ウォーハンマー40K

登録日:2012/06/16(土) 19:40:41
更新日:2019/05/28 Tue 19:34:57
所要時間:約 150 分で読めます



本作は国内における情報量が少ないので、ご協力いただける余力のある方々は追記、修正をしていただけると幸いです。

注意:スマホでampサイトをご覧の皆様へ。只今atwiki側の仕様でampサイトでの折り畳み機能が使用できないために折りたたまれてる内容が見れない状況となっております。
そのような場合はお手数ですが、以下の対策を行っていただけると正常に作動いたしますのでお願いいたします。

平和はない。
休息もない。
赦しなど、あるはずもない。

戦争だけが残ったのだ。

画像出典:ウォーハンマー40Kボックスセット「ファースト・ストライク」(First Strike)ボックスアートより



概要

Warhammer 40000(ウォーハンマー40K)とは、イギリスのミニチュアゲームの会社「ゲームズワークショップ」から展開されているミニチュアボードゲームおよびSFファンタジー作品である。略称は「40k(フォーティーケー)」。
同社の「ウォーハンマーシリーズ」の一つであり、遠い未来の宇宙を舞台にした戦争を描く作品である。
英語圏を始めとした海外では絶大な知名度人気を誇り、同シリーズの「ウォーハンマーファンタジーバトル」(エイジオブシグマー)と並んで世界でトップシェアを誇るミニチュアゲームである。

元々は本家のウォーハンマーファンタジーバトルの40000年後の世界が舞台という設定だったが、今では独立した世界という設定となっている。
本家「ファンタジーバトル」はトールキン作品(指輪物語)やマイケル・ムアコック作品等のファンタジー作品に大いに影響を受けた作品だが、
本作「ウォーハンマー40000」は「ファンタジーバトル」の設定を一部引き継ぎつつ西暦40000年代を舞台にした遠い未来の宇宙戦争を描いている。

30年以上かけて作りこまれた膨大でかつ緻密な設定や世界観、暗黒の千年紀を舞台にした壮大で重厚なストーリー、戦略性の高いゲーム性など一言では語り切れない様々な魅力を持ち合わせている。
色々と用語が出てきてとっつきにくい部分はあるが、少しづつ読み進めていくごとにその重厚な世界観を堪能できる。

本作はただ単なるミニチュアゲーム作品ではなく、小説、ドラマCD、デジタルゲーム、コミックなどの多岐にわたったマルチメディア媒体で作品が展開されており、
SFファンタジー作品としての大きな魅力も持ち合わせている。

日本での展開

日本でも2004年から第4版の日本語版が発売されている。第5版がリリースされた際は有料のルールブックPDFをなんと無料で配布するなど大盤振る舞いのサービスも行っていた。
しかし、絵柄や設定のとっつきにくさ、ミニチュアのコスト等の問題から中々知名度が上がりや売上を伸ばすのが難しく、
一時日本語版が発売されていなかったり、日本語の公式ストアが閉鎖されたりと厳しい状況が続いた。

しかし厳しい状況の中、少数ながらも日本でのシェアが増えていき、ネットを通してでのコミニュティーが形成されていった。

そしてシリーズ30周年となる2017年度から雑誌「ホビージャパン」で毎号取り上げられるようになったり、
マックスファクトリーから初級者向けのキット「スペースマリーンヒーローズ」が発売されるようになり、
日本語版の公式HPが製作されるなど、日本での知名度やプレイヤー人口も少しづつ上がってきている。
2019年の静岡ホビーショーでなんと我らが「バンダイ」が史上初のウォーハンマー40Kのアクションフィギュアとガチャポンを発売することが決定した!!

国内外の多くのファンが驚き、今後の国内展開に大きく期待を寄せた。「楽しい時を作る企業」が果たしてどのような商品展開を行うのか多くのファンが固唾を飲んで注目している。

ミニチュアホビーとしての魅力

本作「ウォーハンマー40K」のミニチュアホビーには主に四つの楽しみが一つになったホビーといってもよい。
  • コレクション
ミニチュア作り、集めて飾る。集めれば集めるほどプレイヤーの軍勢はより大群となる。中には限定のミニチュアモデルも存在する。
  • モデリング
キットは接着剤やカッターなどを駆使して組み立てていく。慣れてくれば、オリジナルの改造モデルも作成可能。
  • ペイント
専用のシタデルカラーを使い、まるで絵を描くようにしてミニチュアを塗装する。カラーの塗装ルールも完備されている。
  • プレイ
ルールブックとダイス、メジャーそしてミニチュアを使った30年以上の歴史を持つ本格的な「ウォーシミュレーションゲーム」が楽しめる。

そして、一番注目してほしい部分が「プレイ」の要素で他の国内プラモデルと異なり、

俺(私)の作ったミニチュアでバトルできる!!

