登録日:2019/05/07 (火) 21:47:05
更新日:2019/05/25 Sat 12:14:18
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本作は国内における情報量が少ないので、ご協力いただける余力のある方々は追記、修正をしていただけると幸いです。
注意:スマホでampサイトをご覧の皆様へ。只今atwiki側の仕様でampサイトでの折り畳み機能が使用できないために折りたたまれてる内容が見れない状況となっております。
そのような場合はお手数ですが、以下の対策を行っていただけると正常に作動いたしますのでお願いいたします。
シグマーの時、来たる!!
画像出典:ウォーハンマー エイジオヴシグマ 第1版ボックスセットのボックスアートより
概要
Warhammer Age of Sigmar(ウォーハンマー エイジオヴシグマ)とは、イギリスのミニチュアゲームの会社「ゲームズワークショップ」から展開されているミニチュアボードゲームおよびファンタジー作品である。略称は「AoS」。
同社の「
ウォーハンマーシリーズ」の一つであり、神話的なファンタジー世界舞台にした神々の戦争を描く作品である。
30年以上続いた元祖ウォーハンマーこと「ウォーハンマーファンタジーバトル(以下FB)」がいったん「エンドタイムズ(End Times)」で完結。
2015年にゲーム及びストーリーの内容を整理、一新して新たにリリースされたのが続編である本作(以下AoS)となる。
前作「ファンタジーバトル」はトールキン作品(
指輪物語)やマイケル・ムアコック作品等のファンタジー作品に大いに影響を受けた作品だが、
本作はそれに加えて「北欧神話」や昨今のファンタジー作品の要素が加わっている。
本作は前作同様、多岐にわたったマルチメディア媒体で作品が展開されており、小説、ドラマCD、デジタルゲーム、オーディオブックなどのスピンオフ作品も数多くリリースされている。
日本での展開
日本でも2017年にスタートセットの「サンダー・アンド・ブラッド」の発売と共に日本語展開が本格化。
今現在でもスタートセットと共に書籍やルールブックも日本語化が進んでいる。
ミニチュアホビーとしての魅力
本作「ウォーハンマーAoS」のミニチュアホビーには主に四つの楽しみが一つになったホビーといってもよい。
ミニチュア作り、集めて飾る。集めれば集めるほどプレイヤーの軍勢はより大群となる。中には限定のミニチュアモデルも存在する
キットは接着剤やカッターなどを駆使して組み立てていく。慣れてくれば、オリジナルの改造モデルも作成可能。
専用のシタデルカラーを使い、まるで絵を描くようにしてミニチュアを塗装する。カラーの塗装ルールも完備されている。
ルールブックとダイス、メジャーそしてミニチュアを使った30年以上の歴史を持つ本格的な「ウォーシミュレーションゲーム」が楽しめる。
そして、一番注目してほしい部分が「プレイ」の要素で他の国内プラモデルと異なり、
俺(私)の作ったミニチュアでバトルできる!!
という最大の特徴を持っており、まさにプラモデル+ボードゲームを一度に楽しめる異次元のホビーといってもよいだろう。
ミニチュアモデル(プラモデル)としての特徴
概要
本作のミニチュアモデルの最大の魅力は、ファンタジー世界での戦争を再現したモデルを作り、ペイントし、飾り、集めれることにある。
日本ではガンダムシリーズの「ガンプラ」はじめとしたロボットのプラモデル及びミリタリーモデルが多いが、
本作では日本でも珍しい「指輪物語」や「炎と氷の歌(ゲーム・オヴ・スローンズ)」、「エルダースクロール」のようなファンタジー世界のプラモデルを組み立て、集めることができる。
恐ろしき魔獣の軍勢や光輝く鎧に身を包んだ英雄たち、奇妙な姿の怪物などが戦う〈神々の戦争〉を卓上に再現できるのだ。
更に兵士や兵器のミニチュアだけでなく、テレインと呼ばれる情景モデルを組み合わせることによってより臨場感のあるジオラマを作成することもできる。
丁寧に作られたテーブル上の戦場に配備された完全にペイントされたアーミーや、天をつくような情景モデルを作り上げれば、
大迫力のファンタジー世界における戦場を再現すことができるのだ。
ウォーハンマーシリーズのミニチュアモデルは一般的なプラモデルと違って価格が結構高め。しかし一回買っておけば飾ることはもちろん、
将来にわたってミニチュアゲームの駒としても末永く使用することができる。
前作との違い
ミニチュアモデルのベースが40K同様丸い形に変更されている。
ミニチュアモデルの特徴
小さなミニチュアには国産のプラモデルとは異なってディティールが非常に作りこまれている。パーツひとつひとつを見ても、偏執狂的に入れられたモールドが目を引く。
パーツ表面に隙間や空間が空くこと自体を恐れるかのようにみっしりと彫刻が入れられ、しかもそれぞれに意味やデザインを持たされている。
パーツの分割方法も国内のプラモデルと違って、キャラが可動しないことを前提とした大胆な分割がされている。
ベースサイズ20/25mmのレンジモデルやプラモデルを「一般的な人間」のサイズとして決めている。
モデルには
ガンプラのようなプラモデルと違ってプラモデルの色分けがされていない。 そのために
ミニチュアに色を自分で塗る必要がある。手間は少しかかるが、塗ってくる作業だけでも楽しめる。
基本は専用のシダテルカラーを使用してペイントを行う。慣れてくればガンダムカラーやMr.カラーなどの他社製塗料を使ってみるのも良いだろう。
初心者でもガイドに沿って塗っていけば簡単にかつ綺麗にミニチュアを塗装できる。
ウォーハンマー製品の購入
ウォーハンマー製品はミニチュアゲームの専門店やゲームズワークショップ直営の「ウォーハンマーストア」で購入することができる。
一般的な玩具売り場の模型コーナーでウォーハンマー製品が販売されてることは今現在ほとんどない。
最近では、ヨドバシカメラ全店舗やイエローサブマリンの一部店舗等、取り扱う店も少しづつ増えている。
ネット経由では国内の通販サイトやゲームズワークショップの公式通販でも購入可能。実店舗ではおいてない製品も手に入れやすい。
ただし、送料や価格が多くかかる場合があるので注意。特に公式の通販はイギリスからの発送となるので送料が跳ね上がる。
ミニチュアモデルの制作
ミニチュアモデルは主に「組み立て」、「ペイント」の工程に分かれている。
自分のミニチュアをペイントする前に、組み立てる必要がある。組み立てに必要なツールはニッパー、デザインナイフ、プラモデル用接着剤である。
まずはパーツをニッパーを使ってランナーから切り取る。パーツとランナーの切り離す部分(ゲート)の判別に注意。
切り離しが終わったらパーツについているゲートをカットしていく「ゲート処理」を行う。デザインカッターで少しづつ切り落としていこう。
力を入れすぎたら怪我したり、パーツの損傷にもつながるので慎重にカットしていこう。
ゲート処理後はプラモデルの射出成型などによって製作されたものに発生する出っ張りである「パーティングライン」をデザインナイフでそぎ落としていこう。
最後は組み立て工程だが、キットに付属の組み立て説明書に従ってパーツを1つずつ、プラ用接着剤を使って組み立ててゆく。
接着する面と面同士を一度確認して、接着剤のフタについている刷毛を使い接着面に薄く塗り広げていく、
接着面に接着剤が塗れたら接着するパーツをギュッと押しつけ、がっちりとホールド。パーツは乾燥するまでなるべく触らないようにしよう。
モデルの組み立てが終わったら次はペイント工程に入る。
ミニチュアの塗装は同社の専用塗料「シタデルカラー」を使ってペイントをしていく。慣れないうちはシタデルカラーを使うといいだろう。
更に「シタデルペイントシステム」に沿ってペイントすれば、豊富に用意されたカラーチャートの中から塗りたい色を選び、
