骨と吸血鬼兄弟   作:大三元
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七話 骨と吸血鬼兄弟&埴輪

「ルークさん、ヤンさん……… ここはゲームじゃないんですよ、分かっていますか?」

 

「「前が見えねぇ」」

 

ナザリック、アインズの自室で兄弟が説教を受けている。あの後残りの盗賊を始末しシャルティアの転移で戻ってきた、そこには絶望のオーラを発するキレたアインズが居たのだった。シャルティアには自室に戻ってもらって、また無言で兄弟をボコボコにする。ひとしきり殴った後二人を自室に連れて行き今に至る。

 

「まぁ武技が使える者は確保出来たんでナザリック内なら動いてもいいですよ、ただしシャルティアには接触禁止!」

 

「「はい」」

 

兄弟の事はすべてバレていた。

 

「部屋で大人しくします」

 

「もう… 戻ります」

 

二人はトボトボと各自室に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

部屋に戻ったルークは担当のメイドへの挨拶もそこそこにベットへ直行し寝ようとした。目を瞑り数十分後。

 

「寝れない… だと!?」

 

そして思考の海に旅立った、世は大航海時代である!、単に寝れないから面白いことを考えているだけだった。

 

 

 

 

 

 

ヤンは部屋に戻ると葉巻に火をつけ椅子に座り机に脚を乗せ部屋を見渡した、改めて見るととても豪華な部屋だった。

 

「いぃー葉っぱ使ってるなぁ~、ブルジョアっつ~のかぁ?。はぁームカつくほんとムカつく、まったくナザリックは冗談が通じる度合いの差が激しすぎるんだよなぁ~。アインズだけは簡単ないたずらじゃ駄目だな、るし★ふぁー直伝のいたずらってやつをケツの奥まで教えてやんないと」

 

そういうとケタケタ笑い始めこちらも面白いことはないかを考え始める。やはり兄弟である。

 

 

 

 

 

 

あれから数日、アインズは兄弟が大人しくなってとても仕事がやりやすくなっていた。

 

「それにしても平和だなアルベド」

 

「そうですねアインズ様、あの御兄弟が大人しく自室で休んでいますので」

 

アインズもアルベドもとてもいい笑顔だ、一方その頃兄弟はルークの自室に集まっていた。

 

「二人きりにやっとなれたな愚ッ弟ィ」

 

「そうだな、メイドたちが変に勘ぐって大変だったからなぁ~」

 

あれから兄弟はいろいろな配下の者に監視されていた。何処に行くのも何をするのもお付きのメイドに聞かれるわ上の者に報告されるわ………

 

「で兄貴ぃ~、なんか思いついたの?」

 

「いや、お前が考えてたんじゃないのか?」

 

「「…」」

 

お互いがお互いの顔を黙って見る、お互いの顔は阿保面だ。

 

「なぁ~んも考えてないよぉ~」

 

「なぁ~んも考えてないのかぁ~」

 

「あぁ~! うんこ! お前うんこだうんこ!」

 

「うっせぇうんこ! うんこうんこ!」

 

お決まりの殴り合いが始まるのだった。

何とか二人が落ち着くと何かないか話し合いを始める、そこでNPCの話になりあるNPCに行きついた。

 

「流石弟! やれば出来るじゃないか」

 

「いやぁ~それほどでもぉ~」

 

二人はリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンである場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

アインズの部屋にノックの音が響く。入ってきたのは最悪の組み合わせの者達だった。

 

「「「失礼します!アァインズ様!」」」

 

アインズ自らが作り出したNPCパンドラズ・アクター、会いたくなかったから今まで何もしてこなかったのに今目の前に現れた、そして残りの二人はあの兄弟だ。服装が二人ともパンドラのものだった。もう精神の鎮静化が追いつかないぐらいピカピカ光る。

 

「ンァアインズ様ッ! このッ! パンドラズ・アクター! ご挨拶に参りました!」

 

「「ンァアインズ様ッ! ご挨拶に参りました!」」

 

三人ともものすっごいオーバーリアクションで挨拶をする、アインズはまだ口を開けたまま光っている。

 

「んだぁあいじょうぶでしょうかヌァインズさっまっ!」

 

「「ヌァインズさっまっ!」」

 

もうアインズは戻ってこない。そして喧しい三人はアルベドに見つかるまで騒ぎ倒したのだった。

 

 

 

 

 

 



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