という最大の特徴を持っており、まさにプラモデル+ボードゲームを一度に楽しめる異次元のホビーといってもよいだろう。


ミニチュアモデル(プラモデル)としての特徴

概要

ミニチュアモデルのコレクション最大の特徴の1つは、強力な英雄を集めたり、恐ろしい戦闘兵器や、本作におけるにおける不可思議な光景を、自分のモデリングとペインティングで再現することにある。

日本におけるプラモデルは主に「ロボット」、「ミリタリーモデル」、「自動車」、「アニメキャラ」といったジャンルが定番だが、
本作ウォーハンマー40000では上のジャンルとは異なるモデルをリリースしている。
例を挙げれば、「強化装甲服に身を包んだ海兵隊」や「剣と魔法を操る戦士」、「オークのような宇宙人」、「恐ろしい姿のエイリアン」、「ファンタジー物に出てきそうな悪魔」等
あまり日本では見られないジャンルのモデルを組み立てたり集めることができる。
上記にあげた例だけではなく他にも「ロボットアニメに出てきそうな異星人のロボ」や「架空の国家のミリタリー部隊」等の
日本のモデラーでも楽しめるミニチュアモデルもリリースされているのもウォーハンマー40000の魅力の一つだ。

更に兵士や兵器のミニチュアだけでなく、テレインと呼ばれる情景モデルを組み合わせることによってより臨場感のあるジオラマを作成することもできる。

丁寧に作られたテーブル上の戦場に配備された完全にペイントされたアーミーや、天をつくような情景モデルを作り上げれば、
大迫力の「遠未来の戦争」や「英雄たちの戦い」を卓上に再現することができるのである。

ウォーハンマーシリーズのミニチュアモデルは一般的なプラモデルと違って価格が結構高め。しかし一回買っておけば飾ることはもちろん、
将来にわたってミニチュアゲームの駒としても末永く使用することができる。


ミニチュアモデルの特徴

小さなミニチュアには国産のプラモデルとは異なってディティールが非常に作りこまれている。パーツひとつひとつを見ても、偏執狂的に入れられたモールドが目を引く。
パーツ表面に隙間や空間が空くこと自体を恐れるかのようにみっしりと彫刻が入れられ、しかもそれぞれに意味やデザインを持たされている。
パーツの分割方法も国内のプラモデルと違って、キャラが可動しないことを前提とした大胆な分割がされている。
ベースサイズ20/25mmのレンジモデルやプラモデルを「一般的な人間」のサイズとして決めている。

モデルにはガンプラのようなプラモデルと違ってプラモデルの色分けがされていない。
そのためにミニチュアに色を自分で塗る必要がある。手間は少しかかるが、塗ってくる作業だけでも楽しめる。
基本は専用のシダテルカラーを使用してペイントを行う。慣れてくればガンダムカラーなどの他社製塗料を使ってみるのも良いだろう。
初心者でもガイドに沿って塗っていけば簡単にかつ綺麗にミニチュアを塗装できる。

ウォーハンマー製品の購入

ウォーハンマー製品はミニチュアゲームの専門店やゲームズワークショップ直営の「ウォーハンマーストア」で購入することができる。
一般的な玩具売り場の模型コーナーでウォーハンマー製品が販売されてることは今現在ほとんどない。
最近では、ヨドバシカメラ全店舗やイエローサブマリンの一部店舗等、取り扱う店も少しづつ増えている。

ネット経由では国内の通販サイトやゲームズワークショップの公式通販でも購入可能。実店舗ではおいてない製品も手に入れやすい。
ただし、送料や価格が多くかかる場合があるので注意。特に公式の通販はイギリスからの発送となるので送料が跳ね上がる。

ミニチュアモデルの制作

ミニチュアモデルは主に「組み立て」、「ペイント」の工程に分かれている。


ミニチュアゲームとしての特徴

「我らこそが銀河で最も優れた軍勢であると証明するべき時がいよいよやってきた! 究極の栄光の前に立ちふさがる者は全て殲滅すべき敵である。」

概要

ウォーハンマー40000はミニチュアゲームの中でも「ウォー・シミュレーションゲーム」に分類されるものである。
一言で有名なデジタルゲームで例えれば、スパロボファイアーエムブレム(FE)といった戦術級シミュレーションを人力で行うと言ったところ。

ゲームは基本2人用のターン制で行われる。設定された勝利条件をより多く達成してポイントと稼ぎ最終のポイントが高かったプレイヤーの勝利となる。
ユニットとなるミニチュアをターンごとに行動させ、ルールブックとミニチュアの性能が書かれたデータシートに基づいて行動を行う。命中判定などは一般的な6面ダイスを使用する。

移動する際はスパロボやFEと異なりフィールドにはマス目が存在しない。移動の際はミニチュアに設定された移動距離をメジャーで測って移動させる。(スパロボNEOやOEに近い)

ゲームの版

ミニチュアゲームには版が存在し、版を重ねていくことによってバージョンアップしたゲームバランスや新ルールの追加、調整などが行われる。
ゲームを行う際は遊ぶ版に合わせてルールやデータを参照する必要がある。

2019年今現在の最新版は8版。

必要なものがそろえば、卓上は戦場と化す。

ゲームプレイに必須の物

ミニチュアゲームを楽しむには「ルールブック」「チャプター・アプルーブド」「ミニチュア」「自分の使用するアーミーのデータブック(コデックス)」「ダイス」「メジャー」が必要となる。