指定されたカラーチャートに従って色を塗り重ねていくことで誰にでも簡単にリアルなペイントが可能となっている。
更に慣れて来ればオリジナルのカラーでミニチュアに思い通りのカラーリングペイントも可能だ。
ミニチュアモデルには使用するシタデルカラーの種類が記載されているので、基本的にはそれに従ってペイントを行う。
オリジナルのカラーリングでペイントを行いたい場合は、シタデルペイントのアプリを使うとカラーのプレビューやカラー管理が行いやすくなる。
ペイント工程は以下の通り。
1.アンダーコート(下地塗装)
サーフェイサー(下地塗料)と呼ばれる塗装を塗ってペイントしやすくする下地を作る。
塗料の食いつきを良くするだけでなく、細かい傷や凹みを目立たなくさせ仕上がりを滑らかにする効果がある。
2.ベースカラー
基本となる色を塗る。「ベース」カラーを使用してペイントを行う。
もし塗装がはみ出してしまっても乾いた後に上から重ねて塗って修正も可能。
3.シェイド
ミニチュアに影を付ける。色濃い「シェイド」カラーを使用してペイントを行う。
光を当てて暗くなるようなパーツの溝や凸部に塗ると自然な影を表現できる。
4.レイヤリング・ハイライト
ミニチュアに「レイヤー」「ドライ」のカラーを使ってハイライト(明るい色)を入れていく。
前工程のシェイドの暗い色を残しながらハイライトを入れていくことでミニチュアの色にはっきりとした明暗が出てくる。
「シタデルペイント」では、特定のカラーの上に塗る推奨のカラーが決められており、カラーチャートに沿って塗れば簡単に明暗が出てくるペイントが可能。
100色以上ある「レイヤー」「ドライ」カラーの中からでも迷うことなくレイヤリング・ハイライトの色を決めることが出来る。
「ドライ」カラーはドライブラシ用のカラーで、とても粘性が高くエッジ部分を際立たせるのはもちろん、
広い部分に使用すれば簡単にリアルな質感の金属や木の表現ができる。
5.ベースデコレート・トップコート
最後の工程は地面を作り、塗料がはがれないようにコーティングを施す。
「テクスチャ―」カラーは台座の地面や地形を塗るための塗料でペースト状になっている。
乾燥後に「シェイド」や「ドライ」を使うことで更にリアルな地面を表現できる。
慣れて来れば実際の芝生や石、金属などの素材を利用して接着剤でくっ付けてもいいだろう。
仕上げに色がはがれにくくするための「トップコート」を塗って完成。
他にも角を際立たせる「エッジ」や光沢を表現する「グレイズ」、高度な使用法を想定した「テクニカル」シリーズなど、
特殊な役割をもったカラーを使用すればさらに凝ったペイントもできるので、腕前とアイディアに自信があるならぜひ使用してみよう。
ここまで来れば遂にミニチュアモデルが完成!!作業工程はここまでなので。後は飾るなり写真撮影するなりするといいだろう。
もしインスタ映えなどを狙ってSNS等で他人にミニチュアの写真を公開したい際には、撮影を行う際の光量を考えて取ると撮影した画像が見やすくなる。
「白い画用紙」で背景を作り、白色の光のスタンド蛍光灯(2つあれば望ましい)でミニチュアモデルを照らせば、
ミニチュアモデルに影が落ちることもなく、モデルのみに視点を注目させやすくすることができる。
初心者向けのお勧めキット
・ストーム・ストライク
簡単に組み立てられ、ペイントもできるキットが同梱されたセット。ミニチュア3体、塗料6本とスターターブラシ1本を収録。
買ったらすぐにキットを組み立て、ペイントすることができる。塗料はミニチュア一体分だけではなく数体塗装できる分入ってるのでお得。
ミニチュアゲームとしての特徴
概要
ウォーハンマーエイジオヴシグマはミニチュアゲームの中でも「ウォー・シミュレーションゲーム」に分類されるものである。
一言で有名なデジタルゲームで例えれば、
スパロボ、ファイアーエムブレム(FE)を人力で行うと言ったところ。
ゲームは基本2人用のターン制で行われる。
設定された勝利条件をより多く達成してポイントと稼ぎ、
最終のポイントが高かったプレイヤーの勝利となる。
ユニットとなるミニチュアをターンごとに行動させ、ルールブックとミニチュアの性能が書かれたデータシートに基づいて行動を行う。命中判定などは一般的な6面ダイスを使用する。
移動する際はスパロボやFEと異なり
フィールドにはマス目が存在しない。移動の際はミニチュアに設定された移動距離をメジャーで測って移動させる。(
スパロボNEOやOEに近い)
前作との違い
前作FBではアーミーの編成が手軽になり、小規模戦も行いやすくなった。
ゲームの版
ミニチュアゲームには版が存在し、版を重ねていくことによってバージョンアップしたゲームバランスや新ルールの追加、調整などが行われる。
ゲームを行う際は遊ぶ版に合わせてルールやデータを参照する必要がある。
2019年今現在の最新版は2版。
必要なものがそろえば、卓上は戦場と化す。
ゲームプレイに必須の物
ミニチュアゲームを楽しむには「ルールブック」、「ジェネラルハンドブック」、「ミニチュア」、「自分の使用するアーミーのデータブック(バトルトーム)」、「ダイス」、「メジャー」が必要となる。
・ルールブック
基本の「コアルール」は公式サイトから無料でダウンロード可能できる。
スマホで確認するのも良し、印刷しても良し。使いやすい形でルールを見れるようにしよう。
また、より深く遊ぶなら「上級ルール」が収録された有料の書籍「コアブック」が必要となる。
コアブックは下記「ウォーハンマー40,000 KNOW NO FEAR」等のスタートセットに付属されている。
「アドバンスドルール」は本格的な対戦を行う際には必要で、以下のルールが収録されている。
制約が極めて少ないプレイルール。
いくつかのミニチュアを集めてダイスを振るだけのお手軽ルール。大味なルールとゲームバランスで初心者でも遊びやすい。
追加ルールの「サプリメント」を使ったり、自分たちで決めたルールも追加できる。
編成時にパワーコストを使う。
物語性の高いプレイルール。作中の物語をモチーフにしたルールでゲームを行う。
最初から戦力が偏っていたりと、特殊な環境やルールで遊べる。
ルールに基づいた専用のアーミーを揃える必要がある。
編成時にパワーコストを使う。
競技性の高いルール。厳密なルールが敷かれ、デタッチメントの最大数から戦場の広さまでびっちり決まっている。
編成時にポイントコストを使う。
ルールブックは自分たちが遊ぶ版に合わせて参照する。
・ジェネラルハンドブック
毎年発売されるミニチュアゲームのバランス修正ルールブック。年度ごとに発行され、2017年版、2018年度版と最新のゲームバランスで遊ぶことができる。
・ミニチュア
ゲームの駒であり主役であるミニチュアも必要。決められたコスト以内でミニチュアの部隊(アーミー)を編成する。
下記のアーミーから好きなものを選んでアーミーを編成していく。
ミニチュアにはコストが設定され、ルールごとに決められている合計コスト以内でアーミーを編成する必要がある。
コストはミニチュアの性能の高さに比例する。例を挙げれば性能の低い人間の一般兵は5ポイントだが、高性能な神の兵士は17ポイントかかる。
強力なモンスターは100ポイントかかり、さらに強力な英雄は500ポイントかかることもある。
決められたコスト以内で自分の戦術にあったアーミーをどう編成するかも勝敗のカギとなる。
ゲームで扱いやすいアーミーを選ぶも良し。設定や見た目が気に入ったアーミーも使うもよし。すべてはプレイヤー次第だ。
基本は異なるアーミー同士は混ぜて編成(混成)することはできないが、ルールに沿っていれば他の部隊も混成することもできる。
また、設定やゲームルールに沿えばプレイヤーオリジナルのアーミーを作成することも可能。
オリジナルの色で塗るも良し、組み換え、改造によるモデルのコンバージョンを行うも良し。
