トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > コラム・撃戦記一覧 > 記事

ここから本文

【コラム 撃戦記】

アジア2階級制覇へ清水GO

2019年6月8日 紙面から

アジア2階級制覇を狙う清水聡=横浜市の大橋ジムで

写真

 前WBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)とともにロンドン五輪で活躍、バンタム級で銅メダルを獲得した東洋太平洋(OPBF)フェザー級王者清水聡(33)=大橋=が7月12日、エディオンアリーナ大阪でWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)に挑戦する。

 2016年9月にプロデビュー。翌年10月にプロ4戦目でOPBFフェザー王者に就くスピード出世。現在“V4”中で戦績も8戦全勝(8KO)。注目度を増している。アマ時代からパンチ力があり、プロの誘いもあった。ボクサーの理想を備える173センチの長身に181センチのリーチ。デビュー戦のKOに「何しろパンチがメチャ強い!」と大橋秀行会長。その破壊力ですでにIBF世界フェザー級3位。いつでも世界へ行ける位置にいる。

 それをスーパーフェザー級での挑戦に「フェザーで行くか、スーパーフェザーで行くか。両階級でチャンスを待って世界を狙わせる」と大橋会長。実質的な世界前哨戦となる。「いつでも世界に行ける準備はできている。その力を次の試合で見せられればいい」と清水。豪快なKOパフォーマンスで世界の切符をもぎ取る。期待したい。 (格闘技評論家)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