ゲームプレイに合ったらよい物

必須ではないが、これらの物があればよりミニチュアゲームをよりよく楽しむことができるだろう。


基本的なゲームの流れ

ウォーハンマー40,000のゲームは複数のバトルラウンドを繰り返すことで行われる。
各バトルラウンドは双方のプレイヤーのターンによって構成される。バトルラウンド内でターンを行うプレイヤーの順番はゲーム中常に一定あり、
プレイするミッションの説明文に先攻の決め方が記載されている。各ターンは複数のフェイズによって構成され、フェイズの順番も常に一定である。

各フェイズの順番は以下の通り。(ルールは簡略して説明している)



初心者向けのお勧めセット

  • ウォーハンマー40,000 KNOW NO FEAR
ミニチュアゲームを始めたいならまずこれを買おう。ゲームを遊ぶためのアイテムが一通りそろっている。
宇宙海兵隊である「スペースマリーン」とそのライバルである「ケイオススペースマリーン」のミニチュアキット数体と、
「アドバンスドルール」が掲載している書籍版のルールブック、ダイス6個等のミニチュアゲームに必須なツールも入ってる。

なお塗装はされておらず、ミニチュアを塗りたい場合は塗料も別途購入する必要がある。


SF、ファンタジー作品としての特徴

ストーリー


其処は戦争だけが残された苛酷なる暗黒の遠未来

画像出典:ウォーハンマー40K 第8版「ルールブック」P46,47より


41千年記(40k)のはるか遠い未来、人類は強大な力を持つ「皇帝」により統一され、銀河全域へと支配を広げた。
しかし〈大逆〉により人類は分断され、皇帝は黄金の玉座にて、一万年の時を腐屍の身で過ごすのみ。
銀河には数多の敵対的な異種族が有り、帝国内には異端が蔓延っている。
そして法則そのものを歪める「渾沌」の侵攻はかつてないほどに増加している。
ただの生存でさえ勝利となる世界で、今日もまた何処かで戦争が起こっているのだ。

背景

天の川銀河を舞台に、人類最大の勢力を誇る帝国とそれに敵対する様々な勢力との戦いが描かれている。
救いようのない狂気と悲壮感、テクノロジーが発達してるのにもかかわらず中世ヨーロッパの暗黒時代顔負けの異端者狩りなど遠未来の文明の暗く退廃的な世界が描かれている。

しかし、暗いシナリオの中にも尊き犠牲を払う英雄達の物語、SF要素(超能力、宇宙戦艦、ロボ、ミリタリー要素等)とファンタジー(魔術、悪魔、刀剣、甲冑、宗教等)が見事に融合する世界観は、
どのSF、ファンタジー作品でも見られない多くのロマンや魅力を持っている。

帝国(人類)の歴史

西暦1000年をM1とし、1千年紀を1000年単位として時代が表される。

【地球の時代~不和の時代】M0(西暦1年)~M30末(西暦29000年末)

【帝国の勃興~ホルスの大逆】M30(西暦29000年末)~M31(西暦30000年頃)

【第二創設~贖罪の時代】M31(西暦30000年頃)~M41(西暦40000年)

【衰退の時代(現在)】M41(西暦40000年代)

シナリオの構成

シナリオは大きく分けて本編の「キャンペーン」と本篇の前日談に当たる「ホルスヘレシー」(The Horus Heresy)、
外伝の「スピンオフ」に分けられる。

キャンペーン

本筋となるシナリオ。第41千年紀(西暦40000年代)が舞台になっている。
  • キャンペーンブック、キャンペーンサプリメント
書籍として発売されているかセットで付属されているキャンペーン本。本は単体で発売されるか、ボックスセットの中に同梱される。
シナリオや設定が楽しめるだけでなく、ナラティブプレイ用のルールも収録されておりゲーム上でシナリオを再現することも可能。
下記のグローバルキャンペーンの間にキャンペーンブックやキャンペーンサプリメント、ボックスセットが数種類発売される。

  • グローバルキャンペーン
全世界で一斉に行われるゲームイベントで作られるキャンペーンシナリオ。イベントは約4年に1回行われる。
ユーザーもイベントに参加できる。ある程度のシナリオ流れをゲームズワークショップ側と各加盟ショップが作り、
プレイヤーのゲームの記録をもとにシナリオを完成させる。
期間内にワールドワイドでのキャンペーンイベントを開催し、イベントを開催する各加盟ショップでのゲーム結果を基にしてシナリオの結果を書き加えてグローバルキャンペーンシナリオを完成させる。
つまり、ウォーハンマー40000のシナリオは企画、制作スタッフ側とユーザー側のプレイ結果によって作成される。
1995年以来今まで数回にわたってグローバルキャンペーンシナリオが共同で作成され、ユーザーもシナリオの参加者の一人として携わることができるのだ。

ホルスヘレシー(The Horus Heresy)

前日談に当たるシナリオ。キャンペーンから役1万年前の第30千年紀頃に起こった〈大征戦〉及び〈ホルスの大逆〉が舞台となっている。。
皇帝とその息子である「プライマーク」(総主長)を主役とした物語で、大征戦やホルスの大逆を戦い抜いた総主長達の活躍や葛藤などが描かれている。
そして、希望と誇りに満ちた〈大征戦〉が少しづつ絶望と悲観に包まれ、大いなる失望に変わる〈ホルスの大逆〉に至るまでの悲劇や伝説の全貌が明らかにされていく。