ロールプレイング的な楽しみ方もできる。
小さなショップや個人で行うゲームではでは色が塗られてなくても良い場合が多い。
公式大会においてはミニチュアには色が塗られていることが必須条件となってる場合が多いので注意。
・バトルトーム ボールを相手のゴールにシュート!!超エキサイティング!!する
あれのことではなく、ユニットのデータであるウォースクロールが参照できる書籍のこと。
前作FBで言う「アーミーブック」、40Kで言う「コデックス」に当たる。
ユニットとなるミニチュアには一つ一つに性能や能力が
「ウォースクロール」に設定されている。
その
「ウォースクロール」がアーミーごとにまとめて書かれた書籍がバトルトームである。
こちらは別途購入する必要があり、
自分が扱うミニチュアのアーミーの種類と遊ぶ版に合わせて購入する必要がある。 例えば、ストームキャスト・エターナルのアーミを使うならストームキャスト・エターナルのバトルトームを用意する必要がある。
・ダイス
攻撃や防御、士気判定などのランダム要素の解決のために、1~6の目が書かれているいわゆる六面体ダイスを複数使用する。
ウォーハンマーAoSでは一度の判定で数十個のダイスを振ることがあるので、最低ダイスを20個くらいは用意しておくといいだろう。
6面ダイスを1個振る行為はD6と略称される。(TRPGと同様)ルールによっては2D6、3D6といった判定を行う必要がある。
その場合はDの前にある数字の数だけダイスを振り、その出目を合計する。
・メジャー
このゲームは1mv(=1インチ=(=2.54ミリメートル)を単位とする距離系でゲームを行う。メートル法の関係で、
日本国内ではインチメジャーはなかなか販売されていないが、ミニチュアゲームショップやネットショップでは、
インチとセンチの両方の目盛りが振ってあるゲーム向けのテーブメジャーが販売されているのでそちらを購入してでの使用を推奨。
・戦場(フィールド)
ゲームを行う際には広いテーブルや平らな場所が必須。ゲームで使用するミニチュアの数や大きさにもよるが、
72mv×48mv(180cm×120cm)程度の広さの平らな場所(テーブルや床)が必要。
・運搬用ケース
ミニチュアゲームの主役であり、ゲームの駒となるミニチュアモデルを運搬するためのケース。
ミニチュアモデル自体が形によっては壊れやすいものも多くある。ミニチュアモデルを安全に運ぶにはケースを用意した方が良い。
コストに余裕がある人は、1万円以内で衝撃吸収ケースが売られている。
安く済ませたい場合は、大型の百円ショップでミニチュアモデルにピッタリな衝撃吸収スポンジや眼鏡を吹く布が販売されているので、それを運搬ケースに詰めるといいだろう。
ガンプラやプラモデル専用の運搬ケースも使えるので、用途やコストに合わせて選ぼう。
ゲームプレイに合ったらよい物
必須ではないが、これらの物があればよりミニチュアゲームをよりよく楽しむことができるだろう。
・テレイン(情景)モデル
広いテーブルにミニチュアモデルの駒を並べてゲームをするのも良いが、専用のテレインと呼ばれる情景、背景のモデルを用意すると、
更に臨場感と迫力のあるゲームを行うことができる。
ゲームの効果としては遮蔽物として扱われるほか、テレインの種類によってはダメージ等の特殊効果がつくものもあり、
よりゲーム性に深みを与えるオブジェクトとして配置できる。
飾っても良し、ゲームのオプションとして使っても良しな追加モデル。
・コンバットゲージ
コンバットゲージは、プレイ中によく使用する距離がマークされているので、戦闘中にさっと手軽に距離をチェックできる。
必須ではないが、あると便利。
・ウォースクロールカード
こちらも必須ではないが、ユニットの能力が記載されているウォースクロールが一枚のカードに収まって書いてある。
自軍のユニットのカードをそろえておけば、バトルトームを開かなくてもユニットの能力を参照することができる。
ウォースクロールカードはユニットのキットに同梱されていることもある。
基本的なゲームの流れ
初心者向けのお勧めセット
下に行くほど価格とグレードが上がっていく。おサイフと相談しながら欲しい商品を決めていこう。
・ストーム・ストライク
ミニチュアゲームを始めたいならまずこれを買おう。ゲームを遊ぶためのアイテムが一通りそろっている。
シグマー神の軍勢たる「ストームキャスト・エターナル」とナガッシュ神の屍軍団「ナイトホーント」のミニチュアキット計15体と、
ウォースクロールカード15枚、82ページのガイドブックとルール、テンプレートとダイス6つが収録されている。
なお塗装はされておらず、ミニチュアを塗りたい場合は塗料も別途購入する必要がある。
・ウォーハンマーエイジ・オヴ・シグマー:テンペスト・オヴ・ソウル
「ストーム・ストライク」の内容に更にミニチュアと書籍が加わったセット。ミニチュアキット計32体と、
「アドバンスドルール」が掲載している書籍版のコアルールなどが同梱されている。
なお塗装はされておらず、ミニチュアを塗りたい場合は塗料も別途購入する必要がある。
・ウォーハンマーエイジ・オヴ・シグマー:テンペスト・オヴ・ソウル&ペイント
上記のセットに加えて塗装のシタデルカラー13色一式とニッパー、モールドラインリムーバー(デザインナイフ)も付属したペイントもミニチュアゲームも楽しみたい人のためのフルセット。
・ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー ソウルウォーズ
上記の「テンペスト・オブ・ソウル」の内容に更にプラスアルファしたセット。ミニチュアキットも計52体同梱され、
エイジ・オヴ・シグマーの歴史やストーリー、ルールが記載された320ページのハードカバーブック「コアブック」も同梱されている。
なお公式サイトには「着色済み」と書いてあるが、塗装はされておらず、ミニチュアを塗りたい場合は塗料も別途購入する必要がある。要注意!!
ファンタジー作品としての特徴
ストーリー
前作との違い
前作FBでは1つの世界(オールドワールド)における他種族同士の戦争や国家内の政略や策謀、冒険譚を描いた作風だったが、
本作では「領域」(レルム)と呼ばれる世界が複数存在し、神話的なハイファンタジー面が前面に押し出されている作風に変更。
一度世界が崩壊している設定でほとんどのキャラが新キャラだが、前作のキャラクターも登場し、設定なども一部引き継がれている。
また、本作には作品の顔となるヒーローポジションのキャラである「ストームキャスト・エターナル」というキャラが追加された。
ファンタジー作品あふれる昨今、「ウォーハンマー」らしい記号、作品を象徴するキャラとして他のファンタジー作品と大きく差別化を図ることに成功した。
なお、「ストームキャスト・エターナル」は兄弟作品である「
ウォーハンマー40K」の「
スペースマリーン」に大きく影響を受けている。
本作の勢力は主に4つの勢力で構成され、各勢力に多彩な軍勢が存在する。
領域(レルム)
定命者たちが住む各8領域は〈定命の諸領域〉(モータル・レルム)と呼ばれ、あらゆる地形が無限に近い形で広がっている。
これらの領域は魔力の風派の一つと深い結びつきが存在する。
領域は〈境界門〉と呼ばれる神秘的な次元門によって行き来することが可能で、これらの門をめぐって激しい戦いが繰り広げられているのだ。
これらの領域と並ぶようにして存在するのが、〈禍つ神々〉の住まう〈渾沌の領域〉である。
天空の領域〈アズィル〉は神王「シグマー」によって治められている領域であり、秩序の陣営の本拠地ともいえる世界だ。
渾沌の軍勢に攻め込まれていない唯一の領域であり、今後ここが攻め込まれるか否かは神王シグマーの手にかかっている。
