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【ゴルフ】

今平2位、雷雨に負けず、濃霧に負けず ぎりぎり18H回れた

2019年6月8日 紙面から

第2日、1番でラインを読む今平周吾。通算6アンダーで暫定2位=宍戸ヒルズCCで

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◇日本ツアー選手権 森ビル杯<第2日>

 ▽7日、茨城県笠間市、宍戸ヒルズCC西C(7387ヤード、パー71)▽雨、20・3度、東南東1・3メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽127選手▽観衆1575人

 午前中に落雷のため約2時間半中断し、午後も濃霧のためサスペンデッド。約半数がホールアウトできなかった。ぎりぎりで18ホールを回り終えた昨季賞金王の今平周吾(26)は3バーディー、1ボギーでスコアを伸ばし、通算6アンダーとして、第2ラウンドを終えた選手では1打差の2位につけた。スタート前に1年半ほど使っていたドライバーが割れるアクシデントにも、予備のドライバーで対応した。

 サスペンデッドを告げるホーンが鳴った後もプレーを続け、辛うじてホールアウト。今平は「途中から霧が出て見えづらいホールがあったが、(8日は)朝が早いプレーは嫌だったので、上がれて良かった」とホッとした表情を見せた。

 この日の朝、1年半ほど前から使っていたドライバーの異変に気付いた。「割れた場所は分からないが、高い音がして気持ち悪かった」。予備として持ってきたドライバーを使ったが相性はいまいち。ただ、「まだフィーリングが合わない」と言いながらもスコアをまとめたのはさすがだ。

 第2ラウンドを終えた65人のうち、フェアウエーキープ率は50%で20位タイ。定評のあるショットとパッティングも好調でスコアを伸ばした。第2ラウンドが途中の選手を含めても、12番を終え8アンダーの堀川未来夢とは2打差。今季初優勝を視界に入れた。

 次週は全米オープンに出場する。今大会は最終日翌日の10日が予備日として設定されているため、今後も悪天候が続けば、10日夕に予定している出発日が翌日にずれる可能性がある。「ぜひ日曜日(9日)に終わってほしい」と願いは切実だ。

 幸い、主催者は8日に第2ラウンドの残りを終えた後の第3ラウンドを、10番からもスタートする措置をとった。このままスコアを伸ばし続け、今季初優勝を手土産に米国へ乗り込みたい。 (堤誠人)

 

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