式はいかなる規模で開催されるのか、彼の力量を測る上においても興味をそそられる行事でした。昨年11月22日、南アフリカのケープタウンで行われた祝福式では、仲間内の抗争で彼は排除されていましたが、その恨みを晴らすかのように、今回は彼のホームタウンで万全を期して開催されたように見えました。□ヨハネスブルグは、南アフリカ共和国ハウテン州にある都市、同州の州都である。同国最大の都市であり、人口は2011年で約443万人。2011年の近郊を含む都市圏人口は755万人であり、同国第1位、アフリカでは第4位である。(Wiki)
■頂上会議はさほど規模は大きくはありませんでしたが、見覚えのあるVIPに加え、グッドラック・ジョナサン元ナイジェリヤ大統領の存在が目立っていました。彼が世界平和頂上連合アフリカ委員長に任命されていました。11名のVIPが出帆式の最後に壇上に上がり、韓氏オモニから一人づつ「特別のメダル」を首に掛けてもらっていました。このメダルが何の意味を持つのか説明はありませんでしたが、おそらく彼らに与えられたお金を示すものでしょう。
韓氏オモニがセネガルのマッキー・サル大統領やネパールのオリ首相の首に掛けたグッドガバナンス賞のメダルには10万ドルの賞金が付いていました。今回の「特別のメダル」はグッドガバナンス賞のメダルよりも小さかったので、10万ドルとはいかなかったでしょう。しかし、このお金をもらえるということが、VIP達にとって、この行事への参加を決める大きな動機になったに違いありません。
■翌日の祝福式は収容能力4万人のサッカースタジアムで行われ、満席ではありませんでしたが、かなりの人数を集めていたことは確かです。式次第もスムーズに進行し、昨年の同じようなサッカースタジアムで行われたブラジルやジンバブエの祝福式と比べるなら、はるかに完成度の高いものでした。韓氏オモニも大いに満足したのではないでしょうか。この大会の規模を見ると、ハデベ預言者の力量は本物のように思います。しかし、ハデベ預言者が頂上会議出帆式で行ったスピーチの内容からすれば、やはり韓氏オモニを担ぐ詐欺師であることが分かります。
□ハデベ預言者:(通訳)何よりも、私は真のお母様を歓迎したいです。一部は、なぜお母様なのかと、気になるかも知れません。しかし、人がする行動を見ると、その方の人格を知ることができます。ですから、真のお母様の人格と真のお母様がされる活動を見ると、韓鶴子総裁を真のお母様と呼ぶほかはありません。 (中略)今日の世界を見ると、女性達はとてもたくさんの困難を抱えています。私達はこれから全ての女性が従うべき真なる母に出会うようになります。
(中略)私は真のお母様の真の愛、そして真のお母様のエネルギー、真のお母様が成されたすべての業績を見て、本当に感動を受け、従うしかありませんでした。(中略)私は若いですが、真のお母様は霊的に、そして心はよりお母様の方がとても若いと、純粋なお母様、指導者として本当に驚くべき方です。指導者として真のお母様が成される活動は、一番寂しい位置にいると思います。(中略)私が預言者として活動をする前に、小さい時に母を失いました。しかし、その時の母以上の方です。真のお母様、平和のために活動されるお母様がどれだけ寂しい道を歩まれているのか分かりません。
■このように、やたらと韓氏オモニを持ち上げています。韓氏オモニに取り入る詐欺師達の特徴は、お父様に言及しないことです。祝福式の会場で、車から降りた韓氏オモニがハデベ預言者と共に壇上に向かう時、司会者がスタジアム全体に響き渡る大きな声で、韓氏オモニのことを「オンリー・ビゴットン・ドウター」と何度も叫んでいました。
ハデベ預言者はクリスチャンですから「オンリー・ビゴットン・ドウター」の言葉の重みはよく分かっています。クリスチャンが韓氏オモニをその呼称で呼ぶのなら、お父様をイエス様の再臨として受け入れるという前提がなければなりません。イエス様の再臨としてのお父様の妻であってこそ「オンリー・ビゴットン・ドウター」と言えるからです。