かつて〈神々の時代〉には、天空の領域は楽園であり、〈定命の諸領域〉全体に幸をもたらす偉大な文明の果実を生み出していった。そして、渾沌の〈禍つ神々〉が最も欲している場所でありここを支配すれば、あらゆる地に永遠の渾沌をもたらすことが約束されている。
シグマー神は渾沌の軍勢に対抗するため、アズィルの火事場を戦争目的に転用し、「ストームキャスト・エターナル」と呼ばれる軍勢を造り出した。
こうして、〈定命の諸領域〉から〈禍つ神々〉を駆逐するための聖戦の幕が切って落とされたのである。
〈シャイシュ〉は死の神「ナガッシュ」によって治められている領域であり、苦しむ死者の魂が集まってくるいわゆるあの世とも言える世界である。一部では〈紫水晶の領域〉とも呼ばれている。
この世界はいくつもの冥界や黄泉の国が集まってできており、その地理学的な構造は人智の及ぶ範囲外で計り知れない。
そのため、〈定命の諸領域〉の各種族は、おのおの自分たちの風習に沿った考え方でシャイシュを理解している。
しかし誰もが同意する共通の点としてはシャイシュが死の神ナガッシュの圧政下にあるという点だ。
そして今、ナガッシュの不死の軍勢は不気味な動向を示し、〈定命の諸領域〉を脅かし始めている。
光の領域〈ハイシュ〉は純白の魔力の領域で、兄弟神の「ティリオン」と「テクリス」によって統治されている世界だ。
宇宙全体に光を投げかける灯明のような場所で常に明るい光がさしている。他の領域同様、渾沌の軍勢に攻め込まれている。
ハイシュは悠久の時にわたって多くのアエルフ(Aos版エルフ)の種族や人類の中の偉人や賢人をかくまう拠り所となっていた。
しかし、狡猾な渾沌の力の前には、純潔たるハイシュの光でさえ、汚染されてしまった。更にその光明はまるで罠のように、
完璧を求める高慢な人々を引き寄せるようになってしまった。彼らは善意に基づく追及心から、暗黒の思想や、危険な研究に引き込まれてしまうのだ。
今ではハイシュの光は知識と純潔だけでなく、危うさをも意味するようになってしまった。
影の領域〈ウルグ〉は「マレリオン」神と狡猾な母「モラシィ」によって支配されている世界だ。
この世界には十三王国と呼ばれる国々があり、真実と虚構が交差する秘密と謎に満ちた世界となっている。
その地は常に暗く、ある時は黄昏時のように薄明かりに、ある時は漆黒の常夜にと常に影が付きまとう。
そんなウルグには陰謀や調略に長ける者たちが集まってくる。禍つ神の一柱、スラーネッシュの手中から逃れたアエルフ族が大勢この影の血に逃げ込み、住み着いている。
肉体と精神が歪められてしまった彼らは、影の中にいる方が性分に合っており、他種族からも身を潜めたかったのだ。
実際にウルグは、決して見つけてはならないものを隠す場所として知られている。この地の霧は、一王国でさえ丸ごと飲み込み、
はじめからそこになかったかのように包み隠してしまうからだ。
金属の領域〈シャモン〉はデュアーディン族の神「グルグニ」(グルングニ)によって統治されている世界だ。
この土地には緑豊かな平原と純粋な水、厳しい山岳をたたえており、金属の大地が軋みを挙げている。陸地は移動しぶつかり合って一つとなる。
不思議な錬金術的反応によって大地と空の成分構成は常に変化している。ここでは豊かな鉱脈やエーテルが眠っており、上質な鉱石がデュアーディン族によって採掘されている。
ここに住む民は変わり続ける環境に絶えず適応することを覚えた遊牧の民が多い。勇敢な者たちが莫大な財宝を手にすることができることもある。
〈禍つ神々〉の一柱であるティーンチが、シャモンの変化に富んだ特性と、数々の秘密に目を付け、支配をもくろんでいる。
生命の領域〈グューラン〉は〈久遠の女王アラリエール〉が治める、みずみずしい庭園と深い森林からなる世界だ。
〈翡翠の王国〉とも呼ばれ、12もの季節にわたって繁栄してきており、シルヴァネスと呼ばれるグューランの樹木の精霊達が住み続けている。
あらゆる種類の生命が宿る地は再生のサイクルを繰り返し、古代文明と自然が完全に調和している。
ここに、〈禍つ神〉の一柱であるナーグルの軍勢がこの地を占領し、腐敗をもたらしたのだ。調和に満ちた自然も、病魔に侵されおぞましい姿に変わり果てた。
これに対し、シグマー神率いるストームキャストエターナルとシルヴァネスの連合軍がこの地から侵略者を追い払い、領域を再生しようと奮戦している。
獣の領域〈ガウル〉は荒々しい原始的な大陸が無数に並ぶ世界だ。ここを真に支配している神はいない。
なぜならガウルは飼いならすことのできない地だからだ。オールク族があがめる2神、「ゴルカモルカ」という強力な神が最もこの地の性分が一致している。
そのためこの地は、異様なモンスターや獣じみた種族の大群が棲息し、単純な腕力と、野性的な暴力がものを言う弱肉強食の世界だ。
ここではあらゆる生物が大小問わず狩人であり、獲物でもある。ここに住む一大勢力の種族オールク族とオゴール族の終わりなき部族戦争や、
巨獣狩りなどは、暴力性とずる賢さの二面性を持つゴルカモルカ神を喜ばせるのだ。
焔の領域〈アキュシー〉は燃え上がる激情の世界だ。その性質は地形にも表れており、火を噴く山脈や、硫黄の荒海が広がる。
ここに住む部族たちは、焔の如く短く激しい人生を燃え上がるように生き抜く。
〈灼輝の領域〉とも呼ばれてるこの世界を成す数十もの大陸は、かつて一つながりだったのを渾沌の力で引き裂かれてしまった。
そのため、アキュシーには境界門を通ってでしか到達できない土地も多く、他の領域よりも境界門の重要性が高いので境界門をめぐる戦いもより激しいものとなっている。
〈禍つ神〉の一柱であるコーンの軍勢「ブラッドリーヴァー」たちと何十年も戦いを繰り広げたアキュシーの戦士たちは、
シグマー神のストームキャスト・エターナルたちの到来によって活力を取り戻し、かつて以上に闘志を燃やしている。
時系列
種族および軍団(アーミー)紹介
本作に登場する種族は大まかに下記の四つの勢力で構成されている。
秩序の陣営
「シグマーの御代の到来なり!」
【概要】
〈定命の諸領域〉における秩序の軍勢は、渾沌の諸領域を守るために結成された同盟軍である。秩序の陣営には各領域の人間、アエルフ族、デュアーディン族の自由の民、
シグマー神の兵士「ストームキャスト・エターナル」のような恰好たる法の守護者や、アラリエール神のシルヴァネス族とセラフォン族のような神秘的な勢力と、緩やかな同盟関係を結んだものである。
そこに、ドーター・オヴ・カインやイドネス・ディープキンといった独自の目論見で協力する不気味な勢力も加わっている。
基本的にはシグマー神に協力するが、時には自らの利益を優先して自分の勢力のための判断を下すこともあるだろう。
シグマーの陣営
【概要】
神王シグマー率いる天界の軍勢。天空の領域「アズィル」を本拠地とし、〈定命の諸領域〉を守るために戦う。
人間種族や下記の「ストームキャスト・エターナル」によって軍が構成されている。
かつては、9つの〈定命の諸領域〉(モータルレルム)の神々と協力しながら数々の文明的な恩恵をもたらしたが、
今では渾沌の軍勢が台頭してきており、秩序の陣営は大きくその勢力を削がれていた。
再び諸領域の神々と力を合わせてかつての勢いを取り戻そうとしている。
【主要キャラクター】
・神王シグマー
〈秩序の軍勢〉を統べし神王であり、天空の領域アズィルを治めし神。自らが作り上げた天界の戦士「ストームキャスト・エターナル」を指揮する。
彼の出自ははっきりとしていないが、〈破滅せし世界〉に彷徨っていた一つの魂だった。
「オールドワールド」が崩壊し、彷徨っていたシグマーの魂を神竜「ドラコーション」が助け、神の力を得る。
神竜から8つの〈定命の諸領域〉へつながる秘密の道を教え、眠れる神々を発見し、彼らと同盟を結ぶ。
天空の領域に居を構えたシグマーは、〈定命の諸領域〉の文明を支援し、〈禍つ神々〉から世界を守る戦いに何度も参加したが、
〈空を焦がす戦い〉で渾沌の魔将「アーケィオン」との戦闘にて、無敵の力を誇る聖鎚〈ガール・マラッツ〉を奪われ、〈秩序の軍勢〉は退却を余儀なくされた。
