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2019-06-08

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

「ショーン・タンの世界展」を開催している
 「ちひろ美術館」は、世界ではじめての
 絵本の美術館なのだそうです。
 いわさきちひろさんの自宅兼アトリエの跡地に建った、
 おだやかできれいな空間です。
 常設展として「いわさきちひろ」さんの作品も、
 たっぷり見られるのですが、ここには、
 いわさきさんの写った写真も飾られています。
 その、モノクロの銀塩写真がとてもいいんですよね。
 ごくふつうの「暮らしのなかのいわさきちひろ」を、
 気張らずに撮ったものが、いまでもきらきらして見える。
 また、フィルムの写真を撮りたくなりました。

・映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」を、
 雨の金曜日に岩波ホールで観てきました。
 この図書館のまるごとすべてを伝えようという
 「映画の意思」が見事だったです。
 出てくる人のすべてが、生きて感じて思って、
 考えているということの豊かさが、分厚くていい。
 この「大文化」を維持し経営することの困難と愉快。
 まだまだ変わっていくという決意と勇気。
 刺激されて刺激されて、頭のなかが忙しかったです。

・神保町に映画を観に行くなら「神田勝本 つけそば」ね。
 雨のなかでも列ができてて、20分待ちでいただきました。
 しかし、神保町というのはいい場所だと思いますね。
 外からやってきた人と、地元の人、両方にやさしい。
 それは、喫茶店の数でわかるのです。
 街に、あらゆる人が休める場所がある。

・「ほぼ日」では、毎週金曜日を、
 じぶんなりに自由につかう日としているのですが、
 これは、とてもいいですね。
 しばられた感じのない金曜日というのは、
 人のサイズをひとまわり大きくしてくれそうです。
 週休3日、というより、金曜日が自由な日というほうが、
 おもしろく1日を過ごせると、よくわかりました。

・ところで、矢沢永吉の対談連載、いいでしょ? 
 まだまだしばらく続きますからね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
くたびれることと、たのしいことは、窓口が別ですからね。


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