日本サッカー界に現れた(そして、現在活躍している選手も含めて)天才を特集している。
まずは久保建英。間違いなく、傑出した才能を持っている。久保は「一つひとつ自分の課題を克服していくのが好き」だと言う。彼を子供時代に指導していた中西哲生は、久保のプレーはほぼ全て再現可能だと述べる。久保のプレーの根本には理論があり、それを突き詰めていくことで、感覚にまで昇華されていると。相当の努力家である。彼の記事を読んで、きっと日本代表でも活躍してくれるだろうと感じた。
その他にも、20歳にして鹿島アントラーズの10番を背負っている阿部、19歳にしてA代表に呼ばれたサンフレッチェ広島のGK大迫、日本人で初めてレアル・マドリードの下部組織の入団テストに合格した中井卓大など、将来大化けしそうな大器も紹介されている。特に、中井卓大がレアルのトップチームに上がれるのかに注目したい。
そして、印象的だったのが小野伸二の記事。確かに天才的だった。中学時代の監督によれば、「プロの選手のビデオを見せると、どんなプレーでもすぐにマネすることができた」そうだ。しかし、本人はそれを特別なこととは思っていない。まさに天賦の才能であろう。
他にも中村俊輔や前園真聖など、天才的な選手を思い出しつつ、なつかしく昔を振り返れた特集であった。
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