敗退後は、〈渾沌の軍勢〉に攻め込まれた〈定命の諸領域〉を取り戻すべく、「ストームキャスト・エターナル」を作り上げ、再び〈渾沌の軍勢〉に挑む。
彼の正体は、前作FBに登場した帝国(エンパイア)の守護神「シグマー」か帝国皇帝「カール・フランツ」ではないかと言われている。
ストームキャスト・エターナル
「我、シグマー神の御名においてこれを鋳造する。汝らストームキャスト・エターナルス。」
【概要】
体内に天界の力が駆け巡る超人戦士。またの名を〈永劫者〉とも呼ばれる。本作のヒーロ枠で主役枠であり、作品の顔ともいうべき存在でもある。
かつて「オールドワールド」で武勲を立てた英雄や人間が死ぬ瞬間にその魂を拾い上げられ、彼らは妙なるシグマロンにある〈至高の鉄床〉の上で〈再鍛〉(リフォージ)を生きのび、前世の肉体を捨て去る。
新たな姿は丈高く、胸広く、いかなる鋼より強い輝く「シグマライト」の鎧と無情な黄金の仮面を身にまとう。
ストームキャストの部隊は、「ストームホスト」と呼ばれる単位で分割され、それぞれが異なる氏名や性質を持っている。
【再鍛(リフォージ)】
彼らは命を奪われ死んでも、生き返る。彼の肉体、武器、防具は心臓がひとつ打つ間に形を失い、
パチパチと鳴るエネルギーの雲と化して残像を残し天へと飛び去る。この霊質はアズィルに達するとシグマーの玄室に引きもどされ、
そこで最終的にかつて現れたのと同じストームキャスト・エターナルとして〈再鍛〉(リフォージ)されるのである。
まさに文字通り無敵の軍団といっても過言ではない。
しかし、〈再鍛〉(リフォージ)にも代価が生じる。半神たる彼らは〈再鍛〉(リフォージ)を行えば己の一部分(記憶や人間性、肉体)を失う。
シグマーの炉に戻るたびに肉体や精神も変容してしまう可能性が高くなってしまうのだ。
彼らも半神とはいえど人間性が備わっており、生まれ持った性格や信条、感情もすべて持ち合わせている。
そしてこの現象には疑念を持つ者がおり、〈再鍛〉(リフォージ)の回数があまりにも多くなった際に、天空のエネルギーの怪物と化すのではないかとささやかれている。
彼らは神王シグマーの名の下に、神の力を借りて嵐の如く戦い続けるだろう。
【ゲーム上の特徴】
安定し能力を誇り、扱いやすい。高攻撃力を誇る「レトリビューター」や安定した防御力を持つ歩兵「リベレイター」、
遠くから味方を支援する「ジュディスケイター」、地形を無視して進める飛行兵「プロセキューター」など戦術の幅広さが売りの万能のアーミー。
ただし、数は多くそろえられないので陣の確保がしにくく、数で勝るアーミーに対して不利になることも・・。
初級者から上級者までお勧めできる安定したアーミーだ。
人間族
【概要】
他種族に比べて突出した能力はないが、平凡な能力と適応力の高さが特徴の種族。
かつては「オールドワールド」では一番多い種族だったが、〈渾沌の軍勢〉による大崩壊後は殆どいなくなった。
大崩壊時に死亡した大量の人魂は死の領域〈シャイシュ〉に捕らわれ、大死霊術師〈ナガッシュ〉の奴隷となっている。
人々は〈定命の諸領域〉にてわずかに生き残っており、各領域や少数民族の部族として生存しているのだ。
フリーピープル
【概要】
前作に引き続き登場。人間族、、アエルフ族、デュアーディン族で構成されるフリーギルドの戦士。
かつては「オールドワールド」の帝国で活躍していたが、大崩壊時にアズィルに非難し、「アズィルヘイム」と「シグマロン」の街を中心として活動を再開した。
神王シグマーの下に再び集まった彼らは、〈定命の諸領域〉を侵略者から取り戻すために古えより伝わる戦技を駆使して戦う。
彼らには、アイアンウェルド・アーセナルの戦闘兵器や、カレジエイト・アーケインの戦闘魔道士、デヴォーテッド・オヴ・シグマーの戦う司祭たちが同行するので、
アーミーのカスタマイズにおいて、様々なプレイスタイルに合わせ、幅広い選択肢がある。
アエルフ族
【概要】
アエルフ族はかつてオールドワールドに住んでいた元エルフ族である。アを付けただけとか言わない。
アエルフは寿命が長く、軽装を好み、様々な技能に長けている。各地の自由都市にアエルフの軍があるが、それぞれ異なる種類の戦闘技術を重視している。
フリーピープルのアエルフ軍はドラゴンに騎乗するウィザード、フェニックスに乗るヒーロー、獅子の勇敢さを持つライオンレンジャー、海賊活動をするスコージ・プライヴェーティアなど実に多様。
FB言う元「ハイエルフ」は「ハイボーン」、元「ダークエルフ」は「エグザイル」になって今でも種族が残っているが、
獣の力を得た独自の進化を遂げたアエルフもおり、前作のエルフの概念やイメージとは少し変わっている種族となっている。
ドーター・オヴ・カイン
【概要】
ダークエルフの守護神であった流血の神「カイン」(カエラ=メンシャ=カイン)に仕える教団。こんな姿でも一応〈秩序の軍勢〉である。
影の領域〈ウルグ〉を根城とする女性優位のアエルフの教団で、その内面に血に飢えた邪悪なる精神が潜んでいる。
一部の教団の信者にはヘビのような体や蝙蝠のような翼が生えている。
彼女たちは軍勢を率いる予言者「モラスィ」に従ういくつもの集団を成し、〈定命の諸領域〉各地で殺戮に興じている。
予言者「モラスィ」は「カイン」の神託を利用して信仰者たちを率いているが、その真の目的は自身が神になることである。
何度も言うが、決して〈渾沌の軍勢〉や〈破壊の軍勢〉ではない。ってかよくシグマー神は渾沌じみたやつらを味方にしたな。
イドネス・ディープキン
【概要】
海底にすむ海鮮系アエルフの一族。独自の文化を持ち、短命の「ナマーティ」、神秘的な「イシャラーン」、戦闘的な「アクヘリアン」という3つのカーストに分かれている。
彼らの魂はある要因で渾沌によって汚染されており、そのままでは生まれた直後に衰弱して死んでしまう。
そのために、生存を行うのに必要とする他者の魂を不用心な者から奪うため、3つのカーストが力を合わせて戦う。
海底の奥底から現れて津波のような激しい攻撃を仕掛ける神出鬼没な戦術を好み、巨大な亀やサメ等の水生生物を使役して戦う。
デュアーディン族
【概要】
デュアーディン族はかつてオールドワールドに住んでいた元ドワーフ族である。体は小柄だが、その筋力は人間を超える。
大崩壊時、〈渾沌の軍勢〉に山岳王国を滅ぼされたドワーフの生き残りで、かつての文化を残す部族や、
空中都市に住む機械部族など〈定命の諸領域〉で独自の進化を遂げてきた。
ディスポゼッスド
【概要】
ディスポゼッスドは「ワーデンキング」の回りに集結し、シグマー神の軍勢と共に戦う、勇猛なデュアーディンの重装戦士だ。
〈天空の領域〉住んでおり、かつての文化を守りながらも同領域の街を作り上げたり、シグマー神の軍勢に参加するなど秩序の軍勢に貢献してきた。
彼らは一箇所に留まり、敵の猛攻に耐えきってから強力な近接攻撃で反撃する防衛戦に長けている。
献身的なデュアーディンの戦士たちが鉄壁の防衛線を組むと、どんな激しい攻撃にも劣らない破壊力で敵を蹴散らすのだ。
ファイアスレイヤー
【概要】
焔の領域〈アキュシー〉出身の「デュアーディン」の傭兵種族。燃えるような鮮烈な赤いヒゲを持ち、小柄ながらも筋骨隆々とした肉体を持つ。
彼らの身を守るのは、小さな魔法のルーンと、烈火のような信念だ。激情に身を任せて戦い、灼熱を使った攻撃にも長けている。
味方になれは勇敢な戦士として戦ってくれるだろう。ただし、相応の報酬を支払えればの話だが・・。
【聖なる黄金】
彼らは憤怒の神「グリムニル」の欠片である「聖なる黄金」を求めて世界中を旅しながら傭兵稼業を生業としている。
かつて彼らがあがめていた「グリムニル」を復活させる為に「聖なる黄金」をすべて集めるのが種族の最終目的である。
彼らは信じるべき神の復活を行うために、今日も黄金を求めて戦い続ける。
カラドロン・オーバーロード