■そして、お父様をイエス様の再臨として受け入れるなら、まずもってその驚くべき事実を、大きな声で叫びたくなるのがクリスチャンなのであり、指導者の立場にあるなら、なおさらのことです。ところが、ハデベ預言者にはその兆候が全く見えません。だから、韓氏オモニを担ぐ詐欺師なのです。担ぐ目的がお金であることは言うまでもありません。
ハデベ預言者は今回の行事を通して、しこたま稼いだことでしょう。もちろん、ユ・ヨンホを筆頭に内部の詐欺師達も大きく稼いでいます。大会の規模が大きければ大きいほど動くお金が大きいし、それだけピンハネできる金額も大きいのです。だから詐欺師達はできるだけ大規模の行事を好みます。そして以下のように、これから34カ国における大会があるそうです。
□HJグローバルニュース:神統一韓国時代開門安着神韓国1地区10万人希望前進大会の勝利で、ビジョン2020国家の復帰に向けた、34カ国希望前進大会の大長征を出発された真の父母様は、天正宮本部の職員と、鮮鶴UP士官生徒達に見送られながら、アフリカ頂上会議および指導者カンファレンスと10万名の祝福式が準備されている、南アフリカ共和国へと向かわれました。(2019.6.8)
■詐欺師達のもう一つの特徴は「オンリー・ビゴットン・ドウター」と口にしながらも、献金をしないことです。本当に韓氏オモニを「オンリー・ビゴットン・ドウター」であると信じるのなら、感動と感激の余り、全財産を投げ出すでしょう。それが本物の信仰者です。しかし、詐欺師達は献金という概念を初めから持ち合わせていません。ですから、出費ばかりがかさむ34カ国の大長征の末に、韓氏オモニを待ち構えているのは破産です。
詐欺師達にとって、自分がイエス様との子羊の婚宴の独生女であると完全に思い込んでいる韓氏オモニを欺すのは簡単です。まして、韓氏オモニはその宣布を世界中でやりたいと熱望しているのですから、VIPの頭数をそろえ、大衆を動員する要領さえ掴めば、いつでもどこでもそれなりの大会をすることが出来ます。この2年間、何度も国際的な大会を経るうちに、詐欺師達の中にそのノウハウが確立しました。34カ国という大きな数が出てきたのもそれゆえです。
■ところで、韓氏オモニが真の父をお父様からイエス様に切り替え、詐欺師達が韓氏オモニの思い込みにつけ込んで盗みを働いている間に、朝鮮半島が大変なことになりつつあります。在韓米軍撤退という、誰も現実に起きるとは考えなかった事態が、実際に起きるかも知れない状況へと変わって来ているのです。
在韓米軍の撤退は北朝鮮にとって建国以来の悲願でした。在韓米軍の存在だけが、共産主義による朝鮮半島統一の最大にして唯一の障害でした。いよいよ、北朝鮮はその悲願を達成する一歩手前まで迫りました。在韓米軍が撤退すれば、その翌日に韓国は共産主義者の手に落ちることになります。
共産主義者の野望を打ち砕くことが出来るのはお父様だけでした。最後まで残された神とサタンの一線は、お父様によって取り除かれるべきでした。ところが、お父様による北朝鮮の解放を妨害し、破壊したのが韓氏オモニとその取り巻き連中です。お父様を十字架につけ、後継者二代王様を韓国から追い出しました。
その罪により、かつてイエス様を十字架につけたイスラエルが消滅したように、大韓民国も消滅する運命にあります。在韓米軍の撤退と共に、韓氏オモニが自慢した「韓」の字の付く国名が消えてしまうことになるのです。
【参考】ついに「在韓米軍」撤収の号砲が鳴る 米国が北朝鮮を先行攻撃できる体制は整った(デイリー新潮2019.6.7)「在韓米軍撤収」の号砲が鳴った。米軍人やその家族が半島から引き上げれば、米国は心おきなく北朝鮮を先制攻撃できる。(鈴置高史/韓国観察者)
司令部も家族も「ソウル脱出」
米国のシャナハン国防長官代行は6月3日、韓国で鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と、米韓連合司令部をソウルから南方の京畿道・平沢(ピョンテク)の米軍基地キャンプ・ハンフリーに移転することで合意した。これにより、米軍の司令部や第1線部隊はソウル市内を流れる漢江の北からほぼ姿を消す。移転先のキャンプ・ハンフリーには国連軍司令部や在韓米軍司令部、歩兵2個旅団などが集結済みだ。