海外では英語版の小説やオーディオブック(ドラマCD)、ミニチュアが数多く出てきており、一つの大きなシリーズとなりつつある。

スピンオフ

本筋以外の外伝シナリオのこと。基本的には41千年紀を舞台にしているが、時期が過去だったり、主役がゼノ(異種族)やケイオス(渾沌)だったりと舞台も様々。
有名なキャラの知られざる活躍や設定、名も無きキャラの物語もここで語られる。
ゲームや書籍、オーディオブック、サプリメントブック等の媒体で展開されている。



種族および軍団(アーミー)紹介


画像出典:ウォーハンマー40K 公式サイト「トップページ」より


銀河の覇権を狙う種族や勢力は数たくさん存在する。それぞれの勢力は自らの信条や目的を持って戦っている。
同じ勢力下でも組織が違えば特徴や目的も大きく変わる。
本作に登場する種族は大まかに下記の三つの勢力で構成されている。

  • 帝国(インぺリウム) 本作の主役である勢力で人類の帝国。様々な組織が存在する。
  • 異種族(ゼノ) 人間以外の異星人やエイリアンなどの勢力の総称。異種族同士でもほとんどが対立、独立した勢力となっている。
  • 渾沌(ケイオス) 異次元の世界から来た渾沌の勢力。超常現象を起こす悪魔や帝国の裏切り者などで構成される。

帝国(インぺリウム)

「〈皇帝〉以上の希望はない!!」

【概要】
聖地とされる地球(テラ)を本拠地とする人類種族の国家。皇帝を中心とした100万を超える惑星と1兆を超える臣民を抱えている天の川銀河最大の勢力。
見た目はスチームパンクと中世ヨーロッパの暗黒時代のゴシックデザインが融合した独特なデザインが特徴。
かつて人類は高度な技術を有していたが、数多くの内戦や狂信的、異常とも言える機械教や皇帝への信仰異端審問による異端狩りなどによって衰退している。


スペースマリーン(アデプタス・アスタルテス)


「For the Emperor !!」(皇帝陛下の為に!!)

画像出典:ウォーハンマー40Kボックスセット「ダーク・インペリウム」(DARK IMPERIUM)ボックスアートより

【概要】
「戦闘者」とも呼ばれる遺伝子改造を施された超人兵士。ウォーハンマー40000を代表するキャラで主人公ポジ。
スペースマリーンは数多くある帝国の戦闘部隊のうち、もっともポピュラーな部隊で帝国の主力部隊。射撃から格闘までそつなくこなす万能の兵士。
万能の能力を持つ「皇帝陛下」の遺伝子が体に組み込まれており、身の丈2mを超える。


画像出典:Erasmus Brosdau氏によるファンアートムービ「The Lord Inquisitor - Prologue」より


帝国の諸軍


皇帝陛下の御慈悲。そは許しにあらず、忘却にあらず。ただ受け入れることにあり、だ。

画像出典:ウォーハンマー40Kキャンペーンブック「Imperium Nihilus Vigilus Defiant」より

帝国には主戦力であるスペースマリーン以外にも様々な軍事組織が存在する。
一般人による軍隊、反逆者をあぶりだす秘密警察、近衛部隊等々。
ルールによっては同じ帝国諸軍やスペースマリーンと一緒にアーミーが編成できる。

アストラ・ミリタルム


「銀河の運命を決するのは、ひと握りの勇者たちではない。幾百万の名もなき兵士たちなのだ。」


【概要】
一般人による軍。またの名を「帝国防衛軍」、「インペリアルガード」とも呼ばれている。スペースマリーンは確かに人類最強の兵であるが、
その数は「帝国」の領域全てをカバーするにはあまりに少ない為に足りない分を補うために設立された。
広大な帝国の各惑星から輩出された志願兵たちが中心となっており、各連隊は政治将校(コミッサー)によって率いられている。

画像出典:ウォーハンマー40K 第8版「ルールブック」P69より

インクイジション(異端審問局)


浄め、除き、殺せ!!


基本カラー:局によって異なる
【概要】
インクィジター(異端審問官)が帝国内部の背信者をあぶり出し、取り締まるための秘密警察のような組織。
皇帝陛下直属の組織で、アデプタス・アスタルテス(スペースマリーン)よりも位が高い役職。
主に異端審問はインペリアル・エージェントが行い、異種族の陰謀、あらゆる腐敗、突然変異、異端、異教徒、
邪悪なサイカー等、〈帝国〉の中で〈異端審問局〉が精査に値すると思われる人、物、場所において、あらゆる脅威を調査する権限を持つ。

その本質は無慈悲でかつ冷徹。もはや人間性のかけらすらない。
高圧的で疑いがかかった者に対しては味方であろうが情け容赦無く、過酷な拷問を行う。
渾沌や異種族で穢れてどうしようもない場合は敵味方ごと惑星を焼き払う無慈悲な制裁「究極浄化」を発令し、惑星のすべての生命を皆殺しにする。