【概要】
大崩壊時に金属の領域〈シャモン〉と避難し、独自の機械文明を築いたドワーフ。一見、40Kの住人かと一瞬見間違えるほどのスチームパンク感あふれる機械を操る。
雲上の浮遊都市に住む彼らは、ガス雲から取れる「エーテルゴールド」を採取したり、商業を生業としている。
〈秩序の軍勢〉の再興に際して商機を見出したため、「ストームキャスト・エターナル」との同盟を結んだ。
機械仕掛けの空中艦隊を擁し、ガス銃や大砲など射撃戦に特化した兵器と戦術で戦いを有利に進める。
その他の種族
セラフォン
【概要】
セラフォンはかつてオールドワールドに住んでいた元「リザードマン」族を実体化したものである。
渾沌が生まれるはるか昔から住んいたリザードマン族は、オールドワールド崩壊時に全滅してしまう。
彼らの指導者種族「スラン」族の魂は何とか生き残ることができ、天界のエネルギーで復活。
スラン族がかつてのリザードマン族の記憶を基に実体化させたのが「セラフォン」族である。
破壊的な魔法の達人で、渾沌を倒すという一つの目的にすべてを注いでいる。
彼らは、広大無辺の知恵を持つスラン・スターマスターによって天上界から戦場に召喚される。
殺傷力の高い冷血動物の軍団、恐竜をモチーフにした凶暴なモンスター、そして天界の秘術を組み合わせて荒々しく戦う。
シルヴァネス
【概要】
シルヴァネスは〈久遠の女王アラリエール〉に仕える、魔力によって生まれた樹木の精霊である。
〈輝ける森の女王〉の子らである彼らは、自然界が産んだ生命の魔法でできた生物だ。
その肉と腱は生命の領域〈グューラン〉で生息するワイルドウッドの枝から作られている。
シルヴァネスと〈定命の諸領域〉は完全な共生関係にあり、シルヴァネスたち同士の絆も同様だ。アラリエルの子らはすべて、
その身に流れる忘れがたき精霊の歌でつながっている。この不思議な旋律の持つ統合の力が、シルヴァネスを一つの民に束ねているのだ。
かつて〈神話の時代〉には、シルヴァネスは〈定命の諸領域〉全土にある自然力が集まる場所を我がものとしていた。
ナーグル神の下僕たる軍勢に攻め入られ、長きにわたる衰亡の時代を耐え抜いた彼らは、ストームキャスト・エターナルの救援を機に、
再び同盟を結んで〈禍つ神々〉に戦いを挑む。
生命の魔力にあふれる場所に植えたソウルポッドが芽を吹き、長身で力強い姿に育ち、剣と弓を手に取り翡翠の王国を防衛する。
シルヴァネスのアーミーは、ドライアドやツリーキンなど大小の森の精霊の大群で、魔法と剣を駆使して敵を圧倒するのだ。
渾沌の軍勢
「渾沌に永遠なる栄光あれ!!」
【概要】
異次元の悪魔。渾沌の禍つ神々である暗黒の四大神を中心とし、〈歪み〉より現実世界に侵攻してはその世界の法則をゆがめ、いずれは世界を渾沌世界に変異させようとしている。
エヴァーチョーズン
数ある渾沌の軍勢をまとめ上げしものそれがエヴァーチョーズン(永久に選ばれし者)である「アーケィオン」のことである。
半神となり渾沌の軍勢をまとめ上げた「アーケィオン」は、かつて<定命の諸領域>の軍勢を打ち破り、「オールドワールド」を我が物とした。
そして今度は、神々が住まう8つの領域である〈定命の諸領域〉を我が物にしようとしている。
ページ分割のため、詳しくはこちらを参照。 死の陣営
【概要】
死の領域〈シャイシュ〉の冥界における死の軍勢は、偉大なる死霊術士「ナガッシュ」神によって率いられている亡霊の軍勢だ。
〈死の領域〉を完全に支配したナガッシュはこれだけに飽き足らず、〈定命の諸領域〉の完全支配を行うため〈秩序の軍勢〉に戦いを挑む。
ナガッシュ神自身が率いる親衛隊「レギオン・オヴ・ナガッシュ」のような黒魔術師と吸血鬼の軍団や、亡者の軍団「ナイトホーント」、呪われし吸血鬼「フレッシュイーター・コート」といったネクロマンス的な軍勢を率いて戦う。
【主要キャラクター】
ナガッシュ
前作から引き続き登場。〈不死の至高王〉、〈偉大なる死霊術士〉、〈死の神〉等の異名を持つ。
冷徹でかつ情け容赦ない神で、怒るとすぐに罰を下し、長らく許しを与えない。
過去に何度も倒されているが、それと同時に何度も復活している。
「オールドワールド」におけるヴァンパイアとネクロマンサーの軍勢「ヴァンパイアカウント」の始祖であった彼は、前作の「エンドタイムズ」で邪神として復活。
「オールドワールド」崩壊後の破滅で動けなくなった彼は、シグマー神の力で復活し共に〈渾沌の軍勢〉と戦い、死の領域〈シャイシュ〉で自らの王国を作り上げて〈神話の時代〉を作り上げることに貢献した。
〈空を焦がす戦い〉での撤退を機に、〈秩序の軍勢〉から脱退。その後は、脱退の報復としてシグマー神の軍と衝突し、しばらくの間は〈秩序の軍勢〉との関係を持たなくなった。
その後は再び〈秩序の軍勢〉に参加することを呼びかけたシグマーに対して去るように警告。
ストームキャストの〈再鍛〉(リフォージ)によって英霊の魂が自分の領域へと行かないことを知ったナガッシュは激怒し、完全にシグマー神を敵としてみなす。
そして、〈定命の諸領域〉の支配を決意したのだ。
彼は〈定命の諸領域〉をわが手中に収めるために、恐ろしき死の軍団を率いるのだ。
レギオン・オヴ・ナガッシュ
【概要】
ナガッシュ軍勢の主力部隊。おびただしいスケルトンなどの不死者の軍団はヴァンパイアや〈御使〉によって統率されている。
ナガッシュの副官も軍に参加しており、強大な魔法使いである「黒のアーカン」、吸血鬼の祖「ネフェラタ」、武力では右に出る者はいない吸血鬼の「マンフレッド」による3人の〈御使〉がナガッシュの補佐を行う。
骸骨の雑兵を何度も蘇らせては戦わせながら、敵を暗黒魔法で壊滅させることができるのだ。
ナイトホーント
【概要】
ナガッシュの魔法によって歪められた亡霊たちによる軍勢。俗に言う死神のような姿をしており、黒いフードを被ったガイコツが生者に対する尽きぬ憎悪を原動力ににして鎌や斧などを持って襲い掛かってくる。
幽体となって戦うナイトホーント達は、生者を恐怖に陥れる触れた者を死に誘い、その幽体は強力な攻撃も通用しない。
彼らのほとんどが生前に罪を犯した罪人たちの魂で、死後も永遠に終わらぬ苦しみを抱えながら、ナガッシュの意志に従って戦い続けるのだ。
フレッシュイーター・コート
【概要】
不気味な呪いをかけられたゾンビ、グールの軍勢。その正体は、獣性に敗北した吸血鬼たちの成れの果てである。
彼らは自分たちは高貴なる貴族や戦士であるという妄執に取りつかれながら、臣下を増やし、自分の王国を築きあげていく。
だが、実際の彼らは、人肉に飢えたおぞましい、青ざめた野蛮人である。そしてその飢えは、血に駆られた、戦慄の晩餐会でのみ満たされる。
グール、ホラー、フレイヤーの3系列に分かれた廷臣を従えて戦う他、腐った肉体を持つ「ゾンビドラゴン」や「テラーガイスト」(巨大蝙蝠)といった大型魔獣も呼び出すことができる。
破壊の陣営
【概要】
獣の領域〈ガウル〉に住まう軍勢。他の軍勢と異なり、目の前のものをただ破壊するという単純な破壊衝動に支配された種族で構成されている。
まるで自然災害のごとく、〈定命の諸領域〉に押し寄せる破壊の軍勢は、ほんのささいなことをきっかけに戦いに突入する。
緑色の肌を持つオールクやグロットの大軍や、放浪を繰り返す野蛮なオゴールの部族、そしてガルガントのような巨大な恐獣が、本能のまま暴力を求め、すべてに破壊をもたらす。
グリーンスキン
【概要】
緑の肌を持った亜人族のことを指す。FBの「オーク」族にそっくりな「オールク」族、FBの「ゴブリン」族に似た「グロット」族、
FBの「トロール」族に類似した「トロゴス」族が相当する。
シグマー神が獣の領域〈ガウル〉を見つける前から住んでおり、FBのグリーンスキンとは別物と考えた方がいい。
アイアンジョウ
【概要】
オールク族の中で最もたくましく、気性の激しい最大部族の「アイアンジョウ」は、「力こそ正義」という考え方を体現している。