ソウルの北の京畿道・東豆川(キョンギド・トンドゥチョン)には米砲兵旅団が駐屯するものの、いずれ兵器を韓国軍に引き渡して兵員は米本土に撤収する計画と報じられている。米韓同盟に自動介入条項はない。北朝鮮軍が侵攻してきた場合、米地上部隊と兵火を交えない限り米国は本格的な軍事介入をためらう、と韓国人は恐れてきた。
ことにイラク戦争以降、被害の大きい地上部隊の投入を米国は極度に嫌うようになった。防衛線となる漢江以北から米軍人とその家族が姿を消せば、北朝鮮の「奇襲攻撃でソウルの北半分を占領したうえ、韓国と停戦する」との作戦が現実味を帯びる。
保守系紙、朝鮮日報は「韓米連合司令部が平沢に、米軍の仕掛け線は南下」(6月4日、韓国語版)で、朴元坤(パク・ウォンゴン)韓東大教授の談話を紹介した。以下である。
《平沢基地に行くというのは結局、米国は(軍事介入の引き金となる)仕掛け線たる陸軍を引き抜き、有事の際も空・海軍依存の「適当な」支援をする、ということだ》
同じ6月3日、ソウルの米軍基地内にあった米国人学校が閉校し60年の歴史を終えた。在校生は今後、キャンプ・ハンフリー内の米国人学校などで学ぶことになる。
韓国人が在韓米軍を指揮
では、米陸軍は漢江の南には残るのだろうか。専門家はそれにも首を傾げる。6月3日のシャナハン国防長官代行と鄭景斗国防部長官の会談で、米韓連合司令部のトップを韓国側が務めることでも合意したからだ。韓国軍の戦時の作戦統制権は米国が握っている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は韓国に引き渡すよう要求、米国も応じていた。それに伴い、連合司令官も韓国側から出すことを今回、正式に決めたのだ。
韓国人の連合司令官の誕生は、在韓米陸軍の撤収に直結する。米国は一定以上の規模の部隊の指揮を外国人に任せない。米軍人が副司令官を務めるといっても、在韓米軍の3万人弱の米兵士が韓国人の指揮を受けるのは米国の基本原則に反する。在韓米陸軍の人員が大きく削減されると見るのが自然である。
そうなれば、あるいは米陸軍が韓国から撤収すれば、連合司令部は有名無実の存在となる。米国は韓国に海軍と海兵隊の実戦部隊を配備していない。在韓米空軍はハワイの太平洋空軍司令部の指揮下にある。連合司令部が指揮する米国軍が、ほとんど存在しなくなるのだ。米国にすれば、有名無実の連合司令部のトップなら韓国人に任せても実害はない、ということだろう。
6月2日、シャナハン国防長官代行がソウルに向かう飛行機の中で、記者団に「米韓合同軍事演習を再開する必要はない」と語ったことも、在韓米陸軍の撤収を予感させた。もし陸軍兵力を残すのなら、韓国軍との合同演習が不可欠だからだ。
寝耳に水の南方移転
米韓連合司令部の平沢移転は、韓国政府・軍にとって寝耳に水だった。在韓米軍司令部などが平沢に移っても、米韓連合司令部だけはソウルに残ると米国は約束してきた。首都ソウルに米国の高級軍人と家族が残る、という事実こそが、韓国人に大きな安心感を与えるからだ。だが5月16日、中央日報が特ダネとして「米軍が最近、連合司令部の移転を要請してきた」と報じて1か月もしないうちに、それが実現した。米国はよほどの決意を固めたのだろう。
2017年にスタートした米韓の両政権ともに、同盟を重荷に感じていた。トランプ大統領はカネがかかる在韓米軍の存在に疑問を抱き「今すぐではないが朝鮮半島の米軍兵士を故郷に戻す」と約束した(拙著「米韓同盟消滅」(新潮新書)第1章第1節「米韓同盟を壊した米朝首脳会談」参照)。
一方、文在寅政権の中枢は「民族内部の対立を煽る米帝国主義こそが真の敵」と固く信じる親北反米派が固めている(拙著「米韓同盟消滅」(新潮新書)第1章第1節「米韓同盟を壊した米朝首脳会談」参照)。
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