原点回帰の1年に
神奈川県内12の青年部で構成される県商工会議所青年部連合会の会長に3月就任した。任期は1年。就任にあたり「原点回帰」をスローガンにした。「昨年、設立30年という節目を終えたので、次のスタートとして、改めて原点を見つめ返したい」という。入会して20年。ベテランとして経験や知識も豊富だ。「若い世代は、意外と青年部や商工会議所はどんな場所か知らないことが多い。そういった基本を知ればメリットにもなる」と意気込みを語る。
立石にある廃棄物処理やリサイクルを行う服部商店の代表を務めている。青年部には知り合いに誘われ入会したが、あまり興味がなく「幽霊部員みたいなものだった」と笑う。5年前、関東にある青年部が集うブロック大会の実行委員長を務めたことが、真剣に活動に取り組むきっかけに。参加を呼び掛けるため3年かけ全国を飛び回ったという。その努力が実り、大会は過去最高の参加者が集い大成功。「面白さというより責任感で動いていた気がする。でも、おかげさまで全国にかけがえのない仲間ができた。次の世代にもこうした感動を伝えていきたい」
心を同じく地域のため
「平成」から「令和」となる時代の変わり目に、藤沢商工会議所青年部の会長に就任した。新たな船出に四字熟語「和衷共(協)同」をスローガンに掲げた。意味は心を一つに物事に当たること。「協」の文字を「共」に変え、より一体感を目指す。「藤沢から県の青年部連合会の会長を務める服部さんを一丸となってサポートしながら、藤沢のために力を合わせていきたい」
入会したのは13年ほど前。当時勤めていた会社の上司からの勧めがきっかけだった。会員には仕事の関わりで知り合いも多く、親しみやすかったという。活動を通じて仕事の関係以上に深い人間関係ができ、そうした仲間づくりが楽しみだった。
自身が入会当時30人ほどだった会員数は、現在は約100人に。それぞれ「人脈作り」「仕事のため」など青年部への期待、価値観は違う。個性の違うメンバーの舵取りは難しいが、「仲間づくりを通して自己研鑽 地域の発展につなげたい」
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