驚異的な筋力と、野蛮なずる賢さを駆使して敵を戦いに引き出し、重装鎧をまとった緑色の筋肉と鈍色の武器で敵を押しつぶす。
アイアンジョウのアーミーは、精鋭兵と強力な魔法、頑強なモンスターを組み合わせ、特に激しい近接戦で敵を切り裂くことを得意とする。
ボーンスプリッター
【概要】
「ボーンスプリッター」は、「オールク」族の中でも特に原始的でムカシ感あふれる部族として知られている。
アイアンジョウたちが重武装をして戦場に臨むのに対して、ボーンスプリッターたちは腰布に戦化粧、骨と石でできた武器だけで戦いに挑む。
彼らの最大の力は、「ゴルカモルカ」神への信仰心だ。彼らの神は、鎧さえ通用しない攻撃から守ってくれる。
戦いとなると熱狂したように敵によりたかり、力強く打ち付ける。そして魔力のこもる戦化粧のおかげで、以外なほど打たれ強い。
グロット
【概要】
FBの「ゴブリン」族に似た種族で、各「オールク」族、「オゴール」族などの部族に散らばって寄生しながら生きている。要は下っ端。
しかし、グロットは単体では脆弱で臆病だが、集団になった時の危険さは、大型のグリーンスキンとも劣らない。
キノコ魔法を操るムーンクランや、恐ろしい巨大蜘蛛を乗りこなすスパイダーファング・グロットに、残忍で打たれ強いトロゴスが加わり、グロットは決して見くびってはならない軍勢だ。
オゴール族
人間を数倍に膨れ上がらせたような巨体を持つFBの「オーガ」に類似した種族。
オールク族と共に戦いに参加することもある。
ビーストクロウ・レイダー
【概要】
ビーストクロウ・レイダーは巨大なウォービーストを乗って戦いに挑む、放浪のオゴール部族。
旅をしながら略奪を働く遊牧民で、彼らが行くところには「エヴァーウィンター」と呼ばれる「ゴルカモルカ」神の呪われし吹雪が常に追ってくる。
そのため、エヴァーウィンターから逃れるために常に移動しながら生活と略奪を行う部族となった。
呪われし吹雪は常に向かい風となる要素ではなく、時には味方を強化したり敵を弱体化させたりと追い風になることもある。
彼らの軍団は巨大なモンスターの騎馬隊で構成される精鋭軍であり、鋭い感覚、狡猾な戦術そして猛烈なる機動力を振るって獲物をしとめる。
そして、呪われしエヴァーウィンターの吹雪を利用した情け容赦ない吹雪で敵を圧倒する。
ガットバスター
【概要】
キャラバン隊を率いる放浪のオゴール部族。食と闘争に異様な執着を見せ、食料を求めてガウルを旅するAoS界のフードファイター。
彼らは巨大な棍棒で敵を打ち付け、戦っている最中からすでに敵の肉の柔らかさを調整している。
彼らの隊と同行するファイアベリーたちは、破壊の炎を崇拝する司祭だ。後方には、巨体のエールガズラー・ガルガントが続く。
彼らは、小さな仲間たちについていけば殺戮と肉のごちそうにありつけることを知っているのだ。
書籍
ウォーハンマーAoSは多くの関連書籍もリリースされている。月間の専門誌から小説、TRPGのゲームブックから解説書など様々。
今回は日本語で読めるおすすめの書籍を紹介しよう。
・ホビージャパン エクストラ 2018 Spring
模型ファンにはお馴染みの雑誌「ホビージャパン」の「ウォーハンマーシリーズ」特集ムック。
ウォーハンマーシリーズの概要からミニチュアゲームの紹介、世界観の解説、ミニチュアモデルの作り方まで初心者プレイヤーにお勧めの一冊。
付録として「ストームキャスト・エターナル リベレイター」のミニチュアも付いてくる。
・アズィルの門
シリーズ初のウォーハンマーAoSノベルの邦訳第一弾。天空の領域〈アズィル〉と焔の領域〈アキュシー〉を繋ぐレルムゲート(境界門)をめぐる戦いを描く。
ゲームズワークショップの出版部門である「ブラックライブラリ」から出ている英語版の小説「原題:The Gates of Azyr」を元に完全日本語化されている。
ウォーハンマーAoSを物語として楽しむのにうってつけな一冊。
・月刊ホワイトドワーフ
ゲームズワークショップが出版しているウォーハンマー専門月刊誌。1977年からイギリスで刊行され、40年以上の歴史を持つ。
新商品の紹介やミニチュアゲームのレポート、ペイントとキッドの作例、ミニチュアゲームの追加ルールであるゲームサプリメントの紹介などが掲載されている。
最近は日本語版も出ており、ウォーハンマーの世界を気軽に楽しめるようになっている。
普通の書店やネットの書店では販売されておらず、「ウォーハンマーストア」を始めとしたミニチュアゲームの専門店でしか手に入らないので注意。
・月刊ホビージャパン
日本のモデラーにとってはお馴染みのホビー月刊誌。2017年7月号から「AMAZING WARHAMMER」の名称で、
「ウォーハンマー」のレギュラー特集が組まれている。有名なモデラーによる作例もあるのでホビーファン必見。
デジタルゲーム
本作はファンタジー作品としても人気が高く、デジタルゲームも多くリリースされている。原作ファンはもちろんのこと、
ミニチュアゲームに手を出すのが難しいライトユーザーでも十分に楽しめるようになっている。
今回はその中でも日本語で遊べるお勧めのデジタルゲームを紹介しよう。
・Warhammer Age of Sigmar: Realm War
MOBAとPvPの対戦カードバトルを本格的に融合した対戦アクション+ストラテジー。試合時間三分間にお互いの陣地にある「拠点」と「ジェネラル」を破壊するかより多くダメージを与えた側が勝利する。
カードゲーム要素としては試合中は時間経過でエネルギーがたまり、コストを支払えば手札からキャラを使用できるようになる。
召喚されたキャラはMOBAのように上・中・下と大体3つのレーンを移動することができ、キャラは、AIに従い自動で行動する。
デッキの構成だけでなく、リアルタイムな指示も重要となっており、カードゲーム要素とアクション要素が見事に融合している。
「Warhammer 40,000: Freeblade」を手掛けたスタジオ「PixelToys」が制作しており、完成度も高い。
用語
あ行
「アーミー」
プレイヤーが指揮する軍団の事。数あるアーミーの中から一つを選んでユニットを編成する。
「合わせ目消し」
ミニチュアのパーツ同士を合わせた部分に出る分割線を削る作成テクニック。
プラモデルの作成を行う上では一般的なテクニックの一つだが、
国内産のプラモデルに比べてウォーハンマーシリーズのミニチュアは合わせ目が出ている場合が特に多い。
特に小さなミニチュアモデルは少しの合わせ目でも目立ちやすいので、見つけたらデザインナイフでそぎ落としていこう。
「ウーンズ(【傷】)」
ユニットのHPの事。
日本語ルールブックでは【傷】と呼ばれる。HPは1~20以上と幅広く、これが無くなるとユニットが死亡する。
ウーンズの多い巨大メカや巨大生物を使う時はウーンズトラッカー(ダメージを数えるサプライ)やウーンズダイス(10面ダイス)があると便利。
「エラッタ」
正誤表のことを指す。
カードゲームやミニチュアゲームなどのアナログゲームにおいてゲームバランスの修正を行う際に、
エラッタを参照することがある。本作のエラッタは公式サイトから参照できる。
か行
「キャラクター」
ミニチュアのユニットの中でも特定の名前がついてるユニットの事。
スペシャルキャラクター(スぺキャラ)とも呼ばれる。
ストーリー内での重要人物がキャラクターとして扱われる場合が多い。
一般兵に紛れないように派手な格好してる。
「コスト」
ユニット毎のコスト。ルールによって指定されたコスト以内でアーミーのユニットを編成する。
パワーとポイントの2種類あり、遊ぶルールで変化する。
最大値は対戦相手と相談して決めたり、大会で指定されているので必ず確認すること。
「コンバーション」
ミニチュアを改造する事。説明書通りに組むと同じポーズのミニチュアが多くなりやすいので、