画像出典:ウォーハンマー40K「コデックス:インペリアルエージェント第7版」(codex:Imperial Agents) 表紙イラストより

グレイナイト



現騎士団長:ヴォルドゥス
ホームワールド(拠点惑星):衛星タイタン
コデックスの採用:なし
基本カラー:グレー
【概要】
対ケイオス(渾沌)専門に創設されたインクイジターの一部門「鉄槌の団」(オルド・マレウス)直属のスペースマリーン戦団。
通称ディーモンハンター。創設には重大な秘密があり、それゆえに人類に対しても存在を知られてはならない第666番目の戦団番号を持つ鈍色の騎士。
ディーモン狩りに特化しており、帝国内でも秘密裏にケイオスディーモンを狩り続けている。

画像出典:Erasmus Brosdau氏によるファンアートムービ「The Lord Inquisitor - Prologue」公式Facebookより

デスウォッチ



現ウォッチマスター(監視長):不在
基本カラー:ブラック、シルバー、元の戦団色(片方の肩)
【概要】
各スペースマリーン戦団から有力者や志願兵を集めた、対異種族の特殊精鋭部隊。所謂スペースマリーンのオールスター。(5色揃ってマリーンジャイ)
異端審問庁所属の「純血の団」(オルド・ゼノス)直属の部隊で、厳密にはスペースマリーン戦団ではない。
スペースマリーンの中でもひときわ能力の高い者だけがデスウォッチに選ばれる。
デスウォッチに選ばれることは、スペースマリーンにとって大変名誉なこととして称される。

画像出典:ウォーハンマー40K「コデックス:デスウォッチ第8版」(codex:Death Watch) 表紙イラストより

アデプタ・ソロリタス(シスターオブバトル)



基本カラー:ブラック
【概要】
皇帝の崇拝を行うアデプトゥス・ミニストゥルム(帝国宗務局)所属の女性だけのシスター部隊。修道聖女会とも呼ばれている。皇帝大好きクラブの追っかけ狂信者集団。
帝国正教を信仰しており、皇帝の讃美を行うと同時に聖遺物の守護、皇帝に逆らう反逆者の抹殺にあたる。
元は皇帝を崇拝する女性だけのカルト教団だったが、第36千年紀において至高卿ヴァンダイアにより帝国の正式な組織として認められる。

幼いころから皇帝を崇拝するよう育てられている。戦闘となると専用のパワーアーマーを身にまとい、敵を容赦なく叩きのめす。
バトルシスターズは精鋭としての訓練を施されているだけでなく、帝国内でも上位の装備の数々を用いて戦うことが許可されている。
ページ分割のため、詳しくはこちらを参照。
画像出典:ウォーハンマー40K 第8版「チャプター・アプルーブド2018」P68より

アデプトゥス・カストード(皇帝近衛団)


半神なる黄金兵団


近衛大将(キャプテン・ジェネラル):トラヤン・ヴァロリス
基本カラー:ゴールド

【概要】
皇帝の近衛部隊(タロン・オヴ・エンペラー)。通称カストーディアン。
皇帝の遺伝種子を宿した強化人間であり、スペースマリーンよりも強力な戦闘力を持っている。
彼らは戦士であると同時に統治者、外交官、歴史家にして哲学者であり、まさしく皇帝の血筋を継ぐものとしてふさわしき実力を持つ。
カストーディアンはインクィジターやスペースマリーンよりも高い役職で、彼らに対しては皇帝陛下同様に跪く位だ。

画像出典:ウォーハンマー40K「コデックス:アデプトゥス・カストード第8版」(codex:ADEPTUS CUSTODES) P34,P35より

アデプトゥス・メカニクス(帝国技術局)



技術局長:ベリサリウス・カウル
【概要】
帝国の兵器や弾薬を製造、保守、管理、開発を請け負う組織。火星を本拠点としている。
〈技術の暗黒時代〉を経た帝国は、機械技術の全てを帝国技術局に依存。彼ら無くして今の帝国の技術力は成り立たないのだ。

帝国技術局は「機械教」と呼ばれる宗教に属しており、「オムニシア」(万機神)を〈皇帝〉の側面として崇拝している。
この組織に所属するものは機械教の教理に基づき、体の一部、または全てを機械に置き換えている。
機械の体に置き換えた信徒であるテックプリースト(技術司祭)が主に各フォージワールド(工業惑星)の工場寺院で自らに課せられた聖務を全うする。

画像出典:ウォーハンマー40K「コデックス:カルト・メカニクス第7版」(codex:CULT MECHANICUS) P6より

インペリアルナイト(帝国騎士)



【概要】
アデプトゥス・メカニクスの工場寺院で鍛造され、貴人と呼ばれるパイロットによって操縦される巨大ロボ。「ナイト級タイタン」、「クエスター・インペリアリス」とも呼ばれる。
元々は惑星開拓用の汎用作業機械として運用されていたロボットが、後に異種族や原生生物との戦闘のために武装化されて今の形になった。

