9日にHKT48を卒業した兒玉遥(22)が10日、東京都内で舞台「私に会いに来て」(9月13~16日、東京・新国立劇場小劇場)の制作発表に出席した。1年半の活動休止を経ての公の場で、エイベックス所属の女優として再スタートを切る。新たな挑戦に「がっつり初めてなので先輩から吸収したい。女優モードに切り替えられるように集中していきたい」と意気込みを語った。
兒玉は2011年7月にHKT48の1期生オーディションに合格し、中心メンバーとして活躍。だが、17年12月に長期療養に入った。この日、アイドルから女優に肩書を変え、きっぱりと言った。「(アイドルには)未練はないです」。まとった赤いワンピースのように“セカンドキャリア”に燃えていた。
舞台は実際に起きた猟奇的殺人事件を題材にし、韓国で約20年間再演を重ねてきた人気作。兒玉は事件を追う女性記者役を演じる。「私の演じるパク・ヨンオク記者は、すごくバリバリ仕事ができる女性。今までと違った『私に会いに来て』」。舞台のタイトルに掛けてちゃっかりPRした。主演の藤田玲(30)も続けて「私に会いに来て」と乗っかり「やった!ちょい受け」と笑った。
会見には中村優一(31)、栗原英雄(53)、西葉瑞希(20)も出席。兒玉は「いつもだったら(HKTの)メンバーがいた。初めてお会いする方とお仕事する。すごくワクワクしています」と胸を躍らせた。9月の公演に向け、“女優”兒玉の準備を進める。9月19~20日は大阪・サンケイブリーゼで。