カラテカ入江の吉本“解雇”の衝撃 「得体のしれない宴会に出ることはよくある…」(芸人)
島田紳助が暴力団関係者とのブラックな交際が明るみに出て引退してから8年。吉本興業のある芸人は、こう話す。
「紳助さんの時は、顧問弁護士がテーブルの上に暴力団関係者との交際がわかる資料をあらかじめ、置いて『どうしますか』と聞き、『やめますわ』と自らが引退を決断する方向にもっていったと聞いている。しかし、今回はいきなり解雇なのできつい。会社を通さない営業の仕事を紹介、あっせんしたからというのが理由と報道されているけど、営業なんて誰もがやっています。年末になれば、忘年会などのパーティーで顔出して、挨拶、芸やって『お車代です』と10万とか30万円とか貰うことはよくあります。売れない子なんて、それでメシ食っている。営業が生活の糧って、芸人はたくさんいます。得体の知れない人に呼ばれて、会社に内緒で営業の仕事に行っている芸人はよくいる。入江は先輩に取り入るのがうまくて、重宝されていた。営業の仕事もよく回していた。今回のメンバーは、年末に営業でこれだけの人を集めるのはなかなか難しい顔ぶれ。入江だからできたと思います」
入江は1997年、矢部太郎(41)と「カラテカ」を結成。酒席などを通して人脈を広げ、15年3月にはプロモーションなどを行う「イリエコネクション」を設立し、3年で年商1億円まで伸ばしていた。ビジネスや人脈つくりのノウハウの書籍をこれまでに7冊出版。芸人以上に実業家として成功していた。前出の吉本所属の芸人がこう話す。
「暴力団関係者が絡んでいたのはまずい。しかし、お客様に暴力団がいるか、いないか、なんて正直、わからへん。営業に行かないと、メシを食っていけない現状があるのも事実。入江はショックで電話も出ません。芸人にとって吉本興業の看板はとてつもなく、でかい。入江はそれを失ってしまい、おまけに暴力団関係者との付き合いを暴露されてしまって、これから食っていくのは厳しいでしょう」
広すぎた人脈が結果的に入江の首を絞めたことは皮肉としかいいようがない。(本誌取材班)
※週刊朝日オンライン限定記事