画像出典:ウォーハンマー40K「コデックス:インペリアルナイト第7版」(codex:IMPERIAL KNIGHTS) 表紙イラストより

その他の帝国の組織

帝国には数多くの組織が存在する。帝国の政治を支える者や治安を守る者、自由開拓者など多種多彩。
これらの組織は設定上では存在するがコデックス化されていない場合もあるので、ミニチュアゲームに参戦出来ない組織もある。






異種族(ゼノ)

「生存をかけた闘争において、傍観者でいることは許されない。我々の側で戦わぬものは全て、叩き潰すべき敵と心得よ」


画像出典:ゲーム 「Warhammer 40,000: Dawn of War3」 Key Artより

所謂人類以外の異星人や宇宙人の総称。古代文明の生き残りや他の銀河からの侵略者など様々。
それぞれの勢力は敵対しており、常に戦い合っている。人類に対しても例外的ではない。
星々に自分たちの領土を広げるため、他のすべての勢力と戦うことのみが、彼らが唯一生き残る道なのだ。

そして、場合によっては一時的な同盟を結ぶこともあり、特に対ティラニットや対ケイオスの場合に同盟を結ぶことが多い。
普段対立している帝国と異種族も時折共闘してくれる胸熱展開も見せてくれる。

オルク


「この銀河 ( ギンカワ ) を真っ平らに踏みならしてやる。おとなしくしてねえ奴はブチ殺す。俺様は本気でやるぜ。なぜなら俺様はオルクで、オルクは戦って勝つために、この世に生まれてきたからよ」
- 大族長ガズグッガル、おおいに吼える


基本カラー:ミドリ色はサイコーだぜ!

【概要】
鬼のような姿をしてい銀河(ギンガワ)サイキョーの緑肌宇宙オーク。体格がゴツい野蛮な面白枠。
人類からは「最も野蛮なモノ」、「グリーンスキン」と呼ばれ、非常に好戦的。
侵略するの理由も「戦いこそオルクの全てだから」であり、ホントに戦闘狂。
グリーンスキンたちが抱く、スピードと暴力に対するその情熱は、銀河中が知るところである。

【ゲーム上の特徴】
ゲームでの性能は接近戦重視であり、防御力は低い。だがそれを補って余りある大量のユニットを投入することができる。
低い射撃能力も、得意な白兵もとにかく数で解決してしまう傾向が強い。そのため、ミニチュアの数もそろえないといけないので、「アストラ・ミリタルム」と同じくコストがかかりやすい。
画像出典:ウォーハンマー40K「コデックス:オルク第7版」(codex:ORKS) P63より


【主要キャラクター】

【主なオルクの兵種】

【主なオルクの氏族】

アエルダリ(エルダー)


【概要】
人類よりはるか昔から存在する種族。所謂宇宙エルフ。寿命は千年以上長く、白く美しい肌を持つ。肉体も常人よりも数倍速く動ける。
〈道〉と呼ばれる精神修行で鍛えられた白兵戦やサイキック能力、先見の能力、高い科学力を誇る兵器などを駆使して戦う。
彼らの文明ははるか昔に滅び今はその子孫が宇宙を放浪しながら種族再興のために戦っている。
帝国では「エルダー」と呼ばれているが、種族自身が名乗っている正式名称は「アエルダリ」である。

【ゲーム上の特徴】
スペースマリーンよりも優れたバランスの良さを持つが、脆く、少数精鋭でかつヒーキー。鍛錬を積んだ優秀なスペシャリストが多く、
サイキック能力や高い科学力を誇る兵器、光学迷彩などを駆使して戦う。上級者向けのテクニカルなアーミー。
汚いなさすがアエルダリきたない。
下記のデュカーリ、ハーレクインともアーミーを混成することが可能。
画像出典:ゲーム 「Warhammer 40,000: Dawn of War3」 Eldar Key Artより


【主要キャラクター】

【主な勢力】


デュカーリ(ダークエルダー)


【概要】
アエルダリの文明が壊滅した際「方舟」ではなく、<歪み>を利用したワープ通路「ウェブウェイ」(網辻)奥深くにある大都市「コモラフ」に逃げ込んだ古代アエルダリの成れの果て。
帝国ではダークエルダー呼ばれているが、正式名称は「デュカーリ」である。
スラーネッシュ神誕生時の衝撃にも耐え抜いた極悪種族。宇宙海賊をしながら多種族の痛みを生きるための活力としており、奴隷を拷問して生命力を漲らせる。
その性質は残虐かつサディスティック(希にマゾヒスティック)。相手の苦しみを生で感じられる接近戦を好む。
ほとんどのテクノロジーがアエルダリのものと類似した高度な兵器を所持しており、アエルダリ同様に苦戦を強いられる。

また、元々同じ種族であるアエルダリの各勢力とも友好関係を結んでいる場合もあり、お互いの目的が一致していれば同盟軍を組んで戦うこともある。

【ゲーム上の特徴】
スピードと火力に特化しており、展開速度は他の追随を許さない。しかし防御は紙で脆い。毒武器を使いこなすのでモンスター相手には有利。
同種族のアエルダリ、ハーレクインと混成してアーミを組める。
更にクスリを使ったステータス強化も可能。いいからドーピングだ!
画像出典:ウォーハンマー40K コデックス「デュカーリ」(DRUKHARI)第8版 P4,P5 イラストより


