【パリ原田公樹】サッカーの女子W杯フランス大会第3日は9日、各地で1次リーグの第1戦3試合が行われ、日本と同じD組で、前回大会3位のイングランドが2-1でスコットランドに競り勝ち、白星スタートを切った。C組のブラジルは、34歳のクリスチアーネがハットトリックを決め、ジャマイカに3-0で快勝した。
ブラジルがベテランコンビの活躍で快勝した。クリスチアーネは2-0で迎えた後半19分、ゴール中央から左足で蹴ったFKが決まり、ハットトリックを達成。W杯での34歳25日でのハットトリックは、ポルトガルのロナルドが昨年のロシア大会スペイン戦で記録した33歳130日を塗り替え、男女を通じて最年長記録となった。
さらに、41歳98日のフォルミガがフル出場して攻守に活躍。女子W杯の最年長出場を更新し、同時に元日本代表主将の澤穂希を抜き、男女を通じてW杯最多となる7大会出場を成し遂げた。ブラジルは年長記録ラッシュで快勝したが、バドン監督は「3-0はいいスコアだが、10回以上、得点機を逃した」と不満そうだった。