各兵士に個性を出す為にビッツを使って改造したりする。
他にもリリースされていないミニチュアを自作で改造したり、一からスクラッチでミニチュアを作りだしたり、
好みの形にミニチュアを改造するなど、コンバージョンの種類は多種多彩。
さ行
「サプリメント」
追加ルールの書いてある書籍のこと。
コデックス化されていないアーミーのルールや、特殊なルールのゲーム等が書かれている。
「シタデルカラー」
同社ゲームズワークショップが製造、販売を行っている水性アクリル塗料のこと。
フランスの画材メーカーと共同で開発。7種のカテゴリに分けられており、全145種類のカラーが存在する。
匂いが無く、水で薄めなくても濡れるので、筆塗りに適した高性能塗料。
価格は国内の塗料に比べれば高めだが、一つ購入しておくと筆塗りで使うなら無くなりにくい。
ウォーハンマーシリーズや同社の製品もシタデルカラーを元にしてカラーチャートのシステムが作成されている。
エアブラシで使用する際には通常とは違った工夫が必要なので、筆塗りでの使用を推奨。
「縦深(じゅうしん)」
縦深移動の略。敵地などに突然移動出来る能力のこと。
ユニット毎に持っている場合があり、ルールに従ってミニチュアを戦場に配置出来る。
ルールの名前は色々あるが、基本的に効果は同じ。
「趣味人」
ウォーハンマープレイヤーのことを指す。本作や別シリーズのウォーハンマー40000(40K)問わずに呼ばれている。
「(数字)+」
数値以上という意味。例えば3+なら3以上、6+なら6以上という意味で使われる。
攻撃が当たったか判定したり、超能力が成功するか判定するなど幅広い判定用途で使用される。
「スペシャルセーブ」
装甲に頼らない防御力の事。バリアやサイキック、盾等が該当する。
通常のセーブ値は武器の貫通力の影響を受けて減るが、スペシャルセーブは変わらない。
オプション等で追加出来るならしておいた方が良い。
「セーブ」
ユニットの持つ防御力の事。(数字)+で表記される。
間違えやすいが、低い程防御力が高い。(セーブ2+の場合2以上出せば防御成功)
た行
「D6」
6面ダイス1個の意味。2個の場合は2D6、3個の場合は3D6。
出た数字をそのまま使用する。
「D3」
6面ダイスの数値の半分を使うという意味。
1,2が出た場合は1として、3,4が出た場合は2として、5,6が出た場合は3として使う。
「テレイン」
障害物として利用する建物や地形。公式から出てるモデルもあるが、机に置ける障害物なら何でも良い。
ジオラマ作成や飾るだけでなく、テレインによってはミニチュアゲーム上で追加効果があるので、
ゲームを盛り上げる障害物としての使い方もできる。
な行
は行
「バトルレポート」
ウォーハンマーにおいてのミニチュアゲームの試合状況を記録した文章のこと。「バトレポ」とも呼ばれる。
書く際の細かな規則はないが、最低限でも互いのロスターを記載し、各ターンごとに起こった出来事を書いておくとわかりやすい。
バトレポを書くのが慣れてこれれば試合状況を基にして、自分のオリジナルシナリオを考えて記載するロールプレイ的な遊び方もできる。
「ビッツ(bits)」
ミニチュアモデルの余剰パーツのこと。ミニチュアモデルには換装用の余剰パーツが用意され、
ミニチュアゲーム中でも装備した武装によってパーツを組み替える必要がある。
無くしてしまっては致命的にまずいので、必ず付属元のミニチュアモデルと一緒に補管しよう。
「フォージワールド(ForgeWorld)」
公式のレジン製ガレージキットを販売しているサイト。ガンプラでいう「B-CLUB」のような立ち位置。
本作の設定上では存在するが、なかなか一般的なモデルとしてリリースしにくいレアなモデルをリリースしてくれる。
ミニチュアモデルの拡張パーツや巨大ミニチュアモデル等、
本作を深く知るファンには堪らない数々のモデルが購入できる。
ただし、通常のミニチュアモデルと比べて以下のデメリットがあるのでモデルを作り慣れた上級者向けにしかお勧めできない。
- 生産数が少なく、値段も高め。
- 金額も円表記ではなくポンド(£)表記。
- 一度売り切れたら次はいつ買えるかわからない。
- 商品によっては日本に発送できない場合がある。
- モデルの出来が安定していなかったり、欠品している場合もある。
これらのデメリットをクリアできるのであればより自分のアーミーを増強出来たり、
珍しいモデルを手に入れることができるだろう。
「プライマー」
ミニチュアに吹きかける下地剤の事。専用のシタデルアンダーコートスプレーに最初から配合されている。
「ブラックライブラリー(BlackLibrary)」
ウォーハンマーシリーズを商品展開しているゲームズワークショップの出版部門のこと。
本作や別シリーズのウォーハンマー40k等の小説やドラマCD、コミックを製作している。公式サイトではWebでブラックライブラリの作品を購入、閲覧が可能。
内容は残念ながらすべて英語。英語が読めたり、リスニングができるならウォーハンマーシリーズをより深く楽しめること間違いなし。
「フルペイントアーミー」
ミニチュアゲームに参加するミニチュアモデルがすべて塗装されている状態のアーミーのこと。
初心者がまず目指す一つの課題としてよくあげられる。
基本的にはモデルが組み立てられている状態ならミニチュアゲームに参加可能だが、
大会によってはフルペイントアーミーでのみ参加可能な条件もあるので参加事項をよく確認すること。
ま行
「マグネタイズ」
ミニチュアモデルに磁石を仕込む改造の事。
ビッツなどのパーツ交換を容易にしたり、持ち運び用に分解しやすくする為に改造する。
ミニチュアサイズの物にネオジム磁石を仕込んでも磁力が足りない場合があるので、両面に仕込むと外れにくい。
や行
ら行
「ロスター」
プレイヤーによるアーミーのユニット編成表。
ユニットのオプションや種類、数などを指定のコストに収まるようユニット編成した表のことを指す。
ゲームをする際にあらかじめロスターを編成しておき、それに合うようにミニチュアを用意する。
大会などでは相手と自分の作ったロスターを交換しておくとゲームがスムーズに行いやすい。
以下のツールを使えばユニットのロスターを簡単に作ることができる。(英語)
BattleScribe
こちらはPCとスマホ向けのアプリが用意されている。慣れたらこちらを使うといいだろう。
わ行
アニヲタWikiに住まう勇敢なる編集者たちよ!!かの神王シグマーや恐ろしき渾沌の軍勢の物語を追記・修正を行ってくれる者を募集している。
我こそはと思う編集者は今すぐ参加せよ!!
(C) Copyright Games Workshop Limited 2019. GW, Games Workshop, Citadel, Space Marine, 40K, Warhammer, Warhammer 40,000, the ‘Aquila’ Double-headed Eagle logo, Warhammer Age of Sigmar, Stormcast Eternals, The Horus Heresy and all associated logos, names, races, vehicles, weapons and characters, and the distinctive likenesses thereof, are either ARE (R) or TM, and/or (c) Games Workshop Limited, variably registered around the world, and used under licence. All Rights Reserved
- FBの勢力は分かりやすかったけど、今は微妙に種族名が変えられてて、派閥も細かいから、覚えにくいな -- 名無しさん (2019-05-20 09:31:57)