ハーレクイン



【概要】
アエルダリ族の一派だが、方舟勢力やデュカーリ勢力とは距離を置いている奇妙な勢力。ピエロや道化師のような派手なかっこをしている。

〈失墜〉の際、〈網辻〉に逃れその身を守った〈笑う神〉「セゴラック」の信仰者。身軽な戦士でもあり、演技者でもあり、戦場という名の舞台で華麗な戦う。
〈網辻〉を使い、アエルダリの方舟やデュカーリの仄暗き都「コモラフ」を旅しては、神々の物語を再演する催しを行う。
彼らのかぶっている面は、それぞれの演じる神を象ったものだ。一座(トルゥプ)はまた、神による導きで、戦いにも加わる。

そして、彼らに関する情報や組織の形態などは謎に包まれており、詳しく知る者は少ない。彼らはエルダーであるかすらわからないのだから。

【戦術】
機敏で敏捷なハーレクィンは、驚異的なスピードで絹をなびかせて舞うがごとく動き回る。
撹乱戦法を得意とし、視覚的な妨害で目くらましを行いながら素早い身のこなしで戦う。
ただの派手な格好ではない「ホロ・スーツ」で敵の目を欺き、手持ちの刃で敵を美しく切り裂くのだ。

【ゲーム上の特徴】
少数精鋭でHQが居なくてもアーミーが組める。アエルダリ、デュカーリともアーミー混成が可能。
ただし、兵種が少なく複合デタッチメントが不可能なので扱いにくい。
後、ペイントが非常に凝ってるめんどくさいので塗装に時間がかかる。
画像出典:ウォーハンマー40K コデックス「ハーレクイン」(codex:Harlequins) 表紙イラストより

ティラニッド


喰らえ。全ての命を。


【概要】
外銀河より襲来した宇宙害獣。すべての生命体を喰らい尽くすことが目的の銀河イナゴ集団。「ハイブマインド」(集合意識体)と呼ばれる全体を統括する知性のもと、銀河への侵略を続けている。
個体に意識や感情が存在せず、ハイブマインドの命に従って行動する。さながらアリかハチのような社会構造を築いている。
他生物の遺伝子を取り込み進化し続けるため、細菌兵器などを用いてもすぐに免疫をつけられてしまい効果は薄い。
他のSF作品で言えばマブラヴ オルタネイティヴの「BETA」、トップをねらえ!の「宇宙怪獣」、エイリアンシリーズの「ゼノモーフ」を足して三で割ったものと思ってもらえればよいだろう。

【ゲーム上の特徴】
とにかく数が多いことを嫌と言うほど教えられる。しかも精鋭でそろえることもできる。汎用性が高いが射程が短めな近距離型。
ただし、「シナプスクリーチャー」と呼ばれる指揮官ユニットから遠く離れてしまうと、
本能に支配されて統制を失ってしまうため、シナプスクリーチャーの配置と生存がゲームの鍵を握る。
初心者にもおすすめのアーミー。

画像出典:ウォーハンマー40K コデックス「ティラニッド」(codex:Tyranids) 表紙イラストより


ジーンスティーラー・カルト


「真の神のため、我らは何世代にも亘り”純血”を護ってきた!」


【概要】
ティラニッドに寄生された亜人「ジーンスティーラー」のカルト集団。ティラニッドの先兵として、寄生された人間に惑星を乗っ取らせる

彼らは人類含む知的生命体(以下:犠牲種)の領域の隠れた場所で神であるティラニッドを崇め、自分の配下を何十年という年月をかけて着実に増やしてゆき、密かに信者や寄生者を増やしていく。
ティラニッドの集合艦隊(ハイブフリート)が近づいてきたときに一斉にの惑星の乗っ取りを開始する。
なお、ジーンスティーラーカルトは複数の宗派が存在し、違った特徴を持つ。

【ゲーム上の特徴】
白兵戦が強めで、隠蔽能力を持つ。ティラニッドの性質を引き継いでおり、ティラニッドと同盟を組める。
ティラニッドと異なり、ビークルや兵器を使用することが可能。
更に驚くべきことに別勢力のインペリアルガード(裏切りという扱い)とも同盟が組める。奇抜なルール故に上級者向け。

画像出典:ゲーム「Battlefleet Gothic: Armada 2」より


タウ・エンパイア


「大善大同がために!!」


現指導者:導師アウン=ヴァ
【概要】
銀河東方にあるイースタン・フリンジ(東方辺境宙域)で新しく勃興してきた異種族勢力。非常に優れたテクノロジーを有しており、戦場ではバトルスーツという戦闘用ロボットを多用する。
銀河全域に〈大善大同〉(グレーター・グッズ)の思想を広めようとしており、野心的かつ目的達成のためなら一致団結する。そのため、タウ族に協力する少数の異種族も共に戦闘に参加を行うこともある。
青白い肌を持っており、筋力は人類よりも低いのが特徴。主戦力となっているバトルスーツで弱い筋力を補っている。
タウの社会は地(農耕・労働・技術者)水(商人・外交官)火(戦士)風(宇宙軍)と霊(指導者)というカーストに分かれており、
ゲームで戦うのは主に火のカーストである「ファイアウォーリア」。

【ゲーム上の特徴】
基本戦術は徹底的に射撃戦や機動戦に持ち込めばかなり強い。その代わり近接はかなり弱い。更にサイカーがいないのでサイキックに対抗できない。
同盟関係にある異種族のユニットで弱点をある程度は補える。

画像出典:ウォーハンマー40K コデックス「タウエンパイア」(T'au Empire)8版 P40,P41 イラストより



【主要キャラクター】

画像出典:ウォーハンマー40K 「コデックス:タウエンパイア第8版」(codex:T'au Empire) P68,P69 イラストより

ネクロン


【概要】
6400万年以上前の超古代に栄えていたアンドロイド異種族。見た目は金属製ガイコツで生ける金属(リヴィングメタル)を肉体としている。
完全に体を破壊されないかぎり、再生能力で復活することが可能。

ネクロン文明は複数の王朝を持ち、独自の文化と行動規範を持つ。また、王朝同士は一枚岩ではなく、内戦も起こることもある。
司令官である旧王族の者達のみが自我を持ち、言葉を話してコミュニケーションを互いにとれる「特権」を独占する。
一方で下級兵士は少ししか意思を持たず司令官の命令に諾々としたがう、文字通りロボット同然の存在となっている。
【ゲーム上の特徴】
倒されても再生する能力を有する。全体的な能力から射撃に向いた勢力といえる。
代わりにスペースマリーン並みに高いコストと、白兵戦が苦手な能力、一定数が倒されると自動的に敗北するルールがネックとなる。

画像出典:ウォーハンマー40K コデックス「ネクロン」(codex:Necrons)5版 表紙イラストより


【主要キャラクター】

【主な王朝】


渾沌(ケイオス)

「ああ、見よ。貪欲なる悪魔たちが、巨大な軍勢となって進むさまを!天は魔焔 ( まえん ) に焼かれ、荒廃した街を血の川が次々と押し流すであろう。神々の兵団は、行く手に立ちふさがる敵すべてを殺し、壊し、犠牲者たちの魂をむさぼり喰らいながら進みゆくのだ。」

【概要】
異次元の悪魔。渾沌の禍つ神々である暗黒の四大神を中心とし、〈歪み〉より現実世界に侵攻してはその世界の法則をゆがめ、いずれは世界を渾沌世界に変異させようとしている。


ケイオススペースマリーン(ヘレティック・アスタルテス)


「Death To the False Emperor!!」(偽りの皇帝に死を!!)

【概要】
人類を裏切り、渾沌に信仰を捧げたスペースマリーン。人類最高の技術と渾沌の魔術が融合した恐るべき敵手。


「裏切りに対して為すべきことは復讐のみ。」

その他異種族、亜人種

他にも設定上のみの種族や、少数民族など巨大な勢力ではない異種族が数多く存在する。

  • スカット族
小さい背丈を持つ宇宙ドワーフ。アブヒューマン(亜人種)の一種で、「スペースドワーフ」とも呼ばれる。
かつては〈技術の時代〉には普通の人間としてた天の川銀河の中央で植民惑星を開拓していたが、〈不和の時代〉の〈歪みの嵐〉の影響によって人類と断絶してしまう。
断絶されたスカット族の祖先は惑星環境に適用できるように変化し、背の低い今の姿となった。
〈大征戦〉のさなか帝国に再発見された際に帝国に加わり、帝国臣民として忠誠を尽くしてきた。
小柄ながらも「アストラ・ミリタルム」にも参加するほどの勇敢さを持つ。
しかし、今では「ティラニッドに種族が滅ぼされ消滅した」という噂があり、実際にどうなったのかは今でも明言されていない。
広い銀河に少ない数のスカット族が残っているという。
【ゲーム上の特徴】
実は昔、ミニチュアも大量にリリースされてスカット族専用のルールも用意されていたが、版を重ねていくうちに無かった事扱いにされた・・。
今ではForgeWorldのネット通販限定品で少数販売されているのみだったが、ネクロムンダの「バウンティーハンター」として復活していたりともしかしたら復活するかもしれない・・。



書籍

ウォーハンマー40000は多くの関連書籍もリリースされている。月間の専門誌から小説、TRPGのゲームブックから解説書など様々。
今回は日本語で読めるおすすめの書籍を紹介しよう。



デジタルゲーム

本作はSF作品としても人気が高く、デジタルゲームも多くリリースされている。原作ファンはもちろんのこと、
ミニチュアゲームに手を出すのが難しいライトユーザーでも十分に楽しめるようになっている。
今回はその中でも日本語で遊べるお勧めのデジタルゲームを紹介しよう。





用語

あ行


か行


さ行


た行


な行


は行


ま行


や行


ら行


わ行



小ネタ



百万を超える惑星を、億を超える戦乱が包む。安息の地はなく、逃げ込める場所も存在しない。この銀河には、戦争のみが残されたのだ!



追記・修正を行う際は、アーミーを組んでからお願いします。

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